小松左京スレ おそらく第16 [無断転載禁止]©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
ここは、『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』「くだんのはは」「神への長い道」など
数々の作品を著わし、日本SF史に不滅の足跡を残した作家、小松左京(1931-2011)のスレです。 まあピノチェトは公然と虐殺をやったから
いくらアジェンダ政権がゴミでも肯定は無理だな 小松は当然ミャンマーのスーチーに肩入れするような心情だっただろうから、
下手に長生きして現在の情勢を見て自己同一性の絶対矛盾に直面しなくて
良かったとも言える。 「エスパイ」ではソ連首相が東西ドイツ統一について
理想主義的に演説で言及する場面があるね。
「エスパイ」ってこのスレの印象から
エッチでお馬鹿で割とお気楽に読める小説って
つもりで読み始めたんだけど
結構人が死ぬし、凄惨な拷問場面はあるし
当時の社会情勢をキッチリ描いてるし
正直ちょっとナメてたのを反省した。 そうなんだ、読んでみるか
俺もナメて読んでなくて、それはタイトルが「エスパー+スパイ」の安直なダジャレに感じたから エスパイの映画版があまりにもちゃち過ぎて唖然とした メスパイよりマシ
同じ監督の日本以外全部沈没は佳作なのに >>342
読んだのが相当な大昔なのでイマイチあやふやな部分もあるけど、
多分、今読んでも十分に面白い小説だと思うよ、エスパイ。
言いようによっては、ゴルゴ13に一脈通じるとこもあるんでは?
タイトルについては、御大御自ら『タイトルつけるのがホントに苦手』
と、おっしゃっていたくらいだから、あまり言ってあげるなw ティンカー+テイラー+ソルジャー+スパイ
なんてのも有ったな。 エスパイは試写見た小松左京が
「えー、すっぱい出来だな」と嘆いたのを
タイトルにしたんだよ。 >>348
小説『エスパイ』週刊誌連載1964年
東宝の映画化権獲得1966年、公開1974年 「虚無回廊」割引セール中で無料サンプル試し読みしてみたんだけど
冒頭2行で何書かれてるんだかさっぱり理解不能。
「お前にはまだはやい」って言われてる気がして諦めた。 >>349
あれはダイム・ティーだったとかいうオチだったよな。 それもオチのひとつだったかな。
大海人皇子が即位して「大海帝」になるという大ネタもあった。 一周回って最初からって
やっちゃいかんネタのトップだろw >>351
好きにすればエエけど
そもそも読む気無いやろ? >>356
未完というのがひっかかるし
スケールが大きすぎて読むのにもエネルギーが
必要そう。ただ「果しなき流れの果に」や
「結晶星団」の流れを汲む集大成ということなので
いつかは挑戦してみたい気はある。 小松左京の本の買い時はな…
Kindle本が安くなったその時だ! 安くなっても年寄りにkindleは辛いわ。
昔の文庫だったらアマゾンで1円で買えるからそっちの方がいい。 老眼の年寄りこそ文字の大きさを変えられる kindle は便利なのに。
たまに文庫本を読むと細かい字がぎっしりで疲れる。 最近の文庫は、文字と行間が大き過ぎて本の中身がスカスカで好きじゃない。
そのため、字がギッシリ詰まった本が読めるよう、いつもKindleの文字は最小にしている。 老眼って何歳くらいから始まるんですか?(若者気取りの30代) 老眼は早いと30代後半、多くの人は40代半ばから始まる 昔は40代で初老、50代で老人扱いだったから老眼という言い方にも
違和感がなかったけど、いまや60代でも老人といえば怒る人が
大部分なんだから、もうそろそろ老眼という言い方を変えたほうがいいんだよ。
大人眼とか成人眼とか。 >>364
気にしすぎ。老眼だろ?
