>>925

(回想) (7年前の某所。 銀杏の並木道を楽しそうに歩いてくる日下部親子)
     (父と母に挟まれて歩く幼い少女 ひよりは 包装紙で包まれたプレゼントらしき細長く大きな箱を抱えている)

     (零れ落ちた野球ボールを追って、左手にグローブを嵌めた少年 天道総司が 道を横切る)
     (地面を跳ねるボールをキャッチした後、 顔を上げて、 並木道を歩いてくる親子連れに 気がつく)


天道 「七年前のあの日、 そこで見たのは、俺の死んだはずの両親。  いや、 俺の両親を殺して擬態したワームだった」