第1話「カメ」 脚本:浦沢義雄 監督:坂本太郎

浦島タローは勉強が嫌い。亀山海吉は亀山タクシーの運転中、芸能レポーターに水をひっかける。芸能レポーターは怒って亀山に絡む
下校中のタローは芸能レポーターが嫌いなので、空き缶を投げて芸能レポーターにぶつける。タローは逃げて、芸能レポーターが追う
海吉はタローをタクシーに乗せて走り去る。タローは乗務員証から、運転手の名前が「亀山海吉」だと気づく。浦島タローが亀山を助けたから、
このまま龍宮城に連れて行かれたりしてと言うと、タクシーが光って消える。タクシーは龍宮城に行く。乙姫が現れて、助けてくれるように言う
タローが疑ったので、乙姫はタローの隣の席に座り玉手箱の笛を吹く。タローは老人になったので信じる。タローは元に戻る
龍宮城は美しい海の深くに浮かんでいた。龍宮城はパラダイスで毎日がミュージカルだった
しかし日本のある一流商事会社がプロジェクトする高級リゾート開発の工事のため、龍宮城が浮かぶ美しい海が汚染された
龍宮城内にも猛毒ガスが発生して遂に崩壊した。乙姫は住む所がないので、タローに助けを求める。タローはどうして自分が責任を取るのか聞く
乙姫は、あなたが浦島タローだからと答える。乙姫の悲しい顔を見て、タローは考えておきますと答える
タクシーのドアが開いて、タローは地上に転げ落ちる。タローは帰宅する。パパは会社の命令で一年間フィジーに出張することになった
ママは物凄い教育ママなので、タローはフィジーに行かせようとする。だがタローのことがあるので無理
タローのことを世話してくれる人がいれば、ママもフィジーに行ける。タローはタクシーヘ向かう
乙姫はタクシーのトランクにある水槽の中の龍宮城を見ていた。乙姫は「目を閉じて」を歌い出す。タローは呼吸困難になって倒れる
乙姫が介抱すると、タローは同居を提案する

パパとママはフィジーに出張した。タローは参考書を投げて喜ぶ。乙姫は「小学5年 算数の解き方」を見て勉強したがる
亀山はタクシーに鯨大王と珊瑚女王を乗せて走る。芸能レポーターはそれを見て追跡する。龍宮城では勉強禁止。乙姫は勉強しない自分が不安
タクシーが浦島家に着く。鯨大王と珊瑚女王が現れる。乙姫は両親をタローに紹介する。両親は小学5年の算数の本を見つける
そして勉強はいかんと乙姫を叱る。鯨大王、珊瑚女王、亀山は「シーラカンスは昔」を歌って踊る。両親も浦島家に一緒に住むことにする
乙姫は玉手箱の笛を吹く。鯨大王&珊瑚女王、亀山&オットセイのぬいぐるみ、タロー&乙姫は踊る。芸能レポーターが浦島家に来て覗き見する
花、椅子、人形などが踊っているのを見て、芸能レポーターは悲鳴をあげて気絶する。乙姫は玉手箱の笛を吹き、芸能レポーターを赤ん坊にする
赤ん坊だから何を見たのか分からない。亀山はタクシーを運転して、赤ん坊の芸能レポーターを捨ててくる
タクシーが帰るときに芸能レポーターに水がかかり、芸能レポーターは正気に戻って悔しがる。浦島家ではみんなで珊瑚女王の料理を食べていた
夜、タローが寝ようとすると、乙姫がやってきて勉強を教えてくれるように頼む。タローは勉強を教える
ロケ地:とんかつ味よし