>>132
造形もアレだし、全体の雰囲気もゴジラってよりジュラシックパーク+エイリアンみたいでゴジラ映画としては大いに疑問符な作品だったエメリッヒ版も庵野のに比べたら遥かに初代ゴジラへの敬意が感じられた。
ただ欧米人特有の合理思考からゴジラは無敵の存在ではなく通常兵器でも倒せるモンスターであり、そこが大きくゴジラのイメージを損なう点でもあったが、その反面でエサに困らない営巣地として都市を襲うというところは反って日本のゴジラより合理的な解釈が可能でもあった。
初代ゴジラへのオマージュでありながらゴジラ映画の醍醐味は欠落した落第作だったかもしれないが、アレはアレとして楽しむ分には基本は踏み外していない新解釈のゴジラとして評価できない事もない。
それに対して庵野のは旧ゴジラの設定をチョロっと摘まみ食いしてキーワードのように散りばめてはいるけれど、俺のこそ真ゴジラとでも言いたげな内容で初代への愛も感じられなければゴジラをゴジラ以外の何かに変えてドヤ顔かましてるだけ。
破壊シーンしかない巨神兵がウケたから調子に乗ってゴジラにも手を出したんだろうけど、ストーリーが付いた途端に世間知らずの厨二病が精いっぱい背伸びして見せた糞展開のオンパレード。
あんなのを古くからのゴジラフリークス達が認めるわけがない。