>>640

(地下へ続く薄汚れた階段を 足早に駆け下りる天道、ひより、加賀美)
(照明も無い 入り組んだ狭い通路を 奥へと進む三人。 やがて、広いスペースに続く 入り口を発見する)

天道 「これは…」

 (頭を屈めながら 中に入る天道。 続いて 入る加賀美と ひより)

加賀美 「なんで、 こんな所に、こんな扉が……」

 (中央に 丸いハンドルの付いた頑丈な気密扉。 扉や 周囲の壁には ワーム文字が刻まれている)
 (ハンドルを回し、取っ手を掴む天道)

天道 「……開けるぞ」

 (鋼鉄製の扉が重々しく軋んだ音を立てる。 扉の向こう側から眩い光が射し、目を細める三人)

三人 「……!? (驚愕)」


    (カブト 第24話より)