第46話「シーラカンス」 脚本:浦沢義雄 監督:岩原直樹

タロー達4人は下校する。キヨシはテストの点を気にする。浦島家では、乙姫がカレーを作っていた。タロー達は帰宅する
キヨシは、俺みたいな偏差値の低い奴と遊ぶとお前達の偏差値も低くなると卑下する。タロー、トオル、マサヒコは慰めるが、キヨシは同情は止めろとすねる
乙姫は、キヨシに偏差値が上がる方法を教える。シーラカンスの打った偏差値の高いホームランボールを煎じて飲めば偏差値が上がるはず
シーラカンスは森の中でバットの手入れをしてた。乙姫はキヨシに紹介状と笛を渡す。キヨシはシーラカンスに会いに行く
キヨシは案山子から、シーラカンスは森の奥でバットを振っていると教わる。柿の木が来て、案山子が弁当ばかり食って働かないから、烏に柿の実を食われたと怒る
案山子は柿の実を取って食べる。柿の木は怒って案山子を叩く。案山子は逃げる。キヨシはシーラカンスに土下座して、偏差値の高いホームランボールをくれるよう頼む
キヨシは紹介状を見せる。「私の友人のキヨシ君です」。キヨシはシーラカンスに、偏差値の高いホームランボールを煎じて飲むと伝える
シーラカンスは、キヨシが偏差値を上げたいと理解する。案山子は2人の会話を盗み聞きして、柿の木を見返すためホームランボールを盗もうとする
シーラカンスはキヨシの頼みで、偏差値の高いホームランを打つことにする。キヨシが投げて、シーラカンスが打つ
案山子はキャッチしようとするが、ボールにぶつかって倒れる。キヨシが拾って、川原で飯盒炊爨を使ってボールを煎じる。熱いので川の水で冷やす
冷めるまでキヨシは森林浴に行く。案山子が来てボールを拾い、煎じたお湯を飲んでしまう

キヨシはシーラカンスの所へ行き、ボールが盗まれたことを伝える。柿の木が泣きながら来て、案山子に勉強を教えられたと言う
案山子は森の木に日本史を教えていた。シーラカンスとキヨシは案山子の所へ来て、ボールを返すように要求する
だが案山子は断り、自分をバカにした自然に勉強を教えまくると言う。自然の偏差値が高くなれば恐ろしい事だ。既に自然は算数、理科、社会などの勉強をしている
案山子はシーラカンスにも勉強させようとする。シーラカンスとキヨシは逃げる。キヨシは笛を吹いて乙姫を呼ぶ。乙姫は、案山子の偏差値を下げればよいと言う
前に鯨大王が、デッドボールを煎じて飲めば偏差値が低くなると言っていた。キヨシはボールを投げて、シーラカンスに当てる。審判の乙姫がデッドボールを拾う
乙姫は売り子になって、案山子にジュースを売る。案山子はジュースを飲む。案山子の偏差値が下がり、勉強が出来なくなる。乙姫は裏で、正装姿に着替えようとする
だが案山子に見られたので、「エッチ、見ないでよ」と追い返す。乙姫が正装姿で「目を閉じて」を歌いながら現れる。乙姫は平和なハープを奏でて案山子を燃やす
シーラカンスとキヨシが来る。シーラカンスは案山子からボールを取り返す。キヨシはタロー、トオル、マサヒコに勉強を教え、「変わったね」と言われるのを妄想する
キヨシはボールを投げ捨てる。ボールは川に落ちる。キヨシはシーラカンスに礼を言って、乙姫と一緒に「シーラカンスは昔」を歌いながら帰る
案山子は気づく。タロー「偏差値の話はなかったことにして、水に流してしまいましょう」。ボールが川を流れて行く