歴代ライダー主人公が兄弟だったら 40
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今までの仮面ライダー登場人物全員でほのぼの行こう!基本荒らしはスルー
・次スレは980か容量485kbで宣言して立ててください
・本郷猛(1号)が父
・2号〜RXは叔父、FIRST&NEXTは従兄弟、真・ZO・J・Gは親戚(?)
・平成ライダーは年齢順
長男 ヒビキ(31)
次男 戦兎(26)
三男 雄介(25)
四男 翔太郎(不明)※
五男 進ノ介(24)
六男 永夢(24)
七男 真司(23)
八男 一真(22)
九男 晴人(22)
十男 翔一(21)
十一男 総司(21)
十二男 映司(21)
十三男 渡 (20)
十四男 士 (20)
十五男 紘汰(20)
十六男 巧 (18)
十七男 良太郎(18)
十八男 タケル(18)
十九男 フィリップ(17)※
二十男 弦太朗(17)
※フィリップは書き手によって兄弟ではなく翔太郎の相棒として扱う場合があり、その場合は弦太朗が十九男になります。
※翔太郎の年齢は公式設定が無いので、当時の役者さんの年齢を参考にこの兄弟順にしています。
長女 雪菜(不明)
次女 晶(24)
三女 みのり(22)
四女 愛理(22)
五女 ひより(18)
六女 小夜(15)
七女 樹花(13)
渡の実父 音也
渡&太牙の実母 真夜
渡の兄 太牙
姪(愛理の娘) ハナ/コハナ
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歴代作品の敵(劇場版含む)・ラスボスが仕掛けてくるんだな。
(^U^)「どうした?笑わないのか?」 正宗パパ「笑わなければ絶版だァ…」
ダメだそのうちたっくんあたりがぶちギレて最終フォームで戦い始めるぞ…。 15話の放送前になんとかあげたかった初投稿です
兄弟全員は出ません、記憶喪失組と戦兎が中心です
絆で兄弟なのでフィリップも兄弟です
平ジェネを踏まえた話なのでまだ見ていない方はご注意ください
かなり長文なので、途中で規制を喰らうかもです。支援よろしくお願いします
その日、仕事がお休みの次男・戦兎はライダーハウスの地下にいました。
末っ子の片割れ・フィリップも一緒です。
暖房のいれられた薄暗い地下には、ホワイトボードに何かを書き連ねる音と、パソコンのキーを打ったり機械でねじを留めたりする音が響き、時折はんだごてのじゅわっとした焦げ臭いにおいがただよいます。
フィリップが検索結果を読み上げ、戦兎がそこから導き出される推測を語る以外に、二人は口を開きません。言葉少なに論を組み立て、あとは黙々とそれぞれの作業に取り掛かります。分野は違えど両者とも頭の回転が速いので、余計な議論がいらないのです。
(自称)天才物理学者の戦兎と、「地球の本棚」にアクセスできる安楽椅子探偵のフィリップは何かとウマが合うらしく、戦兎がこの家に来てからはそれぞれの休日が合うと二人で地下にこもるようになりました。
基本的には武器の開発や、フィリップの興味を惹く事象についての実験を行っていますが、いつ悪魔と科学者の悪乗りもとい相乗りが起こるのかと、末っ子の相棒兼この家の四男が肝を冷やしていることを二人は知りません。
さて、二人で地下にこもる時に口数が少ないのはいつものことですが、今日はいつにも増して戦兎が静かです。よくよく見れば表情も機器を扱う時の真剣なそれでなく、どこか固くぎこちなさが混じります。
この家に来てからはまだ日が浅いですが、いつもとは様子の異なる兄の様子にフィリップは声をかけることにしてみました。
「戦兎兄さん、何か悩み事でもあるのかい?」
「ん?んー、いやなんでもないよ」
なんでもない、と言いつつも、声をかけられた戦兎の目はほんの少し揺らいでいます。
翔太郎と一緒に探偵業を営んできて、徐々に観察眼を身につけてきたフィリップには分かります。
戦兎はどうやら深く重い悩みを抱えています、だがこの場で悩みを打ち明ける気はないようです。
相棒のお節介気質がうつったのか、フィリップには悩みを一人で抱える兄を放ってはおけません。
フィリップはそれまで検索結果を書き連ねていたホワイトボードの前から立ち去って、机の上で作業をしている兄の後ろへゆっくり歩み寄りました。
「戦兎兄さん」
気配に気づいたのか戦兎ははんだごてを元の位置に戻して、見上げるようにしてフィリップを見ました。
フィリップには双子の片割れのようにまっすぐな言葉をぶつけることも、一つ上の不運な兄のように優しく言葉を促すこともうまくは出来ません。
だから頭の中でじっくりと言葉を選びつつ、目を合わせながら慎重に話し始めました。
「僕は、むかし、感情というものがよく分からなかった。泣いたり笑ったり怒ったり……そういった起伏が自分の中にあまりなくて、そういうものは翔太郎と会って、この家に来て少しずつ学んだ」
そう話すフィリップの頭の中には、過去の様々な記憶が蘇っていました。
鳴海壮吉と翔太郎が自分をミュージアムから連れ出した夜のこと、探偵として仮面ライダーとして風都を救ってきた日々のこと、自分がデータ人間だと知った日、これが最後と覚悟した戦い、姉から肉体を与えられ、再び相棒の隣に立てた日のこと。
士がオーロラで迎えに来て家族として歓迎された日、この家で過ごした騒がしくも平和な毎日、双子の片割れと迎えた高校の卒業式……。
全部が、フィリップにとってかけがえのない宝物で、その宝物たちの中でフィリップは日に日に人間らしく成長していきました。
一人じゃないから、ここまで成長できたのです。
「戦兎兄さん、僕はこの家にいる人たちは、いや僕の周りにいる人たちはみんな、素晴らしい人たちだと思う。兄さんだってもちろんその一人さ。僕は兄さんに……兄さんが一人で悩んでいるところを、放っておけない」
僕は弟だけど頼ってくれないか、そう言って伺うようにこちらをじっと見るフィリップに根負けしたのか、やがてふうっと息を吐いて戦兎はフィリップに向き直りました。
思いつめたのを隠すような気配もなく、表情も何だか柔らかくなっています。
努めて息を止めていたフィリップもその様子に安堵して、近くから椅子を引き寄せて座りました。 しばらく無言が続いたあと、決心したのか戦兎が口を開きました。
「フィリップは、……記憶がなかったって言ってたよな」
弟のデリケートな話題への気遣いからか、躊躇いがちに尋ねてきます。ですがフィリップはあらかじめ兄の悩みに見当がついていたようで、存外あっさりと肯定しました。
「そうだね。正確には記憶が戻ったあとも、幼い頃の記憶だったからか、当時のことは今も少しおぼろげではあるけれど」
「記憶を失う前の自分を思い出してさ、何か変わったこととか、あるか?」
言われてフィリップはその時のことを思い出してみます。
「僕は……、そうだね、自分に家族がいたってことが分かって、そしてすでに自分が死んでいたことも分かって、シュラウドが母さんだってことも分かって……」
兄の真剣な悩みを解決するためにうんうん唸って考え込んでいると、見かねた戦兎が助け舟を出してきました。
「じゃあ、自分の記憶が戻ってから、自分の周りに対する気持ちが変わったりとか、そういうことはあったか?」
「いいや、ないね。それはなかった」
今度は即答することが出来ました。
「記憶があっても無くても、僕はフィリップで翔太郎やみんなは家族だった。園崎の家と同じようにね」
