>>960

 (腹に致命傷を負った立川の言葉は そこで途切れて、束の間 浮かんだ 皆既日食の幻想も 掻き消される)

 (時空の彼方に消えたひよりの居場所。 其処へ至る方法とは 一体…?)

天道 「……… (思案を巡らせながら、また前を向く)」

 (アクセルを回し、再び、バイクを走らせ始める天道)
 (辺りには 夜の帳が下りて、逢魔時が訪れようとしていた…)


       (カブト 第37話より)