第44話「タラバガニ」 脚本:浦沢義雄 監督:坂本太郎

浦島家で乙姫は掃除。FM龍宮城が放送される。ラジオ・パーソナリティは鯨大王と珊瑚女王で、2人は丸藤商事を絶賛する
それを聞いていたハゼ、ヤリイカ、ボラは怒る。FM龍宮城に抗議の電話が殺到する。乙姫はラーメンを食べながら、選ばれし者が誰なのか悩む
珊瑚女王が「ラブ ラブ ラブ」を歌いながら現れる。珊瑚女王は冬物を取りに来た。珊瑚女王は乙姫の髪形を変えて髪留めをつける
そして珊瑚女王は乙姫に眼鏡をかけて、写真に撮る。珊瑚女王は帰って、理容室に行きタラバガニに声をかける。2人は昔話をする
鯨大王はいびきをかいて寝ていた。そのせいで珊瑚女王は眠れない。珊瑚女王はタラバガニを呼んで、鯨大王のうるさいいびきを切らせた。珊瑚女王は安眠できた
野外で鯨大王がバーベキューの準備をしていると、珊瑚女王と亀山が「ピーター!」を歌って踊る。鯨大王はタラバガニを呼んで、珊瑚女王と亀山の歌を切らせた
珊瑚女王と亀山は声が出なくなり、静かになった。珊瑚女王はタラバガニにさっき撮った乙姫の写真を見せて、龍宮城の悪口を言うから乙姫の声を切るように頼む
外出中の乙姫をタラバガニが襲う。乙姫のブレスレットが反応して、タラバガニだと教える。タラバガニは乙姫の声を切る。乙姫は声が出せなくなる
乙姫は浦島家に帰る。タロー達4人が帰宅する。乙姫はジェスチャーで説明するが、分かってもらえない。タラバガニは珊瑚女王に、乙姫の声を献上する
乙姫はようやくタロー達にジェスチャーで伝えた。「龍宮城のタラバガニに声を奪われた」。乙姫は寝てしまう。タロー達は乙姫の声を取り返そうとする
タラバガニの居場所がわからないので、乙姫はタローにブレスレットを渡す

タロー達はブレスレットでタラバガニを捜す。そして理容室にいるタラバガニを見つけて襲い掛かる。タラバガニは写真の子を切っただけだと言う
浦島家で乙姫は、髪形を変えて眼鏡を外す。タラバガニはそれを見て土下座する。タラバガニはお詫びに、自分の声を切って乙姫に渡す
乙姫はタラバガニの声になる。鯨大王と珊瑚女王は、乙姫の声で丸藤商事を賞賛する録音テープを作っていた
FM龍宮城が、一時間後に乙姫より丸藤商事に関する重大な発表があると伝える。乙姫は、自分の声が利用されて龍宮城の魚や貝が騙すのに使われると見抜く
乙姫とタロー達とタラバガニは、FM龍宮城に行く。鯨大王と珊瑚女王は、コーヒーを飲みに行く。その隙に乙姫達は、FM龍宮城の放送室に忍び込む
乙姫は自分の声を見つける。タラバガニは乙姫から自分の声を取り戻す。乙姫は自分の声を取り戻す。タローが乙姫の声(素材)と書いてあるテープを見つける
乙姫はテープを録音し直す。放送時間なので、鯨大王と珊瑚女王が戻ってくる。FM龍宮城から乙姫の声が流れる
「龍宮城の魚や貝の皆さん、乙姫です。丸藤商事は龍宮城を崩壊させた悪い会社です。この乙姫と力を合わせて丸藤商事と戦いましょう」
「魚が笑った」を歌いながら、正装姿の乙姫、タラバガニ、タロー達が現れる。乙姫は平和なハープを奏でる。鯨大王と珊瑚女王の体のあちこちが痛くなる
鯨大王と珊瑚女王は、飛び跳ね回る。それをラジオで聞いていたハゼ、ヤリイカ、ボラは笑う
鯨大王と珊瑚女王は怒るが、乙姫が平和なハープを奏でる素振りを見せると逃げる
タロー「乙姫が鯨大王、珊瑚女王と仲直りできるのはいつなのでしょう?」。乙姫、タラバガニ、タロー達は、鯨大王と珊瑚女王が逃げて行くのを眺めていた
ロケ地:瀬山豆腐店、ゆりの木理容室(理容ゆりの木)