フィリップの中では園崎来人も、フィリップも矛盾せずに存在しています。それぞれの家族が、それぞれに自分を愛していたことが分かったので、フィリップの中ではどちらの家族も等しく大事な場所にあるのです。
だが戦兎の場合は自分とは違うだろう、とフィリップがまたも思考の海を漂い始めたので、戦兎はそれを慌てて止めました。これ以上かわいい弟を自分のことで悩ませるわけにもいきません。
「あー、もういいよフィリップ。話してくれてありがとな」
「すまないね、戦兎兄さん。あまり役に立てる話が出来なくて」
「いいや、十分役に立ったさ。今日はもうこれくらいにしよう。あまり昼が遅くなると翔一や総司に怒られちまうからな」
しょんぼりするフィリップの頭を軽く撫でて、戦兎はおどけたように笑いました。
さっきまでの暗い雰囲気がもうないことを悟ってか、フィリップもそれ以上は何も言わず、二人でリビングへ向かいました。 昼食を食べ終わってリビングでくつろいでいると、台所から「戦兎兄さん」と声がかかりました。
見ると台所とリビングをつなぐ入口から顔を出して、台所の守護神の片割れ・翔一がこっちこっちと手招きしています。
のれんをくぐって普段は縁のない台所に入ると、なぜだかニコニコしている翔一と目が合いました。
戦兎のことをみとめると、翔一はさらに近くへと楽しそうに手招きしてきます。
マイペースで朗らかな気質の弟がいつでも笑顔なことは承知済なので、戦兎もとくにそれには気を留めず「何かあったのか?」と歩み寄りました。
鼻歌を歌いだしそうなほど上機嫌な翔一は、備え付けの小さなテーブルに後ろ手に隠し持っていたものを静かに置きました。
ぱっと目に入ったそれは。
「卵焼き?」
「正解!」
表面にうっすらと焦げ目のついた、ふわふわで黄色い卵焼きが、一口サイズに切って長方形のお皿に盛りつけられていました。
大根おろしが控えめに添えられた卵焼きからは、ほかほかと湯気が立っています。
さっきお昼を食べたばかりのことも忘れて、戦兎のお腹がぐう、と鳴って、寝癖がぴょん、と立ちました。
その様子に目を細めた翔一は、「みんなには内緒ね」といたずらっ子のようにひそやかに笑いました。
お箸を翔一から渡されて、頂きますと手を合わせてから卵焼きを口に運ぶと、砂糖と卵の甘さが口いっぱいに広がります。
噛むとじゅわっと閉じ込められていた水分が飛び出して、危うく舌をやけどしそうになりました。はふはふと言いながら甘い卵焼きを頬張って、しっかり咀嚼してから飲みこむと、戦兎はにこにこ笑顔の翔一に訳を訊ねました。
「でも、どうしたんだ急に?」
「朝から戦兎兄さんの元気がないなーって思ってて、アジの開きと迷ったんだけど兄さんうちの卵焼き気に入ってくれてたみたいだからこっちかなって」
「そりゃお前たちのつくるものはなんでも美味いからな」
歓迎会で戦兎が大皿から取った料理から好みを推測して、翌日21歳料理人コンビが甘い卵焼きとアジの開きを出してきたことを戦兎は思い出しました。
確認のために翌日の昼食では新しい兄弟の大好物が並べられ、それに驚くリアクションも含めて、歓迎会の次の昼食はもはやこの家の恒例イベントになっていました。
この家で家事全般を引き受ける主夫二人は、どうしてかその日食べたいと思ったものを出してくる不思議な力を持っていて、そういうやさしい力がライダーハウスを包み込んでいるのでした。
その力は今日もこうしてはたらいて、戦兎の心をほぐします。
「まあ、ちょっと落ち込んでたのは本当のことだけど、俺ってそんなに分かりやすいのかね」
「んー、それはちょっと違うと思うな。ほら俺ってアギトだし、そういうのすぐ分かっちゃうのかも。あぎ(あに)と弟だし、なんちゃって!」
ひゅうっと室内なのに12月の冷たい風が吹きました。心なしかお皿の上の卵焼きも冷めたように見えます。
翔一の寒いギャグに何と言っていいか分からず、「アギトだからはないでしょ」と一応つっこんでおいて、戦兎は卵焼きを口に入れました。
そうこうしているうちにお皿の上はすっかり空になって、戦兎がご馳走様と箸をおくと、お粗末さまでしたと翔一がお皿を下げました。
翔一が洗い物を流し台に運ぶので、何となく戦兎も隣に並びます。はい、と布巾を手渡されて、翔一が洗って流した食器やフライパンを次々と拭いて並べていきました。
「さっきフィリップから聞いたんだけどね」
洗い物をしながら翔一が歌うように言いました。
「戦兎兄さんが記憶のことで悩んでるって」
勝手に聞いちゃってごめんなさい、と言うので気にしなくていい、と返しました。
「じゃあ翔一にも聞いてもいいか?」
「うん、何でも聞いて」
「翔一は自分の記憶が戻ったとき、戸惑ったり悩んだりしたのか?」
最後の洗い物を流し終わって蛇口をキュっとひねった翔一は、自分の手を拭き拭き考え込みます。 「うーんそうだなあ、悩んだりはしたかな。姉さんがいたことが分かって、でも姉さんはもう死んじゃってて、俺は本当は”津上翔一”じゃなくって、そういうことでちょっと戸惑ったりもしたかもね」
「ああ、そっか。お前は”沢木哲也”なんだっけ」
「そうそう、戦兎兄さんはアレちゃんと読んでくれたんだね」
翔一の指すアレとは、この家に新しく来た兄弟のために用意された『ライダーハウスマニュアル』のことです。
翔一と同い年の総司が毎年更新していて、曰く突然開くクラックは十五男の紘汰のものだから驚かなくていい、とか、次男の雄介はドアからではなく窓から入るので突然窓が開いても変身しようとするな、とか、
鏡に映る真司や総司に驚いて鏡を割ろうとするな、とかこの家で生活するうえでの心構えのようなものがたくさん書かれています。
「弦太朗は家族になるのにマニュアルなんか不要だ!会話は団欒の大動脈だー!って言って全く読んでくれなかったけど」
「はは、弦太朗らしいな」
「ね。……まあ、色々あったし迷ったりもしたけど、でも空は青いし、俺は生きてるし、食べ物は美味しいし、いいかなって。
俺は”沢木哲也”だけど”津上翔一”で、真魚ちゃんや美杉先生、太一でしょ、氷川さんに葦原さんに木野さんとか、そういうみんなの居場所を守りたくて、それには哲也も翔一も変わらないなって」
そう話す翔一の目には憂いなどどこにもなくて、曇りのない青空のように晴れ晴れとしていました。
「……いいのか?哲也って呼ばれなくても」
「うーん、本物の”津上翔一”さんにはなんだか名前奪っちゃったみたいで申し訳ないんだけどね。俺も20年間は沢木哲也として生きてきたし、恋しくないわけじゃないんだけど。何て言えばいいのかなあ……」
フライパンをしまいながら翔一は何もない空を睨みます。しばらくうーんと唸ってから、それでもそこまで間を置かずに話し出しました。
「真魚ちゃんが、翔一くんは翔一くんでしょ、って。太一にも言われて。それに氷川さんも芦原さんも津上さん、津上って呼ぶし。何度訂正しても直らないし、もういいかって」
それにね、と、またあのいたずらっ子の笑みを浮かべて、翔一は続けて言いました。
「俺もそう呼ばれて悪い気はしないんだ。俺は哲也だけど、翔一って呼ばれてもなんというか、しっくりくる。俺はもう翔一なんだなーって」
なんだか全然参考にならないね、ごめんね戦兎兄さん。
苦笑する翔一の自分より少し高い頭をぽん、と叩いて、いいや参考になった、ありがとう、と戦兎も笑いました。 夕方には少し早い午後3時、戦兎はライダーハウスの縁側で一人たそがれていました。
外はいつの間にか冬の雨が降り出していて、さっき翔一と総司と洗濯係の巧と、そのお手伝いのタケルが慌てて洗濯物を取り込んでいました。
