>>722
 唯物論の前提は十九世紀の時點での當時の先端科學を前提にした論理。
ニユートン曰く、「物質をどん/\細かくしていくと、最後は究極粒子になる」。
マルクスは世界の存在は凡ての元素の何れかから成立つてゐるとし、心は物質の産物に過ぎないとした。
然るにアインシユタインはE=mc2乗を以て「心と物質とは對等な立場で存在する」縡を證明した。
マルクスは唯物論を説明するに科學を以てした、其の唯物論の正しさ自體が後に科學に因つて否定されて仕舞つたのである。