第29話「ワルサの妹」 脚本:浦沢義雄 監督:坂本太郎

中島家ではクーラーが故障中で、みんなでかき氷を食べる。芸者が屋形船に来ると、客はナイルの悪魔4人だった。屋形船が出港する。芸者は三味線を弾く
ナイルの悪魔は飲み食いをする。船頭は天ぷらを揚げる。ナイルの悪魔達はこのままではトトメスに捕まってしまうので、団結するしかないと言う
団結するにはリーダーが必要だと、昔あったナイルの悪魔労働組合の委員長が言っていた。委員長を立てて新しいナイルの悪魔労働組合を作ることにする
委員長は国立ナイルの悪魔短期大学を優秀な成績で卒業し、ナイルの悪魔大蔵省に入って政務次官になり、現在六本木のディスコで黒服をしているあいつしかいない
禿げ頭で八の字髭のナイルの悪魔が、ディスコにワルサを訪ねて委員長になってくれるように頼む。だがワルサは断る。健康的な妹が一人いるからだ
ナイルの悪魔にとって健康的なことは体に悪く、肉体がはちきれて爆発する。ナイルの悪魔にとって健康は病気。ワルサの妹はあちこちのスポーツジムの会員になった
その会費もワルサが払っている。ワルサの妹の目が覚めるまで、ワルサは委員長になれない。禿げ頭で八の字髭のナイルの悪魔は帰る
途中でワルサの妹が近寄ってくる。ワルサの妹はテニスをしていた。禿げ頭で八の字髭のナイルの悪魔は大馬鹿者と叱り、ワルサが委員長を断った事情を伝える
ワルサの妹の回想。ワルサの妹はテニスを見て、いい汗をかいて健康したくなった。ワルサはそれを見て妹を注意したが、ワルサの妹にラケットで叩かれて気絶する
禿げ頭で八の字髭のナイルの悪魔は目を覚ますように言うが、ワルサの妹にラケットで叩かれて気絶する。ワルサの妹は去って行く
ワルサの妹は自分さえいなければ、ワルサがナイルの悪魔の委員長になれると気づく。ワルサの妹はトトメスに捕まるために、ナイルの悪魔の波を送る
「私はナイルの悪魔」。中島家ではかき氷の食べ過ぎで、みんなお腹を壊していた。お宝魔法箱が鳴る。サナエは外に出てステッキで探知する
サナエがやって来るが、お腹が痛くてうずくまる。ステッキがワルサの妹に反応する。ワルサの妹はサナエに早く捕まえてくれるように頼む
サナエはちょっと待つように言って、誰もいないところで変身しようとする。だがワルサの妹が来て早く捕まえてとせがむので、変身できない
サナエは走り去り、ワルサの妹は帰って行く

ワルサの妹は交番に行き、トトメスにも見放されたから保護を頼む。警官はワルサの妹に結婚を申し込む。ワルサの妹は承諾する。警官とワルサの妹は神社に行く
ティナの父親は、神前結婚式を執り行う。警官の母が来て、髭のない娘と結婚させるわけにはいかないと言う。警官の母が連れてきた娘には髭がある
警官の母はワルサの妹がナイルの悪魔だと知ると、捕まえてトトメスに高く売ろうとする。ワルサの妹は怒って花嫁の怪人になり、警官の母を襲う
警官、警官の母、警官の母が連れてきた娘は逃げる。ティナが帰ってくるが、ティナの父親は関わっちゃいけないと諭す。ティナは元気が一番と答える
中島家にティナからサナエに電話がかかる。ティナは事の顛末を伝える。サナエは外に出てトトメスに変身する
洞窟の中、警官、警官の母、警官の母が連れてきた娘は花嫁の怪人に追いつめられる。「何を血迷う、花嫁の怪人」。花嫁の怪人はキャンドルサービスで攻撃する
3人はその間に逃げる。花嫁の怪人は蝋燭に火をつける。トメスは火責めに遭う。トトメスはアメンホテップで今日が誕生日の人を呼ぶ
今日が誕生日の人5人は、トトメスに頼まれて蝋燭の火を消し、さらに花嫁の怪人のキャンドルも消す。トトメスは花嫁の怪人をパピルスで縛る
花嫁の怪人はワルサの妹に戻る。ワルサがやってくる。ワルサの妹は封印される。後22匹。ワルサは怒ってトトメスを襲う
だがワルサは途中で思い出したことがあると言って帰って行く。ワルサは屋形船にいるナイルの悪魔達4人に呼びかける。委員長を引き受けたと
ナイルの悪魔4人は喜んで、ワルサの名前を叫ぶ