戦兎もいくらか手伝って、終わったあと「風邪をひかれたら困る」と総司特製のジンジャーアップルティーと、巧からはひざ掛け毛布を渡されました。
何故だか今日は、弟たちに気遣われてばかりの気がします。
情けない気持ちでしとしと降る雨の音を聞いていると、視界の端に銀のオーロラがゆらめきました。
『ライダーハウスマニュアル』10ページ目に書かれている「世界を渡るオーロラ」から出てきたのは、この家の傲岸不遜な十四男・士でした。
「士か、おかえり」
「ああ。兄さんはこんなところで何をしてるんだ?」
「あー、まあ、ちょっとな」
「そうか、だいたいわかった」
そう言うと、士は戦兎に向けてパチリとシャッターを切ってから、玄関には向かわずに何故か戦兎の隣に座りました。
長い脚を優雅に組んで、ジッ、ジッとフィルムを巻きながら、明日の天気でも話す気軽さで士は口を開きました。
「俺は自分の名前以外、全て忘れていた時期がある」
唐突に放たれた言葉はまさしく戦兎が悩んでいた内容そのもので、戦兎は目をまあるく開いて士を見ました。
士はいつも「だいたいわかった」と言って話を終わらせますが、実際は分かっていないことの方が多く、
後からずれたことを言っては巧や翔太郎からツッコミを受けていました。
ですが今回は、本当に「だいたいわかって」いたようです。
士は兄の驚愕の目線など意に介さずに、そのまま軽い語り口で続きを話します。
「それから夏みかんやじいさんに拾われて、旅を始めてからはいつの間にかユウスケも着いてきて、たまに海東の野郎が現れて、
そうやって過ごしてもなかなか『俺の世界』は見つからなかった」
そう話す士の目はどこか遠くを見ていて、戦兎には彼の孤独をほんの少し感じ取れました。
無言で先を促すと、マゼンタのトイカメラを両手でいじりながら士はまた話し出しました。
「ついに『俺の世界』は見つかって、俺は小夜と会って、自分の過去の記憶とやるべきことを思い出した。実行にも移した。
けどそれも、ただ利用されていただけに過ぎなかった」
なんでもないような口調で、さらりと明かされた弟の過去に戦兎の方が動揺してしまいます。
その様子にふっと笑いを漏らしてから、士はさらに続けました。
「そのうち俺たちの旅も、破壊者としての俺を利用されていただけに過ぎないってことが分かった」
あの時は流石に荒れたな。過去を懐かしむように、士がつぶやきました。
大首領としての自分も、旅人しての自分も、ただ「世界の破壊者」である自分を利用しようとして生まれたもの。
弟の口から打ち明けられた重い事実に、戦兎は自分の境遇を重ね合わせていました。
ボトルの浄化のためだけに生まれた正義のヒーロー。
街を守っていると思い込んでいて、その実ただマッチポンプをやらされていただけに過ぎないヒーロー。
マスターと美空とつくりあげてきた”桐生戦兎”が崩壊する音を、今日よりも激しく降るあの雨の中で、たしかに戦兎は聞いていました。
「士は、それからどうしたんだ」
「受け入れたさ」
雨に濡れる庭をパチリと一枚撮りながら、事も無げに士は言いました。
「俺がライダーを破壊して、ライダーに倒されなければ本当に世界が終わってたからな」
「士はそれでよかったのか?」
「あまりよくはないな」
「じゃあどうして受け入れた」
戦兎の問いに士はふっと黙り込みました。手は相変わらずカメラをいじっていて、ポーカーフェイスを保っていますが、
何となく、言葉を選んで話そうとしてくれているのではないか、と戦兎はそう思いました。
「ある人が言った」
やがてぽつり、と士は言います。
「俺たち仮面ライダーは、正義のために戦っているんじゃない。人間の自由のために戦っているのだと」
「人間の、自由……」
「俺は通りすがりだ。だがそのわずかな時間だけで俺を信じてくれた人がいる。
そいつらと、そいつらが大事にしている人間が自由に生きられないのなら――」
士はそこで言葉を切って、ようやく戦兎の方を見ました。
「俺は戦う」
つよく、ゆるぎない目でした。
「……」
「ま、こんなところだ」
二人の沈黙の間に、しとしとと雨が降る音だけが響きます。 その沈黙をガラッと窓を開く音が破りました。
「それ、俺のときにも言ってたよね」
「晴人」「晴人兄さん」
窓から二人を覗き込んでいたのは、指輪の魔法使いこと九男・晴人でした。
「総司が暖をとるものなしに長居しすぎると風邪ひくって」
はいコーヒー、と三人分のマグカップを手渡して、砂糖やミルクの乗ったお盆と二枚の毛布を持った晴人は士の隣に座りました。
熱いコーヒーと毛布が人数分いきわたったことを確認して、自分のカップにスティックシュガーを4つ入れた晴人はおもむろに口を開きました。
「俺もさ、絶望しなかったから魔法使いになれたけど、結局のところはそれも利用されてただけだったんだよね」
サバトの日に現れて、コヨミとベルトを託した白い魔法使いは全ての糸を裏で引くワイズマンその人でした。晴人の脳裏にそれからの日々が思い浮かびます。
「でも、だからって絶望しそうな人々を助けてきた日々が無駄だったとは思わない。士や、他のみんなと同じようにね」
「戦兎兄さんも、もうわかってるんじゃないのか」
士の言う通りでした。
ここまで言われれば、戦兎にも弟たちが言いたいことが十分に伝わっていました。
記憶も、正体も、その裏にある思惑も。
きっと誰かを助けたい気持ちの前には。
そして、名前を呼んでくれる人たちの前では。
「ああ、『だいたいわかった』。ラブ&ピースのためにも頑張らなくちゃね」
ありがとう二人とも、戦兎はからりと笑ってそう言いました。
手を伸ばして軽く頭を撫でると、一人はふてぶてしく、もう一人はふっと表情を緩めて感謝の想いを受け取りました。
その時、戦兎のスマートフォンから着信音がやかましく鳴りわたりました。
2人に断わってから慌ててとると、着信は美空から。
『戦兎!F6の地域にスマッシュ情報がでた!』
「わかった、すぐに向かう」
電話を切ると、会話が聞こえたのか士と晴人が頷いて、戦兎を送り出してくれました。
雨は、いつのまにかやんでいました。
玄関先まで走って靴を履き、門から出たところでライオンフルボトルをポケットから取り出します。
スマートフォンにセットしてバイクを組み立てていると、お隣からバイクで走ってくる影が見えます。
こちらも美空から連絡を受けたらしい万丈が、誰かのバイクを借りてきたようです。
「おい戦兎!スマッシュが出たって」
「ああ、すぐに向かうぞ。俺に着いてこい」
「お、おお!って何で着いてかなきゃならねーんだよ!横を走ればいいじゃねえか!」
「お前どうせ場所とか聞いてもわからないでしょ?」
「わかってるっつーの!おらとっとと行くぞ!」
慌ただしくも騒がしくバイクで駆けだす二人を追いかけて、トイカメラのシャッター音がパチリ、と鳴りました。
満足そうに笑う士を追いかけて、晴人も玄関口にやってきました。
「いい写真は撮れた?」
「ああ、たぶんな」
その日の夜、写真を現像してみると、そこにはぼやけた虹の橋と、夕日の中並んで走る二人の影が重なって写っていました。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
以上で終わりです
戦兎はヒーローとして完成されてはいるけど、やせ我慢だってしてるし、
特に先週の話は堪えたんじゃないかと思って
でも見切り発車すぎてオチはー?って感じに…お話は計画的に
駄文&長文すみませんでした! いやいや、グッジョブですよ!
