>>916

(渋谷廃墟の一角にある 『AREA X』 の閉ざされた門。 その前を 三名のゼクトルーパーが警備している)

 (『AREA X』 の地下に続く階段を、 三島が 一人降りていく)
 (右手には、 手首と手錠で繋がった頑丈なジェラルミンケースを提げている)

 (廃棄された医療設備のある部屋へと続く気密扉の前で 足を止める)
 (丸いハンドル式の取っ手を掴み、回転させて 扉を開く)

 (堅牢な扉が音を立てて ゆっくりと開いていく。 その奥には 更に 地下へと続く階段がある)
 (三島は 迷うことなく 中へ 足を踏み入れていく……)