>>182

岬原 「……じゃあ、神代くん。(仕方なしに指名)」

神代 「ハイッ! (元気ハツラツ)」

 (早速、小走りに 黒板の前まで出ると、教卓に両手を突いて 笑顔で 教室内を見回す)

神代 「諸君に 名誉を与える。 (黒板に書かれた問いを 左手で示す)
     この問題、 俺に代わって解く者は いるか?」

生徒達 「…………(沈黙)」

 (教室中が静まり返る)
  (すると、廊下に身を屈めて潜んでいたじいやが、ドアの窓から顔を覗かせる)