中国の習近平主席は、米国を超える「世界一の国家」の建設に邁進している。一環として「米軍と戦って勝つ」を目指して軍の大改革を行っている。

ミサイル、海軍艦艇と潜水艦、宇宙とサイバー空間での作戦能力、AIの軍事適用など、質量とも目覚ましい進歩を遂げた中国軍に、米軍は危機感を募らせる。

米海軍は、中国のミサイルを警戒する。ミサイルは、中国の「A2/AD(敵の接近を阻止/敵の領域を拒否)戦略」を支える中核兵器だ。
中国のミサイルは、米国のレベルと同等かそれ以上と評価する専門家がいる。中距離核戦力全廃条約で米国が持てなかった兵器(射程500キロから5500キロの弾道ミサイルと巡航ミサイル)は、中国の「独壇場」だ。

「東風21D」(『空母キラー』移動中の米空母を攻撃できる)や「東風26」(『グアムキラー』グアムの米軍基地や、米空母を攻撃できる)が有名だ。
射程1500キロの「長剣10」は、韓国と日本の米軍基地が射程内に入る。

中国建国70周年パレードで登場した、極超音速滑空弾道ミサイル「東風17」は、マッハ5以上で飛ぶ。途中で軌道を不規則に変えるので、
日米のミサイル防衛網では対処が難しい。また、長距離巡航ミサイル「長剣100」のターゲットは米国の空母など大型艦艇だ。

『極超音速滑空ミサイル技術』は、米国・中国・ロシアがしのぎを削っているが、実戦配備した国はない。
中国が「東風17」を実戦で使える兵器として完成させているのならば、世界初の快挙だが、実際どうか検証する必要がある。

以上のミサイル性能は中国の主張だ。中国一流の宣伝戦の可能性があるため、分析が必要だ。

中国は国防白書で「中国の強力な軍事力は、世界平和と人類の未来を共有するコミュニティー建設のため」と
白々しいプロパガンダを主張していることを指摘したい。
(2019/12/2 夕刊フジより)
・・・こんなに、凶悪な軍国主義の共産一党独裁・中国が近くにあるのに、日本の野党は「9条あれば戦争ないもんねー」とお花畑で妄想・熟睡中。
「話せばわかる」が対策のようだが。話す気もない中国や韓国から戦争しかけられたらただ滅亡するだけだ。こんな野党を有権者が支持しないのは当然。