だが、テレ朝はそんな東山に少しでも見せ場を作ろうと、おもねりまくっているからどうしたものか。

「番組で取り上げられるネタのチョイスもそれは明らか。8月12日には、〈マッハ文朱36年ぶりの新曲〉という、世間の誰も興味のない、他局のワイドショーではスルーするようなネタを取り上げました。
東山は、『マッハさんからビューティーペアにつながっていく。ブームで僕も見にいきました』と、コメンテーター・松木安太郎とともに目を輝かせていました。
また、中村雅俊の舞台のニュースでは、『(中村に憧れて)高下駄はきましたよね』と、この日からコメンテーターに加わった同世代の八代英輝弁護士に、楽しそうに同意を求めていました。
空気の読める同世代のおっさんコメンテーターでかため、東山がやりやすいようなネタを扱っていこうという、番組サイドの気の使い方があまりに露骨で見ていてシラケるばかりでした」(同)

 東山自身、「無理だと思われているのならやってやる」と意気込みを語ってのスタートとであったが、結果、やはり東山にキャスターとしての適性があったとは思えないのである。

 だが、そんな東山に、唯一、存在価値が出てくるシーンがある。

「ジャニーズタレントの番宣やニュース時に、スタジオに大先輩の東山がいることで、彼らが他の番組では見せない顔を見せること。ファンにとっては楽しみがあるかもしれません。
そしてなにより、ジャニーズタレントが問題や不祥事を起こしたとき。NEWSの小山慶一郎と加藤シゲアキに未成年女生徒の飲酒報道後には、『人間的な成長をさらに望むということです』と苦言を呈し、
元TOKIOの山口達也の女子高生への強制わいせつ事件の際には、『周りにいた僕らにも責任はある』と謝罪するなど、どんな発言をするのか注目され、ネットニュースを多少は賑わせます」(前出・芸能記者)

 つまり、東山の番組での存在価値は、良くも悪くも後輩たち次第ということ。そんな東山を起用し続けてまでも、ジャニーズとのパイプを保ちたいテレ朝ともども、もっとシャキッとして欲しいものだ。

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