マジで次回どうなるかひやひやしますね。
公式が今年も衝撃のクリスマスとか言っちゃってるしw GJ!クリスマスはもう怖さが勝ってるから....今までの見てもクリスマスのはやばいから....
ライダー一家、クリスマスパーティーとかするのか?一部のトラウマ持ちはどうするんだろう。 今年は便利な能力盛り沢山のビルドメリークリスマスフォームが大活躍…と言いたいところだけど
当の本人がクリスマス当日にそんなテンションでいられるかどうか ビルドな流れを切るようで悪いがもう1か月経過したから小説版ゴーストネタも解禁?
アユムの母…つまりタケル殿の伴侶となるクロエはマコトとカノンの父であるダントンの養子みたいなものなので
兄弟家は霧子に続いて2号家の関連人物と繋がりを持つことに
どちらの家でも結婚相手を連れてきたときに一悶着ありそうだが今のビルド本編に比べたらうれしい悩みか? >>114
ビルド、次回予告だけですでに重し。
>>115
2号家と仲良くなれるのはいいことなんじゃね?
でも結婚相手つれてきたら毎回家の何処かが破壊されてそうだな。 タケル殿は嫁ができることは確定したけど、同時に早死にも確定してしまったんだよなぁ… 兄弟たちはクリスマスの準備がなかなか手につかない状態かな…。 戦兎くんのお迎え話書き溜めてるけど、平ジェネてエグゼイドと絡んでるから矛盾するんだよなぁって戸惑う ここはそういう矛盾とか放り投げるところじゃね?
書いてるなら見たいです。 120の言う通り、放り投げる所だからどうぞ書き込んで!
なにより見たいからな。 平ジェネファイナルで立派に先生やってた弦太朗が
このスレでは学生のままだし気にしなくても平気じゃないかな
>>115
そういえばカノンの嫁ぎ先…まあ大丈夫かな 119の書いたお迎え話、気になる…すっごく気になる 3号家の面子は
葦原さん、北岡先生、三原、睦月、トドロキ、風間、太牙、真由、光実、チェイス、アラン、大我ってことでいい?
剣ライダーはこのスレでは2号家に橘さんと始が両方いるから睦月に。劇場版ライダーは含まない
タイガが2人いるんだな、まぁ2号家にもマコトが2人いるし、名前被りも出て来るか
来週は新メンバーが増えそう。戦兎たちとは敵対するみたいだが ふと1号家はお迎えあるけど、2号家のお迎えってあまり書かれないよねと思った
2号の登場時のクセがすごいからだろうかw
おバカ万丈くんをお迎えに行くクールビューティ飛彩先生とかも面白そうだなって…マコトが飛彩、剛がマコト、カイトが剛…
仁藤に迎えに来られるカイトは絶対鬱陶しがるだろうな >>123
平ジェネFのオーズパート見て涙が止まらなかったけど
家帰ってこのスレ見てたらこのスレじゃアンクは普通に生きてるんだよなと思って笑った
>>126
迎えに行く順番
誠→蓮→雅人→始&朔也→イブキ→新→侑斗→啓介→大樹→竜→明&慎太郎→流星→攻介→戒斗→マコト→飛彩→龍我
ついでに3号家
涼→秀一→修二→睦月→トロドキ→大介→太牙→真由→光実→チェイス→アラン→ 大我
一悶着ありそうなやつらばっかりだw
1号家はやっぱり基本的にいい子なんだなぁ 2号家のお迎えネタは過去スレにあるのを見たよ〜。それにしてもクセの強い面子が多いこと…。 こうして見ると、一号家が「○太郎」とか「○司」が多いのに対して、二号家は「○介」や「○と」が多いんだね >>125
ミッチがいるならメロン兄も3号家なのかな
これ兄弟順はどうなるんだ?w
高校生の睦月と真由ちゃんが末っ子組かな メロン兄さんの位置付けは当時もいろいろ言われてたな
ポジション的には橘さんなんだが >>69
中の人的にヒビキさんも詳しそう(設定では機械音痴だけど) メロン兄さんが4号とすると、同じ4号な貴利矢さんの位置づけも気になる
1号家の備品(バイク)? 備品に笑ってしまったw
ということは、照井は2号兼2号家の備品になるのか…。 >>90と>>133の合わせ技
永夢「クリスマスの間、貴利矢さんをこの家で預かっていい?黎斗さんのいるCRにいさせたくないんだ…」
総司「勿論構わないとも。兄さんの相棒なら歓迎だ」
貴利矢「気持ちはありがたいぜ、永夢。でも駐輪場はやめて!お願いだから中に入れて!」 >>130
長男はアラン(推定150歳)
末っ子はチェイス(推定15歳)
かなw 備品だの捨て犬でも一時預かるみたいな貴利矢の扱いに思わず笑ったけど、それを笑えるのは一年経った今だからこそだよなあ。
どうせだから貴利矢さんは1号家の数日に及ぶクリパ(進之介と良太郎の誕生日含む)にそのままお呼ばれしちゃいなYO
今年のビルドのクリスマスは果たして…… gj!でも家の中に入れてあげてw
来年は戌年だからと年賀状に使う写真を撮られるたっくんを幻視してしまったけど、嫌がって別の案に決まりそうだな。 ご近所さんから地獄の番犬とかビーストスターは借りてくるなよ 119です。戦兎のお迎え話でしたが、士が出番多めかもしれないです・・・
長文ですがよろしくお願いします。
「最悪だ・・・」
戦兎は思わずそう零して、無情な電子音の流れるスマホを持った腕をだらりと下ろした。
少し前に出会った鍋島という男が寄越したその電話の内容は戦兎にとって衝撃的で疑いたくなるような内容だったが、
しかし察しの良い戦兎はそれがあながち嘘ではないことに気づいてしまった。
マスターの正体が【ブラッドスターク】
マスター、こと石動は戦兎にとっては命の恩人ともいうべき存在だ。雨の中で記憶も失い
居場所を失った自分に、桐生戦兎という名前とそして一年という思い出というなの記録と居場所をくれた人物。
そんな彼が裏切っていたなんて、それも敵対している組織の幹部だなんて信じたくなかった。誰かにおかえりと言ってもらえる居場所ってものの良さをこの一年で戦兎は知ってしまった。
戦兎は誰に知られるでもなくnascita、を出ると当てもなく夜の街を彷徨う。やがて何処かの橋を超えて、銀色の幕を超えて、どことも知らないところにやってきてしまった。
そんなフラフラとしていた戦兎の腕を誰かが掴んで引き止める。
「大丈夫ですか?!何処か具合でも悪いんじゃ・・・」 白いパーカーに派手な柄のシャツを纏う青年は戦兎を気遣うように顔を覗き込んできた。
「大丈夫だからほっといてくれ」
「そうはいきません!それにこの辺じゃゲーム病とか妖怪ボタンむしりなんてものがウロウロしてるんですよ?!
