怒れる検察が安倍官邸直撃の“Xデー” 日刊ゲンダイDIGITAL

検察による党本部への家宅捜索がウワサされているが、
安倍官邸としては何としても避けたいに違いない。
党本部に検察の捜査の手が及んだら、安倍政権は大打撃である。
“官邸の守護神”たる黒川弘務前東京高検検事長の定年延長を閣議決定し、
検事総長就任へのレールを敷いたのも、河井事件が大ごとに
ならないようにするためだったとみられている。検察はどう動くのか。
「まさに、官邸vs検察の状況です。稲田検事総長は黒川氏を検事総長に就けたい官邸から、
予定していた今年7月の退任より前の『勇退』を迫られてカンカンだったといいます。
退任する稲田氏は花道として河井事件に取り組む気マンマンです。
河井夫妻の逮捕、勾留期間を考えると、取り調べは40日間程度は必要でしょう」(司法担当記者)
怒れる検察を前に、政権がビビっているのは、克行が配った買収資金の原資とされる1億5000万円への捜査だ。
安倍首相は国会で資金の支出について「報告を受けていない」とシラを切っていたが、
党総裁、選対本部長という立場上、捜査対象となる可能性はゼロじゃない。
買収資金の出どころや使い道が世間にバレたら、政権は責任追及を免れません。