>>229

(中古自転車やタイヤ、ポリバケツ等が捨てられている高架下の一角)
(そこにダンボールが敷かれて、気を失った風間大介が寝かされている)

 (目を覚まし、辺りを見回す。 次第に 意識が はっきりしてくる大介)

ゴン 「大介 (手を握っているゴンが、大介の顔を覗き込み、呼びかける)」

大介 「ゴン、 やっと…、会えた…(笑顔)  最高に嬉しいよ、ゴン。 (ゴンの手に 自分の手を重ねる)」

ゴン 「(ホッとする) ……馬鹿、 なに 素直になってんのよ、 気持ち悪い」

 (憎まれ口を叩いて 手を離すゴン。 だが、喜びを隠しきれない)