>>183

爺や 「ハイッ! (廊下で 右手を上げる)」

神代 「(じいやの方に 顔を向けて微笑む) では! じいや。(左手で指差す)」

 (主人から直接指名されたじいやが 引き戸を開けて 教室内に素早く 入って来る)
 (教壇に駆け上がって チョークを掴むと、問題の解答を 黒板に スラスラと書き込んでいく)

 (驚きの眼差しで 見守る樹花)
 (仕事を済ませて チョークを置くと、じいやが 澄まし顔で 剣の方へ向き直る)

神代 「家臣が答えれば、(じいやを労うように 肩をポンと叩く) 主人が答えたも ど〜ぜん! (微笑)
     …そうだな、ミサキーヌ? (教壇の下に立つ岬に 得意気に目を遣る)」

岬原 「……… (呆れたように見上げる)」


       (カブト 第37話より)