こんな夜中に危ないですからとにかくウチに来てください!僕も兄弟を向かいに行く途中だったんですけど、何処かですれ違っちゃったみたいで、家に一度帰ろうと思ってましたから」
ゲーム病?妖怪ボタンむしり?どこか戦兎の天才物理学者の才能を刺激しそうな単語だが、今はそれどころじゃなかった。敵の術中にあるのだから何か対策を練らないといけない。
戦兎は青年の手を振りほどこうとするがそれより早く、目の前にぬらりと黒い影が現れた。
「か、一真のローチさん・・・?」
こちらに向けて威嚇をする怪物じみたそれは戦兎の目にはスマッシュに見えるうえに、
どこか台所のGを彷彿とさせる見た目だ。触覚のせいかもしれないが、もし成分を採取してGの成分とか取れたら美空になんて言われるか、なんて戦兎が考えていると
青年はパーカーの内側から緑色とピンクの取っ手のついた機械を取り出した。
「違う!一真のローチさんは兄弟を探してるはず・・・それに威嚇だってしないいい子達だ!」 青年がそう叫ぶとその怪人の見た目はまるで砂嵐のようにざざっとブレて、
全身黒タイツの骸のような人形に変貌した。イーッと声高に叫ぶそれらは一斉に青年と戦兎に向かって走り出した。
またショッカーかよ、と青年は先程の人の良さそうな顔から一転して好戦的な声音で呟くと服の内側から何かを取り出した。
【マイティアクションエーックス!】
ゲームカセットのようなそれのボタンを押すのと同時に流れる軽快な音声。
そのカセットを腰の機械に差し込んだ。
「大変身!」
叫んだ青年の腰に巻かれたその機械にギョッとした。
それはまるで自分の持ってるビルドドライバーと同じ様な仕組みをしていたからだ。そこで戦兎はようやく気づいた。周りの風景があまりに違うこと、そしてなにより日本を分断したスカイウォールがないことに。
【ガシャット!マイティキックマイティジャンプマイティマイティアクションエーックス!】
瞬く間に青年の姿は奇妙なピンク色の戦士に変わっていた。
どことなく可愛いキャラクター背負ったそれは、何故か自分の変身する仮面ライダーと似たものを感じる。
「ノーコンテニューでクリアしてやるぜ!」 流石のてんっさい物理学者といえど受け入れ難い現実というものはある。一体何がどうなってるんだと戦兎が驚く間も無く背後から呆れた様な声が聞こえて振り返る。背の高い、ピンクのトイカメラを首からぶら下げたその男は分かりやすくため息をついてみせた。
「騒がしいと思ったら、またショッカーか。仕方ないな、助太刀するぞ永夢兄さん」
「おっ士!んじゃ協力プレーでクリアしてやろうぜ!」
「ああ。そこのアンタ・・・ん?ああ、そういうことか大体わかった。とりあえず下がってろ」
ぶっきらぼうなその態度、だが何処か優しさを感じる。
男は懐からカードを一枚、そして白を基調としたバックルを取り出すとそれを腰に当てた。しゅるりと同時にベルトが巻かれ、男はカードを手前にかざすと「変身!」という言葉とともにバックルにカードを入れた。
【カメンライド ディケイド!】
「またピンクの仮面ライダー?!どうなってんだよ・・・他のライダーのデータなんて葛城パソコンにはなかったのに・・・」
「ピンクじゃない!マゼンタだ!」
「マゼンタ?言われてみれば確かに・・・」
「今回の兄弟は違いがわかるみたいだな」 兄弟?戦兎がその言葉に疑問を浮かべる。ピンクとマゼンタの仮面ライダーが黒タイツをなぎ倒していく。
やがて全ての黒タイツが倒されてお面をつけたやたら強そうな怪人が現れて「仮面ライダーは迷惑な存在なのだ!」とか言っていたがそれも秒殺で倒された。スピード解決というか手慣れたそれはまるでいつものことかの様だ。
戦兎は戦闘の最中に何度かその場を離れようとしたが、なんとも言えない重圧を感じるか、もしくは行く先を阻まれてその場に止まらざるえなかった。
その自分とは異なるライダーシステムにもスカイウォールがないことにも自身の好奇心が刺激されるが、なによりも敵じゃないかと疑う。
変身を解除した青年はニコリと戦兎に笑みを向けた。
「無事でよかった、この辺はショッカーとかもいるので危ないんですよ。最近は落ち着いてたんですけど、新しいライダーが出るからはしゃいでたんですかね?」
「まぁ毎度のことだが、ショッカーも懲りないな。で、永夢兄さん、新しい兄弟には会えたのか?」
「うーん、行ったんだけど会えなくてさ。一回家に帰ろうかなって。みんなまだ探してるし、それにこの人もいるし」
「ふぅん。そこのアンタ、帰り方はわかるのか?」
「あーいや、まずここがどこかもわからないというか」
戦兎の歯切れの悪い答えに青年は驚いた表情を見せて、男はにやりと笑った。 「僕たちじゃわからないか・・・ゼクト以下略さんにお願いしないとダメかも」
「さぁどうだろうな。取り敢えず今夜はうちに来るといい。怪人じゃなくても面倒なのがうろついてるのは確かだからな」
「・・・見ず知らずの俺をなんで?」
「困ってる人を見逃せない性分なんです。僕も、僕の家族も」
戦兎の問いに青年は困った様にそう笑った。その言葉に嘘はない様に思える。仕方ないなと戦兎がうなづくと、二人はそこでようやく名前を名乗っていないことに気づいたらしく順番に名乗った。
青年は宝生永夢。
男の方は門矢士。
よろしくと永夢から差し出された手に握り返したものの戦兎は自分の名前が名乗れなかった。敵かもしれないのに名乗れる訳がない。二人は兄弟らしく、仲良さげに会話を交わして自分たちの家に向かう。
(家・・・居場所か)
戦兎は静かにnascitaのことを思い出した。 「よければコーヒーどうぞ」
たどり着いた家は普通の家だった。見た目は、だが。
なんの物理法則が働いてるのか、中はその見た目では想像もできないほど広く戦兎が思わず「このてんっさいの頭をもってしてもこの物理法則乱れは理解できない」とつぶやいてしまうほどだ。
永夢はゼクト以下略と魔法のおかげですよ!といったが根っからの理系である戦兎の常識がすでに乱されている。士はそんな戦兎の様子が面白いらしく普段より楽しげだ。
居間はどういうわけかまるでパーティーでもするかの様に飾り付けられている。
赤と青の輪っかの飾りが多くてなんかビルドの色みたいだな、なんて見渡しながらも出されたコーヒーに口をつけた。
「それで、アンタはなんでこんな夜中にあんなところにいたんだ?」
「士、そんな直球で聞かなくても・・・でも、確かに夜中に出歩くのは危ないですよ?」
「散歩、かな。ちょっと頭冷やそうと思っただけだよ。・・・記憶喪失、ってやつで色々あってね」
「記憶喪失?士も記憶喪失だったよね?」
「俺の場合はまた事情が違う。アンタの悩みは記憶喪失のことじゃないはずだ」
「士?」
永夢は思わずいぶかしむ様に士をみた。
その言い方では戦兎の事情を知っている様だったからだ。 「桐生戦兎の苦悩はわからなくても、手助けくらいはできるはずだ」
