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<永夢先生のよく分かる解説>
永夢「まず、平均についてはタケルと流星くんが正解。タケル、どう計算した?」
タケル「えーと、全員の身長を足して、人数で割った」
永夢「そのとおり。一番よく使われる統計値だね。じゃあ次に最頻値だけど…弦太朗、一番人数の多い身長は何cm?」
弦太朗「一番多いのは176cmの4人…あ、これが『サイヒンチ』ってやつ?」
永夢「大正解!さすがだね。では…中央値を説明するね」
(身長の順にデータを並び替える永夢)
永夢「今、兄弟は22人いるね。じゃあ、『身長順で真ん中の人』って誰だろう、ソウゴ!」
ソウゴ「えっとえっと…あれ、真ん中がいない」
永夢「よく気がついたね!偶数だから『並べたときに真ん中』はいないんだ」
流星「じゃあ、正解はなし?」
永夢「いやいや、11番目と12番め、ここが『真ん中にいる二人』になるよね。
ソウゴ「(数える)…雄介兄さんとフィリップだ。二人とも176」
永夢「そう。もし違ってたら平均を取るんだけど、この場合一緒だから中央値は176cm。最頻値と偶然同じになるんだね」
戦兎「では分散と標準偏差について次男様が解説を」

<デンライナーが通過します>

戦兎「というわけで分散が20.26、標準偏差は4.50になるわけ」
永夢「もし分散が0だったら全員同じ身長ってこと。散らばり具合を示すのが分散と標準偏差だよ」
高校生s「パチパチパチ」
永夢「データをきちんと理解してそれを生活や仕事に活かすのはとても大事なことだよ。誰かの言うことを鵜呑みにして騙されたりバカって言われたりしないように気をつけてね」
高校生s「………」
戦兎「そこで全員同じ人物を凝視するのはやめなさい」
七男(そっと目を逸らす)