第2話「タコ」 脚本:浦沢義雄 監督:坂本太郎

この事件は一杯のコーヒーから始まった。ファーストフード店・サンテオレで、乙姫はタコにぶつかる。乙姫はタコの顔をじろじろ見る
タコは乙姫にコーヒーをぶっかける。下校中にキヨシ、トオル、マサヒコは、タローが勉強をしている、偏差値を人並みにしようとしているとからかう
タローは怒って帰宅する。乙姫はタローに勉強を教えてもらう。キヨシ達3人が現れて、嫌らしい気持ちで勉強を教えていいのかと問い詰める
乙姫の許可が出たので、キヨシ達は嫌らしい気持ちで乙姫に勉強を教える。タローは勉強を止めさせる。亀山がタクシーで鯨大王、珊瑚女王を連れてくる
3人は浦島家の門の前で「コバンザメ」を歌う。鯨大王、珊瑚女王は競馬の予想をして、亀山に馬券を買いに行かせる。乙姫たちは勉強をしている
鯨大王、珊瑚女王はそれを見て怒る。乙姫が玉手箱の笛を吹くと、2人の怒りは和らぐ。乙姫はタロー達を逃がす。タローはキヨシ達に事情を話す
キヨシ達はお昼を食べに帰る。タローは鯨大王、珊瑚女王に叱られるので、家の中に入れない。乙姫達はハンバーガーで食事する
乙姫はタコに会ったことを両親に話す。タコは池のほとりで物思いにふけっていた。タコはもっとおしゃれがしたい、もっと遊びたい。タローが来る
タローが「乙姫が羨ましい」と言ったので、タコはどうして乙姫を知っているのか疑問に思う。タコは脳震盪で倒れたふりをする
そして朝から何も食べていないので、お刺身になるしかないと訴える。タコは寿司屋に刺身になりに行くが、タローが止めて奢ることにする
タコはプライドがあるから、内緒にするように言う

タローは帰宅して貯金箱を持ち出し、タコに貯金箱を渡す。それを乙姫が見ていた。乙姫は馬券を買おうとするが、未成年なので断られる
タコは亀山を見つける。亀山はタコをタクシーで浦島家に送る。タコが家の中に入ると、乙姫が出てくる
タコは大人になって働き、病気の両親を助けたいと申し出る。乙姫は玉手箱の笛でタコを大人にする
タコはもっと大人になれば、世の中の貧しい人を幸せにできると言う。乙姫はもっと大人にする。タコはもっと大人にもっと美しくするように頼む
乙姫はもっと大人にもっと美しくする。タコはもっともっとと頼む。乙姫はタコにコーヒーをぶっかける。タコはファーストフードの時のことを思い出す
亀山が「目を閉じて」を歌いながら現れる。亀山&タコ、鯨大王&珊瑚女王は踊り出す
乙姫はタコに「大人になっても竜宮城で私と遊んだことは忘れないでね」と言う。タコは龍宮城のことを思い出して、乙姫に抱きついて泣く
タロー達4人は、遊びを終わって帰る。タローは帰宅する。乙姫はタローに貯金箱を返す。タコは貯金箱を使わなかった
鯨大王、珊瑚女王はテレビで競馬中継を見ていた。勝ったのはグリーンバックで、タコが買おうとしていた
乙姫はタコに馬券を買わせておけばよかったと思った。タコは寿司屋の前を通り過ぎ、ファーストフード店のゴミ箱に宝石類を捨てる
そしてアルバイトを申し込む。店長は面接を始める
ロケ地:東鮨、石神井公園