「なっ」
「桐生戦兎・・・って、ええ!嘘、この人が?!僕たちの兄弟の仮面ライダービルド?!」
「やっぱり永夢兄さんはこの間まで戦ってたから知らなかったんだな。俺は知ってるぞ」
「士ー!そういう事は言って・・・え、なに・・・パラド知ってたの?!知らなかったの僕だけ?!」
全く、と士は言ってからその眼差しに親しみの色を込めて戦兎を見た。それではまるで自分がこの二人が探してる兄弟みたいじゃないかと眉を寄せた。
「兄弟?俺たちが?生憎と血が繋がって様には思えないけど?」
「僕もそうだったけど急には信じられないですよね・・・記憶喪失だから特に」
「俺たちに血の繋がりはない。仮面ライダーであることが俺たち兄弟を繋げる絆だと言ったら信じるか?」
「仮面ライダーであること・・・?それはスカイウォールがないことにも関係があるのか?」
「そりゃかくかくしかじか・・・というわけだ」
「わかった、そういうことなら仕方ない。このてんっさいの頭にかかればそれくらいの理解は出来るさ」
「え、まった、僕は何も分からなかったんだけど?!かくかくしかじかってなに?!」
「永夢兄さん、その説明は長くなるから天才の戦兎兄さんはこれで理解してくれたんだ」 士が断言すると戦兎はウンウンとうなづいてみせる。腑に落ちない永夢だったが、それは戦兎も同じだったらしく不満げに声をあげた。
「世界の仕組みはわかった。けど、俺とお前らが兄弟っていうのは信じられないな。そもそも仮面ライダーであることってなんだ?」
「難しい事は考えなくていい。兄さんが帰ってくる場所だ。あの喫茶店だけじゃない、兄さんの居場所だ」
「居場所・・・」
戦兎は二人の瞳を見つめ返した。先ほど助けられたことといい、その瞳は信頼できると思える強さがあった。今はまだすぐには信頼できないかもしれない、それは石動のことも、自分の記憶あって。でもいつかは心から信じることができるかもしれない、そう思いたかった。
「そうすぐに信じられないかもしれないですけど、僕たちはいつもこの家に居ますから」
「だから何かあった時は帰ってくるといい」
だから―――
「「おかえり、戦兎兄さん」」
「・・・ただいま。宝生、門矢」
しっくりとくるその返事を戦兎は噛み締めた。 「他人行儀すぎない?名前で呼んでもいいのに」
「永夢兄さんの初対面から名前呼びができる、そのコミュ力を誰彼問わず求めないほうがいいぞ」
永夢が拗ねた様にいう。本当に兄弟みたいだ、記憶喪失の自分にもこんな兄弟ができるなんて思ってもみなかった。夢じゃないかと思ったが、飲んでるコーヒーは喫茶店のものより美味しいし何よりも玄関から聞こえる喧騒がそれが嘘ではないことを証明してくれている。
この後、実は自分を含めて20人兄弟ということで戦兎の中で疑いが深まったり、偽のフルボトルを作ることになって朝早く戦兎が帰ることになったためにお迎えパーティが後日に行われることになる。
桐生戦兎にもう一つの居場所のできた日、その日はライダーハウスに新しい兄弟―――次男が来た日でもあった。
後日、二号ライダーである万丈龍我を迎えに行く予定だった飛彩に緊急オペが入ってしまい、代わりに次男、三男、七男の警察組がパトカーで迎えに行くことになって一悶着あるのだがそれはまた別の話。
***
居場所について、ほかのライダーもだけどただいまと言える場所についてでした。
喫茶店も帰る場所だけど、もう一つくらいあってもいいかなと。
長文乱文ですいませんでした。 gj!そしてお疲れ様!
警察組のお迎えか〜。あのメンバーなら何も起こらない筈がないよな〜気になる…。 GJ!!面白かった!
そうか、次男だった...響鬼長男は不動なんだな...。
しっかし、警察組の万丈お迎えすごい気になるw ところで歴代レッドが一族だったらスレ復活はいつですか?あれ好きだけど gjすぎる!
ライダー家は物理法則無視しまくってるからなぁ…
2号家のお迎えは大樹も一緒に逃げる大捕物になりそう >>160
一緒に逃げて連れてこられた先が二号家ってところまで妄想した 機動隊の盾みたいなのを構えた警察組が万丈と海東を取り囲む様子がまざまざと想像できる…
ところで、おとーやんと顔の似た人が3号家入りしそうなんだけど
そうしたら渡はどういう反応するんだろう 去年のトラウマを引きずって貴利矢を一人にしたくない永夢話を投下します
ライダー家、今日はクリスマスパーティです。
キッチンは翔一と楽しくケーキの飾り付けをする姉妹組と総司隊長指揮の元テキパキと準備&片付けをするチームに分かれている様子。
リビングでは晴人が魔法で、タケルはパーカーゴーストと、士と一真は背の高さを生かして部屋の飾り付けをしています。
ちなみに長兄はケーキを潰しかけリースを落っことしたのち、先ほど映司に笑顔で肩を叩かれ
「うん、ヒビキ兄さんはゆっくり座ってて」
とソファに座らされており、みんなをニコニコと見渡しています。
「ただいまー。さーーーっみぃ!ほい総司、これ頼まれてたやつ」
「雨なのに頼んでしまってすまない、翔太郎兄さん」
「帰り道だから気にすんな。いっそもっと寒けりゃ、雪になってホワイトクリスマスと洒落込めるのになぁ。」
「あと帰ってきてないのは…あれ、そういえばえむちゃんから連絡来た?」
「え?あぁ進ノ介兄さんからは少し遅れるかもって電話来たけど、永夢兄さんからはまだだね。当直ではないとは言ってたけど」
後ほど演奏する予定のバイオリンを準備していた渡が応じます。
「じゃ、ちょいと連絡してみますか。……あ、もしもしえむちゃん?今日は早く帰ってこれそうかい?…ん、どうしたの、何かあったの?…そう、それならいいけど…帰れるようになったら早めに連絡するんだよ」
「ヒビキ兄さん、永夢に何かあったのか」
受話器を見つめ首を捻る長兄に声をかけるのは一真。
「いやぁ、別にどうもしないけどまだ帰れない、パラドちゃんが一人で先に向かってるからよろしくだとさ」
「パラド一人で来るのか、珍しいな」
「んー何かトラブルかなぁ?」
「ね?大丈夫かな」
タケルと良太郎が顔を見合わせます。
「まぁ、何かほんとに困ってりゃ俺たちに言うだろ」
2人に声をかける巧。
「あ、そうか。今年も雨のクリスマス…」
弦太朗は、そっと窓の外を眺めます。 その頃、CR。当直前に休憩している飛彩と研究データをまとめているのかPCに向かう貴利矢、スマホをそっとかばんにしまう永夢。
「おい研修医、帰らなくていいのか?」
「永夢、早く帰ってやれよ。昨日からパラドが目をキラッキラさせてパーティー楽しみにしてたぞ」
「パラドなら先に家に向かいました」
だからいいでしょうと言わんばかりの永夢に、貴利矢は眉を上げ、飛彩は眉をしかめて目を見合わせます。
「まぁいい。いい歳して反抗期か知らんが、家族は大事にしろ。俺は仮眠してくる」
