>>579

(夜の路上。 道路の向かいに建つ剣の店を見ながら、 じいやが 天道の屋台までやって来る)

爺や 「ぼっちゃまが ご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません! (深々と頭を下げる)」

天道 「よして下さい。 (手提げ金庫の蓋を閉めて 差し出す) 今日の売上金です」

爺や 「ああ、 す、すいません。 (何度も頭を下げながら 受け取る)
     ぼっちゃまの店は 客が来れば来るほど、赤字になる始末でして。 (また頭を下げて 天道に感謝する)」

天道 「なぜ、貴方ほどの人が……(憐憫の眼差し)。 明日には 決着をつけましょう」

爺や 「よろしく 御願い致します! (頭を下げるじいや)」


    (カブト 第24話より)