>>249
> サイラス叔父は平井先生の訳でありましたっけ

ないですね。「墓地に建つ館」の訳者による、『アンクル・サイラス』 の訳はありますが。
平井呈一訳のレ・ファニュ作品は、『吸血鬼カーミラ』、『怪奇小説傑作集』 の 「緑茶」
くらいしか無いんじゃないかなぁ...

> まだまだ読んだことのないファニュ〜ジェイムズ時代の怪奇小説

英語圏の作家には怪奇小説を書いている人が多く、「月長石」のウィルキー・コリンズ、
コナン・ドイル、「エイジ・オブ・イノセンス」のイーディス・ウォートン、「アフリカの日々」の
イサク・ディネセンなどの名前があげられます。
イーディス・ウォートン、イサク・ディネセンの怪奇小説は翻訳も出ているようです。

これを書きながら調べていたところ、『ヴィクトリア朝幽霊物語』 の訳者、松岡光治氏が、
ネット上に本書を全文公開しているのを見つけました。

『ヴィクトリア朝幽霊物語』 (短篇集) (短篇集)
https://www.lang.nagoya-u.ac.jp/~matsuoka/v-ghost-stories.html

東京創元社の話に戻すと、ゴシック小説の正統な継承者として、ダフネ・デュ・モーリアの
名前をあげておきたいと思う。
創元推理文庫で出ている作品はどれも名作揃いなので、気になったら調べてみてください。