第49話「イソギンチャク」 脚本:浦沢義雄 監督:村山新治

東鮨の客が東正夫に、龍宮城の魚や貝を握れと言う。東正夫は龍宮城の魚や貝は置いていないと断る
客は、全日本龍宮城の魚や貝を美味しく食べるグルメ同好会だと名乗る。東正夫は表に出ろと怒るが、シンコが止める。シンコは浦島家に行って、乙姫に知らせる
シンコは帰る。乙姫はマグロに電話して、食べられないように気をつけるように言う。イソギンチャクが訪ねてきて、丸藤商事に討ち入りするスケジュールを聞く
忠臣蔵の季節だから。乙姫はそういうスケジュールを取っていないと答える。イソギンチャクは帰る。乙姫は、イソギンチャクが一人で討ち入りするのでは?
と思って後を追う。だが思い違いだったので、乙姫は帰る。丸藤商事では、鯨大王と珊瑚女王が「ピーター!」を歌う。イソギンチャクは東鮨に行って、
東正夫に寿司にしてくれるように頼む。東正夫は、イソギンチャクは寿司ダネにならないと断る。イソギンチャクは泣く。シンコが帰宅して、訳を聞く
イソギンチャクはガソリンスタンドで働いており、そこで客の女性と出会った。お互い一目惚れだった。恋人は、イソギンチャクに討ち入りするか聞く
イソギンチャクは恰好つけて、すると答えた。恋人は夜なべして龍宮城浪士の羽織を作った。シンコは討ち入りを勧める。シンコはタロー達4人に寿司を食べさせる
そしてシンコは、タロー達に言うことを聞かせることにする。シンコはタロー達に討ち入りを手伝わせる

イソギンチャク、シンコ、タロー達は町の貸衣装屋から忠臣蔵の討ち入り装束を借りて着る。本当に討ち入りはせずに、イソギンチャクの恋人に討ち入りを見せればいい
6人は丸藤商事の前に行く。恋人が来る。イソギンチャクは恋人に、タロー達やシンコが龍宮城の貝や魚だと紹介する。恋人が討ち入りを止めて、6人にスプレーをかける
6人は眠ってしまう。恋人は全日本龍宮城の魚や貝を美味しく食べるグルメ同好会のメンバーだった。恋人は他のメンバー6人を呼んで、タロー達やシンコを会場へ運ぶ
ただしイソギンチャクは食べても美味しくないので捨てて行った。全日本グルメ同好会年末美食大会の会場で、タロー達とシンコは縛られて塩をかけられる
イソギンチャクは起きて、乙姫を連れてくる。シンコは寿司屋の娘なので、乙姫のブレスレットが「寿司」と反応する
シンコ達5人は気づいて龍宮城の魚や貝じゃないと言うが、信じてもらえない。イソギンチャクの恋人は、スプレーでシンコ達5人を眠らせる
乙姫とイソギンチャクが会場の外まで来る。タロー達は釜茹でにされそうになる。豚の丸焼き、冷やし中華などの料理が、討ち入りに来る
グルメ同好会のメンバーは、返り討ちにして料理を食べようとする。料理が消える。乙姫が正装姿で「美しい心」を歌いながら現れる
イソギンチャクの恋人は乙姫にスプレーをかけるが、乙姫は平和なハープを奏でて防御する。スプレーは宙に浮き、グルメ同好会のメンバーを眠らせる
イソギンチャクが来て、タロー達を介抱する。乙姫は会場からいなくなっていた。乙姫は丸藤商事のビルを睨んでから帰る。タロー「さあ、いよいよ大詰めです」