第12話「エイ」 脚本:浦沢義雄 監督:岩原直樹

浅草で、東南アジア・キヨナ王国の王子は、探偵のエイに追われていた。浦島家では、乙姫、鯨大王、珊瑚女王がラーメンを食べていた
鯨大王、珊瑚女王は「シーラカンスは昔」を歌う。キヨナ王国の王子は捕まったら、ヨーロッパのある国へお婿さんとして送られる
キヨナ王国はヨーロッパのある国から援助を受けられて、生活に苦しんでいる国民達が救われる
鯨大王の頼みで、全国に散らばった龍宮城の魚や貝達の健康と安全を浅草の観音様に祈りに行く。珊瑚女王の命令で、乙姫はナンパされないような地味な姿で行く
乙姫は地下鉄浅草駅で降りて、女の子に雷門の場所を聞く。乙姫はお礼に「ログマ イタコタ」を歌う。歌い終わると、女の子はいなくなっていた
乙姫は雷門、仲見世通り、浅草寺に来る。乙姫は浅草の観音様に、龍宮城の魚や貝の無事を祈る。乙姫はもう一つお願いごとをする
さっきの女の子も来てお祈りをする。乙姫はお礼に梅むらであんみつを買って御馳走する。女の子は乙姫を男の子だと思い、自分を龍宮城の乙姫だと言う
乙姫はキヨナ王国の王子だと名乗る。エイが現れて乙姫を捕まえようとする。だが女の子こそキヨナ王国の王子であり、乙姫を連れて逃げる

乙姫は正体を明かして、キヨナ王国の王子と一緒に亀山のタクシーで逃げる。エイを振り切る。亀山と乙姫は「メソメソ」を歌い、キヨナ王国の王子を慰める
だがキヨナ王国の王子は逆ギレする。亀山は怒って、キヨナ王国の王子をタクシーから引きずり出して首を絞める。乙姫は玉手箱の笛を吹いて、亀山を気絶させる
亀山は気づくと、タクシーで帰ってしまう。キヨナ王国の王子は、本当の恋をしたことがない。恋がしたいので逃げ回っている
キヨナ王国の王子は浅草の観音様にお参りすれば、本当の恋ができると思った。キヨナ王国の王子は、乙姫に愛していると言ってキスをしようとする
エイがキヨナ王国の王子の頭を植木鉢で叩いて気絶させる。亀山がエイを連れてきたのだ。キヨナ王国の王子とエイは、浦島家にいた
今夜の飛行機でヨーロッパに発つ。乙姫はキヨナ王国の王子に悪い事をしたと思ったが、キヨナ王国の王子を愛することはできない。浅草の観音様が現れる
乙姫のもう一つのお願いごと「素敵な恋人ができますように」を叶えに来た。キヨナ王国の王子が手頃なので、乙姫がキヨナ王国の王子を愛するようにした
浅草の観音様は消える。エイとキヨナ王国の王子が出発するので、乙姫は正装に着替える。キヨナ王国の王子は、片思いは残念だけど人を恋することができたと言う
乙姫は片思いではない、キヨナ王国の王子に恋をしたと答える。乙姫とキヨナ王国の王子は握手する。キヨナ王国の王子は、礼を言って出発する
乙姫は鏡を見て泣く。キヨナ王国の王子は本当の恋を知って何の悔いもなくお婿さんに行けるかもしれないけど、キヨナ王国の王子を愛してしまった私はどうなるのと
鯨大王が「空き缶と哀しみ」を歌いながら部屋に来て、乙姫を励ます。乙姫は鯨大王に抱きついて泣き、こんなつらい恋をさせた浅草の観音様を恨む
ロケ地:地下鉄浅草駅、梅むら