>>171

 (居間のドアが開き、樹花が戻ってくる。 後ろを振り返り、右手を示して 誰かを部屋に迎え入れる)

樹花 「どうぞ」

 (樹花の声を聞きつけた加賀美が、焦げたフライパンを持って 台所から出てくる)

加賀美 「樹花ちゃん、これ…!」

 (来客と目が合う加賀美。 部屋に入って来たのは 神代家の執事、じいや であった)
 (じいやも 意外そうに、驚いた表情で 加賀美を見る)