https://mainichi.jp/articles/20220822/k00/00m/040/127000c
安倍元首相批判は「日本人じゃない」?
吉井理記
毎日新聞 2022/8/24

幸いこの仕事は勉強の連続で、時に「先生」と慕いたくなる人に出会う機会もある。僕にとってその一人が7年前に取材した社会心理学者の山岸俊男さんだ。
 「日本人は集団主義で、米国人は個人主義だ」といったいかにもそれらしい言説を、科学的な実験で検証し、覆してきた人だ。この時の取材でも「日本人は昔から勤勉で礼儀正しい民族だ」という広く流布する言説の怪しさを熱く語った。
「日本人が『勤勉な民族』なら、明治政府は全国に二宮尊徳の銅像を建て、必死に日本人を教化する必要はなかったはずです」とも言い添えた。
 響きの良い、もっともらしい言説こそファクトチェックせよ。
 最近、その山岸さんなら眉をひそめるであろう言説を目にした。
 亡くなった安倍晋三元首相の政策や言動への批判に対し「死者に鞭(むち)打たないのが日本人の伝統」といった趣旨の逆批判がSNS(ネット交流サービス)などであがったのだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/434aa244f900ef642833bd90abff0d5b1aebbbbe
ほんこん“安倍元総理批判”を非難した『笑い飯』哲夫に賛同のワケ
8/16(火) FRIDAY

『デモで安倍元総理批判→笑い飯哲夫「四十九日も経っていないのに… 僕は日本人の所業とは思えない」』
哲夫の発言をまとめると
「安倍さんが亡くなられてからね、 まだ四十九日も経ってないわけなんですよね。 僕はすごく喪に服してるわけなんですけど。

四十九日経っていないなかで亡くなられた安倍さんをこうやって批判するというのは、僕は日本人の所業とは思えないんですよ。日本の文化というものを学んできている人間には行き着かないと僕は思いますね」
と番組でコメント。