>>868

(ワームとの戦いが終わり、公園の石段を駆け下りてきて ひよりを捜す加賀美)

加賀美 「ひよりーっ! どこだーっ!! (周囲を見回しながら 大声で叫ぶ)」

 (加賀美の前方から 天道が歩いて来る)

天道 「いくぞ、もう此処には居ない」

 (先程までの荒振りが嘘のように 不気味な静けさの天道。 沈んでいるようにも見える)
 (ポツリと ひよりの不在を伝えると、加賀美の横を 静かに通り過ぎていく)

加賀美 「(天道を振り返る) 俺は、今でも信じられない。 …ひより がワームだったなんて… (視線を落とす) 」

天道 「………(足を止め、顔を向ける)」

加賀美 「お前、 ひよりを どうするつもりなんだ?」

 (振り返る天道。 その表情からは 全ての感情が消え失せている)