老眼でいいよ、そんなもん。 うちの職場じゃ、課長に配慮して老眼鏡を「アダルト眼鏡」と呼んでるよ。 > アダルト眼鏡
なんだか、それを使うと服の下が透けて見えそうな呼び名だなぁ... AVのVRゴーグルを連想させるような老眼鏡って‥‥ すまん、突然だが
高千穂遙の「じてんしゃ日記2012」11ページに
「昔 小松左京さんが『日本沈没』で電話をかけてるシーンを書いたら
読者から『東京駅のソコには公衆電話はありません!』と苦情が来たんだぞ!」
とあるんだが
これって、どのシーン?
自分の手元にある光文社文庫版だとどこかわからなかった ん〜、すまないが、そこじゃないみたいだ
壁の亀裂に気づいたところで郷六郎に話しかけられ、そのまま列車に乗ってしまうので電話シーンは見当たらない 東京駅の電話は見つからなかった
もしかすると、電話ではなく、冒頭のウォータークーラーのことを言ってるのでは?
それが複数の人間を経た伝言ゲームで、話が電話にすり替わってしまったとか... 小野寺と奥さんの最後の会話が電話だったような気がするけど、あれはどこから掛けたんだっけ。 小野寺が玲子からの最後の電話を受けたのはD計画本部でのこと
玲子の方は、真鶴方面で富士山の噴火に巻き込まれ、公衆電話から連絡してきた エスパイは小説のがスケールが大きくて面白いね
マリアもエロい 文藝春秋11月号に片山杜秀と小松実盛(小松左京次男、小松左京ライブラリの中の人?)の対談が載ってるな。
次男氏が聞いた小松左京の最後の言葉は「ユートピアだ」だったとかなんとか。 >>381
> 次男氏が聞いた小松左京の最後の言葉は
> 「ユートピアだ」だったとかなんとか。
その時の様子は「日本沈没 決定版」の解説にも描かれてるね。
東日本大震災の衝撃のあとでも「日本は必ず立ち直る」との
メッセージを残してるのが小松左京らしい。 株価は上昇中だし景気も確実に回復中なのは、経済のなんちゃらを見ればまるわかりではないか? 株価が上昇し失業率も改善してるんだけど、非正規雇用が多く個人収入の
伸びも小さいため、消費の拡大につながっていないというのが現状だよね
消費税10%に上げたら、また経済が失速しかねない弱々しい状況 出生率の低迷や国の借金1000兆や福島原発(未だに放射能垂れ流し)etcを忘れちゃいかんよ ここのところエスパイ推しが続いてるけど
小松左京の最高傑作はハテナガだからな。 高度経済成長の時代でも、物価が上がって生活は苦しくなるばかり、と
庶民は嘆いていたからなーw 大きな災害を経験した現在だからこそ、あらためてそう断言できる そんなのは好き好きである。
個人的には青い宇宙の冒険が永遠の名作であるが、
復活の日も日本沈没も見え明日もエスパイみんな最高傑作。
小松左京作品のワンオブベストです。 俺はアパッチだな。
まだ表現が未熟な面も無いではないが
寓話性や風刺性では後年の大作を上回っていると思う >>388
質が違う
どっちも酷い状況だとしても昔は復活の日のような希望があった
今は見知らぬ明日のような不安しかない 見知らぬ明日いいよねえ
未完のハテナガはブツ切り感あるけど
見知らぬ明日の最後は余韻の残る終わり方 鋭敏な読者にだけ見えるインクで巻末に 第一部 完 って書いてある 大ボスを倒して最後に力尽きて自分も死ぬ展開だったからなー。
あれ以上続けることは全然想定してなかっただろう。 知性体が高位の存在にアセンションするとかしないとか
ちょっとわかりにくかった >>398
多分、虚無回廊と勘違いしてるんじゃない? あらゆる物語は永遠に続けることができるし、
また、限りある現実の人生から解放されて無限に広がる事こそが物語の存在意義なのだから、
有限の長さしか与えられていない物語は全て未完の存在である。 未完の現実を補完するものとして、完結する物語が必要とされる 日本沈没初めて読んでるけど面白いねえ
今7割ぐらいのとこだけど
読み終わっちゃうのがもったいないわ 今から日本沈没を読めるっていうのは、ある意味とても幸せだよね。 戦後飛ぶ鳥を落とす勢いだった日本経済も
いまは徐々に沈没しかけてるところだからな。
小松左京もそれを予見して暗喩として日本沈没を
書いたのかもしれない。 文春文庫
アメリカの壁
小松左京
定価:本体740円+税
発売日:2017年12月05日
ジャンル:エンタメ・ミステリ >>411
貴方がろくに小松左京を読んでないのは分かった。 さよならジュピターの続編があったら読んでみたいねー >>411
なるほど、するどい見方だな。
小松くらいの彗眼になると、日本経済の
遠い先まで見通していたとしても不思議はない。
そしてそれをそのまま書かず、物理的に日本を
沈めると象徴化して書くとは、まさに小松の
筆力のなせる技だ。 なんだか知らんが、適当でいい加減な説というのが、どんな風に流布されてゆくのか、その源泉がわかった気がする。 SFってたまに預言書みたいに思うときある
未来のアイテムが実用化されたりするとそう思う むしろ予測書では?