タンタンタン…と飛彩がCRの階段を降りていき、いつもの部屋には永夢と貴利矢が残されました。
「で?」
突然貴利矢が永夢の顔を見つめます。
「なっ何がですか」
「永夢、朝からずっっっと自分のこと気にしてるよな?」
「別にそんなことは…」
明らかに永夢の目が泳ぐのを見て貴利矢はふっと笑い
「…まぁいいや。あのさ、自分行きたいとこがあるんだけど。一緒に行くか」
急に帰り支度を整え荷物を永夢に持たせ、貴利矢はバイクに。
「え貴利矢さんそれで帰るんですか?!」
「乗れ、永夢。乗らねえなら置いてくぞ」
「え、あっ、待ってくださいよ!」 その頃、ライダーハウスにはパラドが来ていました。
「おかえり、パラドちゃん」
「た、…だ、いま」
パラドにとって永夢のいないライダーハウスというのは初めてで、出迎えたヒビキに玄関でもじもじしています。
「その…永夢が。帰れないから、先にって…」
「それは聞いてるけど、えむちゃんに何かあったの?」
「何も言わない。…けど、九条貴利矢を、一人にしたくないんだと思う」
「ああ…やっぱりな。全部わかってる、心配すんな。飾り付けがまだの所があるから、手伝ってきてくれるか?」
そうパラドを促す弦太郎に、戦兎が聞き返します
「やっぱり?どういうことだ?」
「去年のクリスマスも雨が降っててさ、その時…永夢兄は九条先生を目の前で亡くしてんだ」
「あぁ、確かに九条貴利矢がゲームオーバー、そう書いてあったな」
窓にはしとしとと降る雨が流れています。
「俺も春休み頃には賢吾が消えた時のことを思い出す。まぁ、どっちの仲間も帰ってきてるけどな!」
「そうか、みんな大切な仲間と戦ってたんだもんな、そういう事もあるよな…」
ふと、美空や龍牙や紗羽、そしてマスターのことを思い浮かべてしまい、頭を振ります。
「俺たちは、いつだって戦兎兄のことも見守ってるからな」
「!…ありがとう」
戦っている最中の兄弟は、いつもみんながそっと励ましてくれるのがライダー家なのです リビングでは、パラドが目を輝かせています。
「心が躍るなぁ!!」
「パーティーというものは、いつも興味深い」
「なぁフィリップ、これはなんだ?」
「それは紙で作ったお花だ」
「お花。」
「何枚もの薄い紙を重ねて輪ゴムで留め、花のように広げた飾りだ」
じゃあアレは?これは?と聞かれてはフィリップが答える、という様子に、雄介が目を細めます
「なんかさ、パラドはちょっと年の離れた末っ子、って感じだよね、かわいい」
「背だけはやたらにでかい末っ子だな…っと、ただいま」
「真ちゃん相変わらず気にしてるねぇ、おかえり(シュッ)」
「ヒビキ兄さん、うるさい。(シュッ)」 貴利矢に文字通り乗せられている永夢はと言えば
「えっ、あの、貴利矢さん??こっちって…!ねぇどこ行くんですか!」
貴利矢が勝手に走り、きいても何も答えないものだから、先程からただただバイクに大声で話しかける人になっています
「ちょっと貴利矢さんてば!!!ここって」
「ほい到着〜」
「いや、到着って…うちじゃないですか…」
「そうだよ、永夢んち。皆がパーティーの準備して待ってるんだろ?」
オロオロする永夢を尻目に貴利矢が玄関チャイムを鳴らすと、エプロンで手を拭き拭きしながら翔一が出てきました。
「はいはい…っと。あ九条先生に永夢兄さんも!おかえり!」
「じゃ、これで送り返したんで。自分は失礼しまーす」
貴利矢は翔一に永夢を押し付け、踵を返します
「待って下さい貴利矢さん!なんで…!」
貴利矢は振り向きません。
「永夢、自分はもう消えない、だから心配すんな」
驚いたように目を見張る永夢。
「ちょっと席立てばついてくるわ、自分が神と話すとめちゃくちゃ見てくるわ…気がつかない訳ねぇだろ」
振り向いた貴利矢の表情は困ったような、でも少し嬉しそうな。
「去年の今日…自分は正直、死んでもいいって思ってた。信じてあの時の自分の全てを永夢に託したからだ」
「貴利矢さん…」
「でも今は違う、バグスターとして戻ってきちまった自分にしか出来ないことがある、だから消えてる暇なんかない。そうだろ?」
他の兄弟も玄関先やらリビングの窓に集まってきました。パラドも玄関から飛び出してきました。
「永夢!」
「ほら待ってるぞ、もう一人のお前も、家族も」 貴利矢はニッと笑って帰…ろうとしたのですが。
目の前に急に何かが出てきました。
「ば、バイク…?」
その何かはバイクから急に変形し、ロボットになりました。
「おっ…とぉ!えっ、何、なになになに怖い」
そのロボットは貴利矢の腕をわしっと掴み、ライダー家の方へ戻そうとしています。
「おいバジン!」
巧がリビングの窓からサンダルを引っ掛けて出てきました。
「……ふっ」
「えっ、何あんたなんで笑ってんの、ちょマジ何これ永夢〜!」
貴利矢はバジンに持ち上げられたまま騒いでいます。
「ちょっと言い難いんだが…あんたに親近感を抱いてるみたいだな」
「…は?」
察しのいい兄弟達は数人こらえ切れずに笑い出しています。
「おい、勘弁しろよ…」
「まぁまぁ、バジンも友達が出来て嬉しいみたいだし、パーティー楽しんでって下さいよ」
翔一くんに促されながらバジンに持ち運ばれる貴利矢。
「こら懐くな!誰が友達だ!無機物!!」
「これはあれか、照井を呼ぶ流れか?」
「だいたい分かった、意志を持ったバイクか」
「誰が意志を持ったバイクだ!あ〜分かった!わかったから!帰らないから!」
玄関先にようやく開放された貴利矢は、髪をくしゃくしゃとかきむしり
「永夢、なんなんだよお前ん家」
「すいません。でも、自分で来たんじゃないですか」
「…だな」
目を見合わせて笑います。
その様子を見て、兄弟達は目を見合わせ、頷きながら家に戻っていきます。
最後に入ろうとした永夢に貴利矢が声をかけました。
「それと…去年はキツい思いさせた。それはほんとに悪かったと思ってる」
「何言ってるんですか貴利矢さん!俺、あの時の貴利矢さんの言葉のおかげで強くなれたって思ってますから。俺も、今日はすいませんでした」
「いや…今年のクリスマスは悪くないぜ、永夢」 飾り付けもすっかり終わったライダー家、みんなで席についていざパーティ!と思ったら。
「あ…進ノ介兄さんは?」
ガチャリ、とドアが開いて進ノ介が霧子を伴って帰ってきました。
「何があったか知らないけど!ちょっと今俺のこと忘れてパーティー始めようとしてたろーー!誕 生 日!!!俺の!!!!」
ごめんごめん、忘れてないよ!誕生日おめでとう!とみんな口々に進ノ介を迎え、これで兄弟(と+α)が勢揃い。
楽しいパーティーの始まりです。いつの間にか雨はあがっていました。
おしまい。 流れをぶった切るが、3号家におとーやんそっくりの新兄弟が来るそうな >>163
GJ!面白かったしちょっと泣きそう
ナイスアシストだよバジン… GJ!
