>>127

 (ゴールとおぼしき部屋に 二人同時に駆け込む加賀美と訓練兵)
 (部屋の隅で、誰かが 鍋を煮込んでいる。 お玉で 汁を 小皿に注ぎ、味見をする)

天道 「うん。 良い味だ (微笑)」

加賀美 「お前…。 何をしているんだ! (ズカズカと歩み寄りながら 天道に向かって怒鳴る)」

訓練生 「口の利き方には 気をつけたほうが良いですよ、先輩」

 (後ろから歩いてきて 加賀美の隣に並んだ訓練生が 白いヘルメットを取る)

加賀美 「…女? (驚)」

 (意外な素顔に驚く加賀美。 屈託のない笑顔は まだ若く、十代の少女のように見える)