【黒川芽以】テレビをつけていたら、クリープハイプが流れていて、声に魅入られてしまったんです。

 音楽は小さい頃からずっと好きです。自分の生活の一部と言ってもいいくらい(笑)。
物心ついてから、いちばん最初に聴いていた音楽ってなると……私、6歳からこの世界にいるんですけど、小学生のときに『テツワン探偵ロボタック』っていう戦隊ものを1年間やっていて。
そのときはお母さんが送り迎えをしてくれていたんですけど、朝がすっごい早かったんです。
で、多分お母さん自身が眠くならないために、行き帰りの車の中で、すごいノリノリの曲──それこそヴェルファーレのコンピとかをずっと流していて。
私は半分寝ながら、そのヴェルファーレを聴いて育ったんです(笑)。
その影響なのか、自分で聴くようになってからも、わりとアップテンポのものが多いというか、今でもあまりバラードものは聴かないですね。