] Sword Messiah
13.
 小さな部屋に、立て掛けられた剣……。
騎士は暫く不機嫌そうに睨み続けて居た。
そして手に取り暗黒神殿から出た。振り向いて、
「フィラスキュラの老い捌らえた姿を寄越した奴、
まぁ、どうでもいいが……。良いか。…あそこに居る、森だ。
……第一シルバロニア城の…横だ!」
その後、二人を睨み付けにやけると歯が覗いた。そして歩き出す。
ステファンとギルバーンはもう諦め、
頭は最早戦闘手順の確認の反芻と、
自らの能力に照らし合わせた、この男の援護の全てを
務めて想起する心へと。
そして仲間になった……。