0196名無しより愛をこめて
2021/04/10(土) 23:55:54.88ID:IYCo3yt10蓮華 「それで、その後は?」
(後ろから覗き込むようにして、蓮華が 話の続きを訊いてくる)
(加賀美は静かに振り返ると、横長の実験台テーブルの端に腰を下ろす)
加賀美 「今でも 時折、その歌声が聞こえてくるそうだ……。
その歌が聞こえる時、 あの世の扉が開いて (ゆっくり立ち上がる) 死んだ者が甦り…」
(その時、蓮華の背後から突然、白い人骨の手が伸びて 右肩に置かれ、乾いた音を立てる)
蓮華 「キャー!! (悲鳴)」
(仰天して、思わず 蓮華が 加賀美に跳び付く)
(すると、白骨の人体模型の後ろから、エプロン姿の天道が姿を現わす)
天道 「その話は 本当か?」