>>331
パワレン誕生以前に、ジュウレンは
「戦隊史上初の非SF、ファンタジー戦隊」
ということが戦隊史としては大きいと思う。

ジュウレン以前の戦隊は全て、メンバーが使う戦力として多少超能力が入るとしても、
手で握る銃や剣、そして巨大戦力は、一切の例外なく科学兵器だった。
鉄と油で、ボルトとスパナで、科学者や整備員が組み立てるものだった。

「昔の戦隊は10年以上ずっと、巨大戦力といえば機械仕掛けのロボットだけが続いていたよ」
ってのは、今の10代とかには結構な衝撃だろうと思う。
現に俺は、ジュウレンをリアルタイムで見た時には、かなりの衝撃だったからな。
「ええっ? ロボットじゃないの?」と。

ジュウレンは、10年以上ガッチリ続いていた伝統をぶっ壊して新境地を開いた。
近年では、むしろそっち(非SF)の方が多いのでは? とさえ思える。

そういう意味では、ジェット以上の「異色作」と言っても過言ではない。
少なくともジュウレン登場当時には、完全なる史上オンリーワンだったわけだからな。
非SFのファンタジー戦隊というものが。