第19話「偏差値を吸う蝙蝠」 脚本:浦沢義雄 監督:佐伯孚治

鉄道橋の下に蝙蝠型のナイルの悪魔がぶら下がっていた。下校中の小学生男子6人がそれを見つけ、次々に石を投げる。石が当たり、ナイルの悪魔は飛んで逃げる
小学生6人は追いかけるが、ナイルの悪魔を見失う。松本塾で会う約束をして、小学生達は帰って行った。ナイルの悪魔は草むらから出てきて怒る
ナイルの悪魔は、クレオパトラの血を吸ってクレオパトラを低血圧で悩ませたことがある。ナイルの悪魔は松本塾へ行く。長寿庵が出前の力うどんを持ってくる
松本先生が受け取り、長寿庵は帰って行く。ナイルの悪魔は松本先生に宿り、塾に通うあのガキどもの偏差値を吸おうとする。ナイルの悪魔は松本先生に宿る
松本先生は蝙蝠男になり、偏差値を吸う前に力うどんを食べる。だが七味唐辛子がたっぷりかけてあったので、ナイルの悪魔は体内から出てくる
ナイルの悪魔は外に飛び出して気絶する。松本先生も気絶する。ナイルの悪魔は気が付くが、記憶がない。下校中のマナミが来て、ナイルの悪魔を見つける
ナイルの悪魔が鳴いていたので、マナミはハンカチに包んで持って帰る。マナミは家でナイルの悪魔を治療する。サナエが帰ってくる
お宝魔法箱が鳴ったので部屋に行く。今日もまたどこかでナイルの悪魔が善良な市民を不幸のドン底に陥れようとしている
いつもより反応が激しいので、サナエはこの近くにナイルの悪魔がいると考える。サナエはステッキで探知して、マナミが拾ってきた蝙蝠がナイルの悪魔だと知る
サナエはナイルの悪魔を早く捨ててトトメスに任せるように言うが、相手にされない。サナエは掃除機で吸おうとするが、マナミに突き飛ばされて気絶する
マナミはナイルの悪魔を持って出て行く。ナイルの悪魔はお腹が減っているようなので、マナミは美味しい物があるハナコの家(泉寿司)に行く
ハナコはナイルの悪魔を見て気絶する。マナミはハナコを起して何かを食べさせるよう頼む。ハナコがお寿司でいいか聞いたので、マナミは頷く

マナミは綿棒に水を含ませて、ナイルの悪魔に飲ませる。ハナコが寿司を持ってきて、マナミがマグロを食べさせる。だがナイルの悪魔は飛んで逃げる
寿司にわさびを入れたから。ナイルの悪魔は木の杭にぶつかり墜落する。ナイルの悪魔は記憶を取り戻し、松本塾へ飛んで行く
ナイルの悪魔は再び松本先生に宿り、松本先生は蝙蝠男になる。マナミが帰宅すると、サナエは気絶したまま。マナミはサナエに毛布を掛け、松本塾に行く
蝙蝠男は生徒達に噛みつき、偏差値を吸う。マナミが松本塾に着くと、偏差値を吸われた生徒達がぼーっとしている。蝙蝠男はマナミを襲いかかる
マナミは外へ逃げる。ハナコが松本塾に来ると、マナミと蝙蝠男が出てくるところだった。蝙蝠男はハナコを襲う。ハナコはマナミと一緒に逃げる
蝙蝠男は追う。3人は中島家に来て、追いかけっこをする。サナエはその騒ぎで目覚め、家の中でトトメスに変身する。3人は外に出て追いかけっこ
ハナコは転んで蝙蝠男に捕まり、偏差値を吸われる。蝙蝠男はマナミを襲おうとするが、トトメスが現れる。「何を血迷う、蝙蝠男」
トトメスと蝙蝠男は戦う。蝙蝠男は姿を消したり、ジャンプ力を生かした攻撃で翻弄する。トトメスも負けずとジャンプするが、蝙蝠男に投げ飛ばされる
マナミが来るが、蝙蝠男に偏差値を吸われそうになる。トトメスが防ごうとするが、振りほどかれる。マナミは蝙蝠男を見て気絶する
蝙蝠男は偏差値を吸おうとするが、マナミがナイルの悪魔に親切にしてくれたことを思い出す。蝙蝠男はマナミの偏差値を吸うことを迷う
この隙にトトメスはアメンホテップで、ニンニクのいっぱい入った餃子を作る中華料理のコックを呼び出す
コックは蝙蝠男にニンニクのいっぱい入った餃子を見せる。蝙蝠男は悲鳴をあげて逃げ出す。コックは蝙蝠男に餃子を投げ渡す
蝙蝠男の手から皿が取れない。蝙蝠男は苦しんで倒れる。トトメスは礼を言って、コックを消す。トトメスは蝙蝠男をパピルスで縛る
ナイルの悪魔が出てきて、蝙蝠男は松本先生に戻る。ナイルの悪魔はマナミのそばに飛んで行く。マナミは気づき、ナイルの悪魔に左手の人差し指を出す
ナイルの悪魔は、マナミの指を噛む。マナミの指から血が出る。トトメスが来て、ピラミッドに封印する。後32匹。ハナコが気づき、偏差値が戻ったと言う
松本塾の生徒達も元に戻り、勉強を始める。夕暮れの中、松本先生は気づく。マナミは今日は塾を休むと言って帰る。マナミは後を追う