0932名無しより愛をこめて
2020/08/06(木) 00:00:01.28ID:OAupINlm0(回想) (炎に包まれ、渋谷に落下する隕石)
(大地に激突して、巻き起こる巨大な爆発と黒煙。 粉々に粉砕されるビル群)
(崩落した渋谷の地下街。 崩れた瓦礫の下で身を起こし、何とか這い出てくる総司)
(近くから、誰かの呻き声が聴こえてくる)
総一 「あ…うぅ…」
(積み重なった瓦礫の下で、重なり合うように下半身が埋もれて、身動きがとれない擬態日下部夫妻)
(擬態総一は 仰向けの姿勢。 擬態さとみは その傍らで、うつ伏せの態勢で 荒い呼吸をついている)
(苦し気に首を動かした擬態総一と ふと目が合う総司。 ハッと 息をのむ擬態総一)
天道 「……俺には あの二人を許す気はなかった。 いつか、必ず 仇をとるつもりだった」
(7年前の真相を語る天道の言葉の端々から、怒りの感情が滲み出している)
ひより 「………」
(カブト 第32話より)