「首都消失」は首都直下地震で東京の機能を失った場合、
「復活の日」は新型インフルエンザのパンデミックによる世界的な危機、
「日本沈没」はもしかしたら原発の破局的な大事故による数千万人の日本国外避難。
荒唐無稽なお話ばかりだけど、会社の経営に関わる立場の人が自社のBCP(事業継続計画)を念頭に置きながら読んでみるのもいいのでは。
自分は社会福祉施設勤めだが、「復活の日」を読み返すたび、もしこんな事態が起きたらどうやって利用者を介護していこうかと、けっこう真剣に考えてしまうよ。 復活の日みたいな事が起こったらどうせみんな死んじゃうんだから気楽に行こう
クラークの2100年かなんかで、未来の世界は米中2大国が覇権争ってるシーンがあって
当時はフーンって読み流してたけど現実にそうなって凄いなと思った >>426
小松左京自身は『復活の日』や『日本沈没』『見知らぬ明日』『こちらニッポン…』等の作品をシミレーションとして考えてみた、って言ってるからね。 >>427
そうなっていない事も多々あって、そこをツッコんでくる読者も多かったそうだね。
で、それに対するクラークの答えってのが『これは小説だよ、バカ!』だったそうだw 「復活の日」のすごいところは、インフルエンザに寄生した核酸が病原体として作用してる点
実際に同様の病原体ウイロイドが見つかったのは1971年になってからだからね kindleで角川文庫の半額セールやってる
小説はkinoppyで買うことにしてるのに、うっかり手をだしそう kindleで半額で買うより
amazonで1円(+257円=258円)で買うほうが安い。
しかも確実に手元に本が残る。 本が増えると場所をとるから不要なものから処分する。
続編が出たりして読み返したくなっても手元になくて買いなおす羽目に。
その点電子書籍なら一度買えばクラウドからいつでもダウンロードできる。 そう、自分も電子書籍に変えてから、やっと本が手元に残せるようになり読み返す機会も増えた
それまでは、本の置き場所がもう限界だったため、新しい本を購入するたびに古い本の処分を
していたため、とくに小説などは手元に残らないものが多かった
資料的な本は残しておきたいため、どうしても小説が処分の対象になってしまっていたんだよね
あと、電子書籍版は生頼さんの表紙原画を収録している点もいい
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org491375.png
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org491376.png
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org491377.png インターステラの水の惑星のところで氷の下の暗い顔のとあるシーンを思い出したのだよ >>435
ああ懐かしい!
氏が手掛けたイラストは、ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂に描いた天井画と壁画がモチーフになっているのが多いのかな?
角川文庫の「果てしなき流れの果てに」の表紙は、当時高校生の自分には「太ったおじさんのお尻、やだなあ」という感想で、書店のレジに出すのが恥ずかしかった
その後、「最後の審判」の壁画を本で見たときに、大勢の裸の男女の中にあのおじさんを見つけた
壁画修復の際、おじさんのお尻にかかっていた布が後世の加筆ということで取り去られて、修復前のおじさんをモデルにした表紙イラストとは変わってしまった 復活の日の表紙は素晴らしいよね。この一枚にストーリーの主だったものが全部入ってるし。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています