>>163
そんなにボコスカに言うもんでもない
あれの新しかった点は、貴種流離譚でありながら、「帰ってきて追放された原因と決戦しない」という点
願望充足小説の嚆矢というよりは、使い古されたテンプレにアメリカ独自のフロンティア精神を組み合わせ、
都合のいい結果を手に入れた主人公を読者に受け入れさせた、という意味で非常に画期的だったのだ

とはいえ、まだテンプレの縛りが強かったころだから主人公は一回帰ってきて金鉱手に入れて大金持ちになってるんだけどね
これに関しては、バローズ自身が読者に喜ばれて金になるものを書く主義の
超テンプレ作家(現在で言えばなろう作家のスーパーエースって感じかな?)だというのもあるが