第3話「イカ」 脚本:浦沢義雄 監督:佐伯孚治

浦島家では朝食。乙姫は納豆で御飯を2杯も食べた。鯨大王、珊瑚女王はロードショーを見に出かける。乙姫は後片付けを押し付けられる
乙姫とタローは、亀山海吉のタクシーで海を見に行く。乙姫が「ログマ イタコタ」歌うと、イカのお婆さんが倒れる
イカは竜宮城で祈祷師をしてた。祈祷師とは、呪文やお呪いで病気を治したり占いをしたりする人。イカは海のミネラルが不足している
乙姫はコンパクトの中の指輪をイカにはめて、海のミネラルを補給する。イカは気づくと怖がって逃げるが、転んで気絶する
龍宮城が崩壊したときに、何かも失い誰も信じられなくなった魚や貝がいる。イカもその一人。乙姫は海を汚した人間が憎い
乙姫たちは、イカを亀山のタクシーで連れて帰る。東シンコはそれを目撃して怒る。シンコとシンコの姉は、甘味処で食事
イカは気づいて、乙姫に土下座。乙姫はイカの予言(汚れた海が原因で龍宮城は崩壊する)を覚えていた。乙姫は信じていればと後悔する
イカは乙姫、鯨大王、珊瑚女王が人間と一緒に住んでいることに驚き、乙姫に寿司の祟りの陰が見えると言う。乙姫はイカを追い出す
龍宮城に住む者にとって、寿司はこの世で一番不吉な食べ物。タローはなんとなくわかり、乙姫は気分が悪くなったので休む
スジコ(シンコの姉)から電話がかかる

タローとスジコは、甘味処で食事。前はタローとシンコは2人で下校していたが、最近はタローはシンコと帰りたがらない
キヨシ達に冷やかされたから。小学5年にもなって女の子と一緒に帰るのタローだけだった。スジコは時々でいいから、帰ってあげるように言う
スジコは帰る。タローが帰ろうとすると、スジコの悲鳴が聞こえた。イカは竜宮城が崩壊した恨みを、スジコに八つ当たりしていた
タローは乙姫を呼んでくる。イカは団扇太鼓を叩いて攻撃してくる。だが乙姫は玉手箱の笛を吹くと、団扇太鼓の音が出なくなる
乙姫に罰が当たると、イカは予言して逃げる。乙姫は愚かなイカを愛する。乙姫は「ログマ イタコタ」歌う。スジコは気づく
イカは寿司の祟りで乙姫を苦しめようとする。スジコは帰宅して、父親に特上二人前を握ってもらい、乙姫に渡すようにタローに頼む
乙姫は特上寿司二人前を見て、後ずさりをする。タローは捨てようとするが、もったいないので乙姫はタローが食べるように言う
タローはさっきお汁粉やお雑煮を食べたのでお腹いっぱい。だがタローは完食する。呪いをかけていたイカは、柱にぶつかって気絶する
スジコは「ログマ イタコタ」を歌いながら店の手伝い。タローは寝ているる乙姫にキスをしようとするが、乙姫が起きたので逃げる
乙姫は台所の後片付けをして、掃除機をかける
ロケ地:甘味 昧舟、赤塚新町公園、東鮨