また日露首脳会談が行われたのは2016年であり、たかが一国との首脳会談で準備に何年もかけたわけではないので、
2016年以外の公共事業費の激増は説明がつきません。

そもそも日露首脳会談を安倍首相のおひざ元でわざわざ行うこと自体、不自然なのです。山口県は、他の主要都市
に比べるとインフラ等が整っていないので、ここで主要国との首脳会談などを行うと、建設費や警備費がかさむこ
とはわかっていたはずです。外国人が喜ぶ京都などで行うならまだしも、それほど有名ではない山口で行う必要は
なかったはずです。とにもかくにも、国の公共事業費の山口県への支出は、明らかに不審な点があるということです。

山口県と広島県の県民一人当たりの公共事業費

2012年(安倍首相再就任前)
山口県・約3万9,000円  広島県・約3万1,000円
2013年(安倍首相再就任初年)
山口県・約6万1,000円  広島県・約3万2,000円
2016年(安倍首相再就任3年目)
山口県・約11万8,000円 広島県・約1万7,000円