貴利矢さんの命日でもあり、進之介の誕生日でもあるクリスマスってすごいなーあとオートバジンにちょっと笑った 便乗して去年のクリスマスの話
163とは噛み合わないだろうし本編もうろ覚えだが勘弁してくれ
永夢「そう言えば、去年のアレは良太郎が?」
良太郎「ううん、総司兄さんだよ。デンライナーと連絡取れないから変だなとは思ったけど」
貴利矢「あ〜、アレ。やっぱ夢じゃなかったんだなぁ…」
突然電車に乗せられ、たどり着いた先には見覚えのある民家。訳の分からないまま、とびきり美味いロコモコを食わせてやるから大人しく付き合え、と数日間に及ぶパーティに付き合わされた。
進ノ介の誕生日、良太郎の誕生日、そしてクリスマスパーティ。年に一度の記念日に暗い顔などできるものかと平静を装って我が家の扉を開けた永夢は想定外のゲストに目を丸くした。
貴利矢の訃報を聞いた総司がデンライナーのオーナーと交渉し、その前日の貴利矢をパーティに招待したのだ。
永夢「驚いたよ。お蔭で、誕生日も素直に祝う事ができたし、貴利矢さんも総司もありがとう」
その日の貴利矢が自分の事を永夢ではなく名人と呼んでいたことで察しはついていたが、それでも永夢は兄弟の気遣いが嬉しくて、笑顔を取り戻すことができた。
総司「気休めでしかなかったが…俺にできることはそれくらいだった。付き合ってくれたことに感謝する。この数日間は我が家にとって本当に大切なイベントだからな」
貴利矢「ま、美味い飯もご馳走になったし。今年も期待していいのかな?」
翔一「もちろん!こんなこともあろうかと思ってね。ちゃんとロコモコも作ってあるよ」
貴利矢「(…あれ、ありがたいけど、これクリスマスに自分フリーって確信されてる?)」
皆動揺しただろうけど総司なら兄弟の誕生日に葬式顔なんて許さないと思うんだ
そして貴利矢がクリスマスに予定入れてないという前提でメニューは組まれてます 二人ともGJ!
貴利矢さん、もしかして結構ちょろい?ロコモコで釣れちゃうじゃん...
あと、照井を呼ぶ流れか?にクスッと来たわww グッジョブ!お疲れ様!
パーティーが終わってからは大掃除と新年の準備をしているのかな…。 掃除しないと…およぉ〜!?な良太郎を何故か受信した おそ●さんのダヨーンみたいな吸引力のゼクト以下略の掃除機ならすぐ終わりそう。 ライダー家の納戸は掃除するだけで世界の命運変わりそうだからなぁ 納戸掃除中に無くなってた系強化アイテムが降ってきて良太郎の頭にヒットするまで想像出来た 2号家の大掃除では誰かさんが不器用を発動しそうだな…。 ベルトと変身アイテム、愛機もピカピカにして新年を迎えるんだろうな
照井「風邪をひきたくなければ年が明けるまで一号家に近づくな」
貴利矢「え、何で」
照井「俺に質問をするな!」 不器用だから周りが止めるのにムキになって掃除しようとして何かを壊す、という流れが綺麗に頭に浮かんだ >>183 >>185
照井は経験済みと見た
洗い終わったあとのずらりとバイクが並べられ乾かされている状況、正直凄く見てみたい。
だって絶対写真撮りたくならないか!? >>185
車中のベルトさんと会話しつつトライドロンを洗浄する進ノ介の隣で
バイクのレーザーと話しつつ洗う永夢の図が浮かんだw 雄介とグロンギが平和なゲゲルで共存できるこの世界なら佐藤太郎も救済して欲しい
本編開始以前に亡くなってる場合はルールに反するって方はスルーしていただけるとありがたい
真実を明かされ、正月祝いの準備をする気になれない戦兎。気分は喪中に近い。
戦兎「アイツの言う通りだったとしたら…本物の佐藤太郎はもう…。最悪だ…」
???「あ〜!アンタ!」
戦兎「!?」
振り返るとそこには葛城巧の顔をした男が。
???「マジで俺の顔じゃん!ヒャッハー!すっげ〜!」
戦兎「その顔…まさか佐藤太郎!?」
佐藤「ピンポーン!いや〜結構同じような境遇の人多いからチーム作ってエンジョイしようと思ってんすよ〜!」
ヨロシクとチラシのような紙を押し付けて去って行く佐藤太郎。
戦兎「『本編開始時既に死んでたキーパーソンの会』…何だコレ。メンバーは…」
永夢「小姫さんと黎斗さんのお母さんの名前が…」
タケル「父さん!?」
進ノ介「親父にベルトさんまで!」
晴人「暦だって…!?」
弦太朗「賢吾の親父さんだー!」
映司「この名前…まさかあの時の女の子!?」
翔太郎「おやっさん…!つか来人ってフィリップぅ!?」
裕也「俺にも話来たんだけど微妙に入会条件満たしてなかったんだよなー」
紘汰「入りたかったのか!?」
翔一「何か新しい会の結成祝いするって、姉さんが団体の予約入れてくれたよ!」
士「このメンバーで盛り上がれるのか…気になるところではあるな」
戦兎「…俺の知ってる死人ってのは会を結成したりしないんだけど」
渡「僕も父さんが初めて遊びに来たときは驚いたっけ。戦兎兄さんもその内慣れるよ」 この時空はすべてのライダーキャラが幸せでいられる場所だからいいと思います
キャラに影響与えてる重大人物がすでに死亡してるのって多いし
来人とフィリップが対面したり
生前の暦とコヨミが出会ったりする場合って見てみたいな
アンクと先代オーズとか 話逸れるが紅白三浦大知出てたな。でもやっぱりアロワナ。 ツイッターでは「宝生永夢ゥ」がトレンド入りしてたな
黎斗神の影響力が凄すぎる (0T0)「中の人などいない!」
これで合っているかな? ローソンでライダーキャンペーン始まったけど兄弟たちは行ったのだろうか... >>198
公式で見たらガンバライジングじゃなくてブロマイドみたい。
さらに応募券で旅行券や宝くじが当たるらしい。 ほーーー。ブロマイド欲しいわ。しかも結構豪華だな他の景品も ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています