仮面ライダーカブト Part237【俺と一緒に地獄に堕ちるか？】
ここは「仮面ライダーカブト」の本スレです
2006年1月29日 - 2007年1月21日（全49話）
【天の道を往き、総てを司る】
【テレビ朝日公式サイト】（Internet Archive）
ttps://web.archive.org/web/20070406192637/http://www.tv-asahi.co.jp/kabuto/
【東映公式サイト】（Internet Archive）
ttps://web.archive.org/web/20070323133317/http://www.toei.co.jp/tv/kabuto/index.asp
【東映ヒーローネット】（Internet Archive）
ttps://web.archive.org/web/20080403044041/http://www.toeihero.net/archive/noa/back_kabuto.html
【東映ビデオ】
ttps://www.toei-video.co.jp/special/kabuto/
○天道総司様の有り難いお言葉
◆スレタイは「仮面ライダーカブト Part（数字）【本編または劇場版のセリフ】」
◆荒らし、電波、基地外なんかに俺を釣ることなど出来やしない。
◆それに、下手に相手をすればせっかくの豆腐が崩れる。
◆質問する前に、検索サイトなどで事前に調べないなんて、5ちゃんねらー失格だな。
◆次スレは>>970が立てる、無理な場合はその旨を伝えてくれよ。
◆ただし、おばあちゃんは、こうも言ってた……
◆これらを守りさえすれば、運命は絶えずこのスレに味方する。
前スレ
仮面ライダーカブト Part236【今こそ 君の気高き友情に応える時】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sfx/1597676484/ >>201
天道 「落ち着け！ まだ、たっぷりある」
（押し寄せる生徒達の対応に、四苦八苦している兄の姿に、樹花が気付く）
樹花 「あっ、お兄ちゃん！ （喜）」
（天道を見つけて 嬉しそうに声を上げる樹花に、また 剣が驚く）
神代 「あいつが…、お前の お兄ちゃん！？ （吃驚）」
樹花 「うん。（剣を振り返り、頷く） お兄ちゃーん！」
（樹花が声を掛けて手を振ると、天道も こちらに気付いて 笑顔になる）
天道 「樹花！ お前も食べるか？ （微笑）」
（だが、パンを求めて お札を差し出す人の波が途切れる事はなく、天道は休む間もなく辟易する）
（カブト 第37話より） GODのカブトハイパーフォームは
バトル用じゃなく時間移動するための物として
描写されてるのが感動的だった。
あれでもし武蔵を殴る蹴るでボコってたら >>201
訂正
誤） 我先にパンを求めてようと
正） 我先にパンを求めようと
>>203
一方的な展開になって、宇宙船内部でボコられた時の仕返しみたいな絵面にw
ハイパーカブトの最後の時間跳躍は、映画 『GOD SPEED LOVE』 のテーマを体現していた
愛は 時を越えて 地球を救う >>202
※ あいつが…、お前の お兄ちゃん！？
第20話で、剣が自動車事故を誘発させて、樹花の額に怪我を負わせた時に、剣は 天道に殴られている
その時、天道に妹がいる事を 初めて知って、剣は素直に 非を詫びているが、
それがまさか、第34話で 行き倒れた自分に タキヤキをくれた少女の事だったとは思わなかったのだろう
不思議な偶然の巡り合わせである
http://i.imgur.com/fa7Rcqq.png
ヤキソーバ？ >>202
（中学生達の食欲に圧倒されながら、天道がお札を受け取る）
天道 「ﾊｱ…､（溜息） 蓮華、釣りだ」
蓮華 「千円 入りまーす！」
（天道から千円札を受け取った蓮華が、手慣れた様子で 茶封筒から 小銭を レジスターに追加する）
（その向こうでは、走って来た加賀美が、追加のパンが入った番重を 両手で抱えて テーブルに置く）
加賀美 「ﾊｱﾊｱ…、（息を切らせながら） 天道のやつ、何の為に こんな事を」
（すかさず、蓮華が 加賀美の傍に近付いて、小声で囁く）
蓮華 「師匠には きっと、何か 考えがあるんです （言い終わると、すぐにレジに戻る）」
加賀美 「えっ！？」 >>206
（本当だろうかと、隣の天道を見上げて 加賀美が訝しんでいると…）
神代 「おぉぉ～、（右に大きく横走） 我が友、カッガーミーン！」
（加賀美を見つけた剣が、嬉しそうに 遠くから駆け寄って来る）
加賀美 「あーっ！ 剣！？ （驚嘆） …何で お前が？ （怯む）」
（意外な場所での 剣との再会に、加賀美が気圧されて 後ろに下がる…）
（カブト 第37話より） ゴッドスピードラブは
未来天道と別の7年辿った天道が、どっちも加賀美と出会ってるというのがグッとくるな。 >>206
※ 師匠には きっと、何か 考えがあるんです
天道が 購買部の仕事を続けているのは、
屋上で 一人、勉強に励んでいる少女 ・ 小林恵子に取り入る為ではないかと思われる
ワームに狙われた彼女には 何かがある
それが 今回の事件の謎を紐解く手掛かりになるだろう
勿論、そういう打算のみの行動ではなく、彼女の身を心配しての判断ではあるだろうが… >>207
（昼休み終了のチャイムが スピーカーから流れる） ｷｰﾝｺｰﾝ ｶｰﾝｺｰﾝ｡
（戦争のような慌ただしい時間が過ぎ去り、生徒達が誰もいなくなった屋上）
（購買部の長机の上には、『本日 売り切れ』、『SOLD OUT』 の張り紙）
（トレイ上に並べられていたパンや、積み重ねられた番重の予備のパンは 全て 空になっている）
（疲れ果てた様子の蓮華は、長机の上に ぐったりと 上体を突っ伏している）
（同じく、疲労困憊した加賀美は、後ろの壁際で 呆然と、生気の無い目をして 座り込んでいる） >>210
（午後の授業開始のチャイムが鳴っても、屋上の片隅に 一人残って、恵子が自主学習している）
（『40 could, have to』 『■ could』）
（『I could not sleep well. （私は よく眠れなかった）』）
（『Could you tell me the way to the station? （駅へ行く道を教えていただけませんか）』）
（いつものように 膝の上に英語の参考書を広げ、緑色の透明セロファンを ページの上に重ね、
少しづつ、ずらしながら、その下に隠れている解答を 小声で呟いている）
（すると、勉強に集中している恵子の元へ、エプロン姿の天道が歩み寄っていく） >>211
天道 「あんまり 頑張り過ぎると、身体に毒だぞ。 （顔を上げる恵子） ほら、取っておいてやった」
（紙ナプキンで包んだ焼きそばパンを 恵子に差し出す）
（驚いて 天道とパンを 交互に見る恵子）
恵子 「……ありがとう。（はにかんだ笑みを浮かべて 天道を見上げる）」
（おずおずと、両手で包みを受け取ると、パンの端を一口齧る）
恵子 「（咀嚼） …はあ、すっごい 美味しい！ （天道を見上げて微笑む）」
（再び パンに齧り付く恵子を、天道が優しい眼差しで微笑みながら 見詰める）
（カブト 第37話より） >>208
海辺で戯れる三人の姿が良い
甦った地球の大地と 青い海原
そして 一人、 空を指差す 天道総司
神は 天にいまし、全て 世は 事も無し
（God's in His heaven, All's right with the world.） >>212
（その時、風に乗って 何処からともなく 不気味な わらべ歌が聴こえてくる） ﾄｵﾘｬﾝｾ､ﾄｵﾘｬﾝｾ…｡
（途端に、天道の目付きが鋭くなる）
蓮華 「（突っ伏していた机から顔を上げる） これは……？」
加賀美 「（上体を起こして 辺りを見回す） ま、まさか、消えた合唱部の歌？ （動揺）」
（天道が 屋上のフェンス際に寄って 地上を見下ろすと、生い茂る木々の間から 学園の裏の小径が見える）
（歌声に紛れて、運動部のランニング中の掛け声も 微かに聴こえてくる）
野球部 「ｲｯﾁﾆｨ! ｲｯﾁﾆｨ! ｲｯﾁﾆｨ! ｲｯﾁﾆｨ!」
（俄かに 怪しい霧が立ち込め始めた山道を、野球部のユニフォームを着た集団が一列になって走って来る）
天道 「ほお…、 帰ってきたのか」
（生徒達の間で、神隠しに遭ったという噂が流れた野球部員達が 学園に再び舞い戻って来た…） >>216
（加賀美と蓮華も フェンスに駆け寄って、金網越しに山道を見る）
加賀美 「あっ！？ （驚愕）」
（先頭を走る野球部エースの眼が 緑色に 妖しく光ったように見える…）
（茫然と、地上を見下ろす天道、加賀美、蓮華、恵子、の四人）
恵子 「噂は 本当だったんだ…… （怯えたように 隣の天道を見る）」
天道 「………（険しい表情で、地上の光景を見詰めている）」
蓮華 「『あの世の扉が開いた』 ってこと？」
天道 「だとしたら、『死者が甦った』 ということか…」
加賀美 「そんな馬鹿な事があるか。 だったら、確かめてやる」
（フェンスから手を離し、加賀美が駆け出す） >>217
（だが、途中で 誰もついてこない事に気が付いて、 立ち止まって振り返り、叫ぶ）
加賀美 「何やってんだ！ 早く来い！！」
天道 「……幽霊だったら、お前に任せる （真剣）」
蓮華 「同感です」
（全然 乗り気ではない二人の態度に、加賀美が噛み付く）
加賀美 「そんな訳ないだろっ！ （頭に巻いていたタオルを取って、足元に叩きつける） 行くぞ！」
（再び、全力で 屋上を駆け出し、一階を目指す）
（カブト 第37話より） >>216
※ 生い茂る木々の間から 学園の裏の小径が見える
※ 俄かに 怪しい霧が立ち込め始めた山道
屋上から見える都会の景色とのギャップが凄い （笑）
映像的には、死者の国に通じる黄泉比良坂のイメージではないだろうか >>217
※ 先頭を走る野球部エースの眼が 緑色に 妖しく光ったように見える…
日差しを反射して光ったのだろうか？
それとも、加賀美と一瞬だけ 目が合ったのか…？
人間以上のワームの視力が、屋上から見下ろしている加賀美達の姿を、瞬間的に捉えたのかもしれない >>217
※ 噂は 本当だったんだ……
恵子の不幸は、消えた筈の野球部が帰って来た事で、『呪いの鏡』 の噂を信じてしまった事だろう
『呪いの鏡』 に祈って 神隠しに遭った 連敗続きの野球部員達の願いは 未だ叶っていない
つまり、戻って来た彼等によって、これから その願いが叶う……
集団失踪を遂げた野球部員が 鏡に祈っていた事実を、何故か、恵子は知っていた >>82
（一人でいる事が多い恵子は、人気のない旧校舎で 野球部員が鏡に祈る場面に 遭遇していたのかも？）
それで、怪し気な おまじないに頼る弱小野球部を 『恥晒し部』 とまで罵り、軽蔑していたのだろう
クラスに馴染めず、一人 孤立しがちな恵子にとって、学業で良い成績を取る事だけが 唯一の寄り辺
しかし、最近では テストの点が思うように伸びず、悩んでいた恵子にとって、
祈れば 何でも願いが叶う 『呪いの鏡』 は、地獄へ誘う 甘く危険な誘惑であった… >>218
※ 幽霊だったら、お前に任せる
冗談を飛ばすような和やかな場面ではないのだが、天道は あくまで 真顔で答えている
理科室では 白骨模型も平気だったし、幽霊が苦手のようにも見えない
学園に潜入捜査している都合上、戻って来た彼等の正体暴きは、一人で充分だと考えたのではないだろうか
一旦、警察に提出された野球部員達の家族からの捜索願いは取り下げられており、
この事件には、学校側 関係者が関わっている可能性が高い >>58
学園ぐるみの陰謀ならば、彼等の目的が判明していない以上、
天道達が ZECTの捜査員である事を明かす事は 時期尚早である >>218
※ そんな訳ないだろっ！ （頭に巻いていたタオルを取って、足元に叩きつける）
因みに、加賀美の この激しい反応は、天道のボケに対する典型的な全力ツッコミだと思われる
ボケ役とツッコミ役が成立しているのか、いないのか （笑） >>218
（一階に降りて、敷地内の建物の外側を回り込み、加賀美が走っていく）
（そして、裏の小径の入り口に差し掛かった辺りで、急に驚いて 立ち止まる）
加賀美 「あっ、あっ！？ （急停止） …いつの間に！？」
（裏道には 白い霧が立ち込め、走って戻ってきていた筈の野球部員達の姿は 何処にも見当たらない）
（そこに後ろから 遅れて 天道も駆けつけてきて、加賀美の隣に並ぶ）
天道 「気をつけろ。 いるぞ」
加賀美 「えっ？？ （当惑）」
（天道は 油断する事なく、霧の向こう側を見据える）
（やがて、霧の中を歩いて来る人影が ぼんやりと見え始める）
（トーク帽を被り、顔を 黒いベールで覆った喪服姿の女が 二名）
（その背後には 蛹ワームの集団を引き連れている） >>224
（新たな敵の出現に、加賀美と天道が 精悍な戦士の表情へと変わり、身構える）
（道の前方に立つ二人に向かって、蛹ワームが一斉に駆け出し、喪服の女達を追い越していく）
（すると、空中より飛来した二機のゼクターが、ワームの頭上から 奇襲攻撃を加える！）
（不意を突かれて混乱するワーム達を尻目に、ゼクターは資格者達の元へ飛び去る）
（そして、向かってきたカブトゼクターとガタックゼクターを 天道と加賀美が キャッチする）
天道・加賀美 「変身ッ！！ （同時にベルトにセット）」
電子音声 『ﾍﾝｼﾝ! ・ ﾍﾝｼﾝ!』
喪服の女 「…！？ （驚）」
（前方の人間達が 只者ではなく、ワームの宿敵 ・ ライダーであった事に気付き、驚愕する黒装束の女）
（青白い光に包まれ、天道と加賀美の全身が マスクドフォームの装甲に覆われていく…）
（カブト 第37話より） >>225
※ 驚愕する黒装束の女
このワーム集団のリーダーとおぼしき 喪服の女を演じているのは、こいでみかさん
『こいでみかの日記』
https://ameblo.jp/mikaon/
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（大量の蛹ワームが カブトとガタックに襲いかかり、戦いの幕が切って落とされる）
（学園の建物を背にして戦う二人のライダー）
（今、校内には 午後の授業を受けている大勢の生徒達がいる）
（凶暴なワームの群れを、絶対に 此処から先へ 通すわけにはいかない！）
ｶﾞﾀｯｸ 「どぅおりゃあぁっ！！」
（群がるワームをマスクドフォームのパワーで蹴散らしながら、ガタックが吠えて 飛び蹴りを喰らわせる）
ｶﾌﾞﾄ 「はあっ！」
（カブトは アックスの鋭利な刃を振るい、周囲のワーム達を 次々に切り裂いていく） >>229
電子音声 『ｷｬｽﾄｵﾌ!!』
（一斉に マスクドアーマーが飛び散り、まともに喰らった数体のワームが薙ぎ倒される）
（身軽になったガタックが 雄叫びを上げながら、ワームに飛び掛かる）
（ライダーフォームの機動力で 膝蹴り、パンチ、キックと、獅子奮迅の活躍をみせる）
（同じく、ライダーフォームにチェンジしたカブトが ワームの攻撃を躱して ゼクターのボタンを押す）
電子音声 『 ﾜﾝ! 』
（襲いかかるワームにパンチを連打して、再び、次のボタンを押す）
電子音声 『 ﾂｰ!! 』
（フロントキックからの 流れるような右サイドキック、 そして 最後のボタンを押す）
電子音声 『 ｽﾘｰ!!! 』
（前方の敵に 右の正拳を撃ち込み、前進を続けながらレバーを操作、ゼクターに蓄積されたエネルギーを開放する） >>230
（左右のスマッシュで ワームを殴り飛ばし、ガタックがゼクターホーンを反転させる）
ｶﾞﾀｯｸ 「ライダーキック！」
（カブトも同時に ゼクターホーンを反転）
ｶﾌﾞﾄ 「ライダーキック」
（二人の身体が宙に舞い上がり、飛び蹴りの体勢で 林の木々の間を 高速で突き抜けていく）
（居並ぶ蛹ワーム達が ライダーの必殺技を喰らって、連続して 爆発四散する）
（カブト 第37話より） 庵野効果で盛り上がってるかと思ったら変な奴が一人で回してて過疎ってるのか... >>232
庵野効果？
カブトファンなら誰でも大歓迎なので、どうぞ回して下さい
楽しく面白い話題をよろしく >>225
※ 新たな敵の出現
これは 学園の外から招き寄せられた 新たな増援部隊ではないだろうか？
この黒装束の女幹部に率いられたワーム達の出番は 第37話と、続く 後編の 第38話冒頭のみであり、
カブトとガタックの活躍により、一掃される
だが、屋上から見ている加賀美達に気が付いたのか、戻って来た野球部員達は早々に姿を消しており、
7年前に消えた合唱部共々、学園内には 未だ多くのワームが巣食っている… >>225
※ 驚愕する黒装束の女
この集団を指揮している黒装束の女は 天道と加賀美が変身した時に 意外そうな表情で驚いている
ライダーの資格者の顏までは知らなかったと思われる
学園の入り口に立ち塞がる二人の男達が よもやライダーだとは思わずに、
邪魔な人間は 軽く排除してやろうと 襲いかかったのだろう >>225
（ロングレンジの跳躍を終え、ガタックの背後に着地するカブト。 振り返り、向かい合う二人）
（すると、別の方角の林の中から、何かが高速で 急接近してくる）
ｶﾌﾞﾄ 「うっ！？」
ｶﾞﾀｯｸ 「ぐっ！？」
（休む間もなく 攻撃を受けて吹き飛ばされ、地面に転がる二人）
（すぐさま、カブトが顔を上げて、コンパウンドアイで 急速接近した物体の動きを追う）
（クロックオーバーしたレプトーフィスワームが姿を現わし、不気味な昆虫の鳴き声を響かせる）
（学外で、女生徒 ・ 小林恵子を襲った成虫ワームである）
ｶﾞﾀｯｸ 「くっ、（即座に立ち上がる） 負けるか！」
（ガタックが 両肩に装着されているダブルカリバーの柄を掴んで、ワーム目掛けて走り出す！）
（カブト 第37話より） 放送当時はスルーしてたけど
サソードの執事がぼっちゃまを殺して成り代わったワームを育てるってさっぱり理解できないんだが
記憶喪失とか関係ない >>237
生前の坊ちゃまそのものの神代剣 （擬態） を見て、本物の生まれ変わりのように思ったのでは？
その心境に至るまでには、相当の葛藤があったのではないだろうか >>236
※ レプトーフィスワームが姿を現わし、不気味な昆虫の鳴き声を響かせる
7年前に消えた合唱部員の一人に擬態しているレプトーフィスワームは、キリギリスのワームである
鳴き声が印象的なキリギリスならば、歌が専門の合唱部員は まさにうってつけの擬態と言えるだろう
まず、合唱部員達が歌う 童歌を合図に、立ち込めた霧の中から 失踪した野球部員達が先行して戻り、
続いて、黒装束の女 率いる 後続の別動隊が、生徒達に擬態する補充要員として、学園に入り込む
聖華学園は ワームが人間に擬態する為の 格好の隠れ蓑となり、
学業や運動競技で好成績を残した生徒達は やがて卒業して巣立ち、人間社会に静かに浸透していく…
ワームによって、周到に練られた地域密着型の作戦だと思われる >>236
（肩のロックが解除された双剣のカリバーを振るい、果敢にワームに挑むガタック）
（対するレプトーフィスワームも 鋭い爪で応戦し、激しい攻防を繰り広げる）
（その隙に立ち上がったカブトの頭上の空間に、緑色の発光現象が発生する）
（左手を伸ばし、出現したハイパーゼクターを 素早く掴むと、ベルト左腰に装着）
ｶﾌﾞﾄ 「（ゼクターホーンを下げる） ハイパーキャストオフ」
（機械音声が カブトの命令を復唱すると同時に、カブトゼクターから ブレストに 閃光が走る）
電子音声 『 ﾁｪｰﾝｼﾞ､ ﾊｲﾊﾟｰﾋﾞｰﾄﾙ!! 』
（瞬時に カブトの全身の装甲が、より強固なハイパーフォームへと置き換わっていく）
（カブト 第37話より） >>241
黒装束の女 「…ハイパーカブト！？」
（林に群生する木々の梢の間から 戦局を窺っていた黒装束の女が、忌々し気に呟く）
（もう一人の 副官とおぼしき黒装束の女は、その背後に ひっそりと寄り添って立っている）
（ハイパーキャストオフを終えたカブトが 厳かに訊ねる）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「“ネイティブ” とかいうワームについて、（女達の方へ顔を向ける） 話してもらおうか」
黒装束の女 「（不敵に微笑む） それは、お前ら ZECTが、一番 知っているんじゃないのか」
（指揮官と思われる黒装束の女が、カブトを小馬鹿にしたように嘲笑する）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「ほお…、どういう意味だ？」
黒装束の女 「（無視） ハイパークロックアップを使う前に、奴を倒せ！」
（黒装束の女は カブトの問いかけには答えずに、ガタックと応戦中のレプトーフィスワームに命じる） >>242
※ “ネイティブ” とかいうワームについて
前エピソードの第35話～第36話に登場したネイティブ ・ 立川大吾は ワームの手に掛かり、殺された
同族でありながら、二つの勢力は敵対関係らしい
天道は 黒装束の女幹部に、その事について訊ねている
※ ハイパークロックアップを使う前に、奴を倒せ！
女幹部は ライダーの正体も知らなかったようだし、 それはちょっと 無茶振りが過ぎるだろう、というw >>242
※ それは、お前ら ZECTが、一番 知っているんじゃないのか
ワームと戦う秘密組織ZECTの実態は、ネイティブの為に編成された戦闘集団であり、
ZECTの母体は 事実上、ネイティブのトップが 権力を握っている （加賀美陸は傀儡）
ワームである黒装束の女からすれば、ZECT ＝ ネイティブ であり、殲滅すべき最大の敵勢力
ワーム VS 人類の構図は、ワーム VS ネイティブの代理戦争でもある
ライダー達は その盤上で、ネイティブの走狗となっている操り人形に過ぎない
だからこそ、何を馬鹿な事を訊いていると、黒装束の女幹部は取り合わないのだろう >>242
（食い下がるガタックを、レプトーフィスワームが 右腕の一撃で払い除ける）
ｶﾞﾀｯｸ 「うっ！ （弾き飛ばされ、倒れる）」
（そして レプトーフィスワームは、慎重な足取りで ハイパーカブトの方へ 間合いを詰めていく）
（カブトは 結び立ちの体勢のまま、静かに その場に佇んでいる）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「お前達、 俺の力を侮っているな」
黒装束の女 「……… （疑念の表情）」
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「（天を指差す） おばあちゃんが言っていた。 俺の進化は 光より速い」
（カブトが頭上を見上げると、空中で 風が渦を巻き始め、立ち込めていた霧を吹き飛ばしていく）
（時ならぬ強風に揺れる木々の枝の間から、眩い陽光が 地上に差し込む）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「全宇宙の何者も 俺の進化にはついてこれない」
（カブト 第37話より） >>245
※ 空中で 風が渦を巻き始め、立ち込めていた霧を吹き飛ばしていく
『とおりゃんせ』 の童歌が流れると、毎回発生する白い濃霧
これは、ワームの超常能力が 天候を操って引き起こしている自然現象なのだろうか？
だが、ハイパーカブトは それさえも打ち破ってみせる
第34話の終了間際、ビストロ ・ サル店内に ハイパーゼクターが 時空を超えて出現する場面があるが、
空間を捻じ曲げてワームホールを生成す過程で生じるのか、店内は 窓が閉め切られているにも関わらず、
空気の対流が起き、何処からともなく 風が吹いている
今回の、霧を吹き飛ばした現象は、これを更に 数段、強力にしたものではないだろうか
そして、新たなる対ワーム用決戦兵器が出現する… >>245
（その時、霧が晴れた空に 閃光が走り、 空間を切り裂くように、一振りの剣が出現）
（地表めがけて 真っ直ぐに降って来た剣の柄を、ハイパーカブトが掴み取る）
（手にした異形の剣の切っ先を上に、カブトが雄々しく掲げ持つ）
（大剣は 太陽の光を反射して、刃が 神々しい輝きを放っている）
ｶﾞﾀｯｸ 「あれは！？ （驚いて立ち上がる）」
（新たな兵器の出現に、黒装束の女達も動揺を見せる）
（先手を打って、身体から紫色の光線を放ち、カブトの右側面から奇襲をかける）
（それに気づいたハイパーカブトが 気合一閃、水平方向に剣を振るい、薙ぎ払う）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「ハアッ！」
（光線は そのまま 黒装束の女達の方へ弾き返されて、二人の姿は 眩しい光の中で消失する……）
（カブト 第37話より） >>191
今週の本田博太郎さん
https://abema.tv/video/episode/87-1124_s1170_p28453
開始 26分50秒過ぎ辺りから、本田さん登場
「どぉぉぉせ、地獄へ落ちるなら、 せめて そんな希望を抱いて……欲しいものだ」 >>248
※ 黒装束の女達の方へ弾き返されて、二人の姿は 眩しい光の中で消失する
この後、 黒装束の女達は 画面から消えて退場してしまう為、その後の消息は不明である
自らが放った紫色の光線に パーフェクトゼクターの力が加わった反射攻撃で死亡してしまったのか、
それとも、この場から逃亡したのか…？
副官らしき女の方は、カッシスワーム ・ 乃木怜治に付き従う喪服集団の一人に似ている気がするが、
役者名が判らない為、判別出来ず
もしそうだとすれば、副官の方は逃亡した可能性もある >>248
さて、天道と加賀美が変身して、ワームの群れの学園侵攻を食い止めて戦っていた頃、
屋上に残ったと思われる女生徒 ・ 小林恵子は 何処へ行ったのか？
彼女は 教室には戻らず、一人 ある場所へと向かっている…… >>253
（人の居ない旧校舎。 使用されていない古びた学習机と椅子が、細長い廊下の端に並べられている）
（その突き当りに、 学園の生徒達に “呪いの鏡” と噂される姿見がある）
（その前に 女子生徒 ・ 小林恵子が 思い詰めた表情で 俯き、一人 佇んでいる）
（暫しの間、躊躇っていたが、何事かを決意したのか、鏡に向かって数歩 歩み寄り、顔を上げる）
恵子 「（両手の指を組む） 次の試験では 一番になれますように……」
（固く目を閉じ、一心不乱に祈る）
（すると、何処からともなく、〝あの〟歌声が 恵子の耳に聴こえてくる…） ﾄｵﾘｬﾝｾ､ ﾄｵﾘｬﾝｾ… >>256
（突然の童歌に驚き、 ﾊﾟｯと 背後を振り返る恵子）
（だが、反対側の廊下の突き当りまで、誰も 人の姿は無い）
（急に 廊下の窓から射し込む日差しが陰り、辺りが 一気に薄暗くなる）
（恐怖に顏を引き攣らせながら、廊下の先を見詰める恵子）
（その恵子の背後…。 鏡の中に映る、もう一人の恵子）
（怯える自分自身の背中を見詰めながら、不気味に微笑む……）
（カブト 第37話より）
加藤和樹アーティストデビュー15周年メモリアルフォトブック 「Ｋ」
http://spice.eplus.jp/articles/286353
2021年 6月21日 （月） 発売
■デビューからアーティスト人生を語った 加藤和樹バイオグラフィー
■撮りおろしグラビア
■LIVEクロニクル
■Stageクロニクル
■コラム 「加藤のレシピノート」 「加藤の日記 ・ 歌詞ノート」 「加藤の本棚」 「加藤の写真館」 など
■お世話になったあの人に 「加藤二郎」 で恩返し “スペシャル対談”
■憧れの先輩、 親交のある仲間たちから お祝いメッセージ >>256
※ 次の試験では 一番に なれますように……
神隠しに遭った野球部員 （エースの青田君？） も、同じように この場所で 願い事をしたと思われる
おそらく、恵子は その現場を偶然 目撃した為に、ワームに襲われたのではないだろうか？
そして 消えた野球部員達が再び戻って来た事実を知り、呪いの鏡の御利益を信じてしまう
恵子は あれほど 野球部を軽蔑していたにも関わらず、次の全国模試で 一位を取りたい余り、
己の姿を映す鏡と対峙し、秘めた願い事を伝える
鏡の向こう側には 地獄が広がっている事も知らずに…
「怪物と戦う者は、その過程で 自らも怪物とならぬよう、気をつけなくてはならない。
深淵を覗く時、 深淵もまた こちらを覗いているのだ」
フリードリヒ ・ ニーチェ >>257
（恵子が 呪いの鏡の前に立っていた頃、ハイパーカブトとワームの熾烈な戦いは続いていた）
（レプトーフィスワームが 昆虫の鳴き声を上げながら突進し、カブトに迫る）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「やあっ！ （右斜め上段より 袈裟切りに パーフェクトゼクターを振り下ろす）」
（斬られた紫色の体から激しい火花が散り、レプトーフィスワームは身を捩って後退する）
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「はあっ！ （返す刀で 剣を水平に振るう）」
（カブトは戦う。 聖華学園で学ぶ 全ての生徒達の為に）
（だが、その救いの手の指先から、一人の少女が零れ落ちようとしている事に 未だ気づいてはいなかった……）
（カブト 第37話より） >>261
カブト第37話は これにて終了
聖華学園を巡るワームとの攻防戦は、後編の第38話に続いていきます
絶大な力を持つヒーローも、全ての人間を救うのは困難である
だからこそ、彼等は 一人でも多く助ける為に 懸命に戦い続けるのだろう >>261
（カブトに 横一文字に胴を薙ぎ払われた レプトーフィスワームが 雑草の生えた地面の上を転がる）
（すると、木の梢の間や頭上から、蛹ワームが次々と 群れを成して降ってくる）
（そして、倒れたレプトーフィスワームを庇うように、ハイパーカブトとの間に立ち塞がる）
ｶﾞﾀｯｸ 「ぬん！ （ダブルカリバーを両手に構えて駆け出す） うぉぉぉぉぉぉっ！！」
（ガタックが 新手の敵集団めがけて突進し、間を走り抜けながら ワームを斬り捨てていく）
（その隙に、カブトが パーフェクトゼクターの鍔の部分にある赤いボタンを押す）
電子音声 『 ｶﾌﾞﾄﾊﾟﾜｰ!! 』
（鍔の部分から発生した赤い放電が、ﾋﾞﾘﾋﾞﾘと 刀身を切先まで伝っていく）
（カブト 第38話より） >>264
■ パーフェクトゼクター
PERFECT ZECTER
「ハイパーカブトのみが使いこなせる、マスクドライダーシステム最大の威力を誇る兵器。
ヒヒイロノカネの二倍の強度を持つ、ヒヒイロノオオガネ製。
他の兵器とは異なり、カブトムシ型のゼクターの一種でもあり、
使用時には ジョウント移動により、ライダーの元に飛んでくるのが特徴。
“フルスロットル” の赤いボタンを押すことで カブトパワーが発動、
“ハイパーブレイド” （ソードモード） 、“ハイパーキャノン” （ガンモード） が使用可能となる。
さらに 他のゼクターを従わせ、合体することで 様々な形態をとることが出来る。」
「“フルスロットル” を押すことで、ゼクター内部に溜まったタキオン粒子を噴出。
それぞれの技へと転換させる。」 >>264
（ガタックが 二つのカリバーを接続した巨大な鋏で、蛹ワームの胴体を捕らえる）
（プラスとマイナスの刃先に 荷電粒子が青い電光となって流れ、集束していく）
電子音声 『 ﾗｲﾀﾞｰｶｯﾃｨﾝｸﾞ!! 』
（同時に ハイパーカブトも、取り囲む 四体の蛹ワームを、パーフェクトゼクターで 一気に撫で斬りにする）
電子音声 『 ﾊｲﾊﾟｰﾌﾞﾚｲﾄﾞ!! 』
ﾊｲﾊﾟｰｶﾌﾞﾄ 「はあっ！ （気合）」
（赤い旋風が往復して、ワーム達を 二度 斬り裂く！）
（立て続けに カブトとガタックの周囲で 爆発が起こり、二人の姿を 巨大な爆炎が覆い尽くす）
（胸部の傷を押さえ、後方から戦況を窺っていたレプトーフィスワームが 形勢不利と見て クロックアップを開始、
この場から逃走していく…）
（カブト 第38話より） >>266
※ ライダーカッテイング
ガタックの必殺技の一つ
本編では これが二度目の使用となる
因みに、一度目は 第23話 （ジオフィリドワーム戦）、 三度目は 第44話 （カッシスワーム戦）
貴重な使用シーンなので、刮目して観るべし >>267
■ ガタック ダブルカリバー
GATACK DOUBLE CALIBUR
「ガタックの両肩に備えられた専用武器。
右腕で使用する “プラスカリバー” と 左腕で使用する “マイナスカリバー” で 一対となっている。
それぞれ プラスとマイナスの荷電粒子を刃先に集め、あらゆるものを列断する。」
「“プラスカリバー” の 凸部と “マイナスカリバー” の 凹部を “カリバーフルカム” で接続することにより、
鋏状の武器となり、必殺技 “ライダーカッティング” を繰り出すことが可能となる。」 >>268
変換間違いを修正
誤） あらゆるものを列断する。
正） あらゆるものを裂断する。 >>266
（蛹ワームが粗方 片付き、逃げ去ったレプトーフィスワームの姿を捜して 振り返るハイパーカブト）
（カブトゼクターとハイパーゼクターが ベルトから離脱し、飛び去っていく）
（変身解除した天道が、ﾊｯとして 背後に聳え立つ校舎を見上げる）
（木々の間から見える学び舎は 今までとは打って変わって、不気味な雰囲気が漂っている）
（そこに、同じく 変身解除した加賀美が駆け寄ってくる）
天道 「やはり、この学校には ワームの影がある」
加賀美 「（横に並んで 校舎を見上げながら） どうする？ 学校を閉鎖して調べるか？」
天道 「そんな事をしても、ワームに逃げられるだけだ。
それに、樹花が楽しみにしているキャンプを中止させる訳にはいかん （腕組み）」 >>271
（そんな理由かよ、と 加賀美が呆れたように、隣の天道に顔を向ける）
（すると、また何処からともなく、〝あの〟歌声が聴こえ始める） ﾄｵﾘｬﾝｾ､ ﾄｵﾘｬﾝｾ…
加賀美 「（辺りを見渡す） また この歌？」
天道 「………」
（天道も 周囲に用心深く 視線を巡らせる）
（急に 日差しが陰り、学校裏の山道や建物一帯が 一気に薄暗くなる…） >>272
（人の居ない旧校舎の廊下の突き当り。 日が陰り、校内は薄暗い）
（“呪いの鏡” の前に、女子生徒 ・ 小林恵子が 一人 佇んでいる）
（だが、怯えていた先程までとは、何か 様子が異なっている…）
（鏡と向き合って立っていた恵子が、ゆっくりと 後ろを振り返る）
（その顔は、人間的な感情を喪失してしまったかのように、無表情で 硬い）
（そして、恵子は 静かに 元来た方向へ、暗い廊下を歩き始める……）
（カブト 第38話より） >>271
※ 学校を閉鎖して調べるか？
※ そんな事をしても、ワームに逃げられるだけだ
生徒達の安全を考えるなら、加賀美の言う通り、休校にして ワームが潜めそうな場所を隈なく調査するのが、
最も確実な方法に思われる
しかし、逃亡の際に 生徒に擬態し、他の一般生徒達に紛れて、校外に逃げられる可能性もあり、
そうなれば、余計に 人的被害が拡大する恐れも考えられる
今回の戦闘で ワーム側には、ZECTが動いている事を知られたので、根城にしている学園を閉鎖したりしない限り、
すぐには 表立った強硬策には出ないだろうという 天道の読みではないだろうか >>274
これにて、第38話の導入部であるアバンが終了
恵子の身に生じた異変、 そして 帰って来た亡霊野球部員達…
果たして 天道達は、子供らの夢を食い物にするワームの邪悪な企みを阻止する事が出来るのか！？
CM明け後、本編が スタート、 この後 すぐ！ ﾃﾞｯ､ ﾃﾞﾃﾞﾃﾞｯ!!
教室で自習する小林恵子役の鈴木かすみさん
http://web.archive.org/web/20070219203211im_/http://www.toei.co.jp/tv/kabuto/eps/39/m/10.jpg
役とは異なる 素の笑顔が眩しい
樹花と 部活の友達 カスミ、 そして、恵子 （眼鏡無し）
http://web.archive.org/web/20070219203211im_/http://www.toei.co.jp/tv/kabuto/eps/39/m/05.jpg
三人で 記念撮影 >>277
実は、DVD初回特典のライナーカードには、『樹花と同じクラスの小林恵子』 という記述が見受けられます
しかし、本編映像を確認すると、第38話に、恵子が 教室で一人、自習しているシーンがあるのですが、
恵子が座っている位置の席には、第37話の 『2-A』のクラスでは、別の女生徒が座っています
他に 空席は、樹花の隣の席のみ
この席は、編入してきた神代剣の席になるので、樹花と同じクラスには 恵子の席は存在しないという事に…
故に、小林恵子は 別のクラスに在籍していると思われます
脚本や設定の段階では 同じクラスだったのが、実際に撮影を行う際に、何らかの齟齬が生じたのかも？
まさに、“学校の怪談”（笑） ジオウ編カブトってパラレルだったことをBD収録の地獄兄弟特典映像で知ったわ >>279
士が言うには、だいぶ時空が歪んでるそうだから >>250
今週の押し刑事部長 本田博太郎さん
https://abema.tv/video/episode/87-1124_s1170_p28604
開始 31分06秒過ぎ辺りから、本田さん登場
スター チャイルド？w
メロンの君も パティシエになって ゲスト出演 >>278
本当は 7年前に、小林恵子は 既にワームに擬態されて殺されており、
天道や影山が見たのは 彼女の地縛霊だった…… というオチだったら ホラーw
学園に巣くうワームを退治して、殺された彼女の無念を晴らし、
キャンプファイヤーの夜、 天道に感謝しながら成仏し、
星空に消えていったら、ファンタジーの ちょっといい話に >>274
（天道家の朝。 いつもとは異なり、食卓には 加賀美と蓮華が座っており、天道が作った朝食を食べている）
加賀美 「うん、 （味噌汁の味に舌鼓を打ちつつ、お椀を置く） 天道、知ってるか？ （箸で 天道を指差す）
あの “恥晒し” とまで言われた野球部が、地区大会で優勝したんだってよ」
天道 「（キッチンで振り返る） 優勝？」
蓮華 「エースで四番の 青田君一人の活躍で 勝ち進んだそうですよ」
天道 「そうか… （表情が曇る）」
（天道が思案に耽っていると、加賀美が 椅子から立ち上がって 天道に 空になった茶碗を差し出す）
加賀美 「おかわり！」 >>283
（当然のように おかわりを要求する加賀美に、腕組みして考え込んでいた天道は、
両手を 腰に当てて 眉を顰める）
天道 「しかし、何故 うちで 飯を食う？」
加賀美 「うう、（もどかし気に身を捩る） 固いこと言うなよ」
（黙々と食事を取っていた蓮華が、ふと箸を止めて尋ねる）
蓮華 「ところで、樹花ちゃんは？」
樹花 「おっはよー！」
（居間の方から、樹花の元気な声が聴こえてきて、蓮華が後ろを振り返る）
（カブト 第38話より） >>283
※ あの “恥晒し” とまで言われた野球部が、地区大会で優勝したんだってよ
この加賀美の台詞からすると、消えた野球部が聖華学園に戻ってきてから、数日は経過したものと思われる
第38話の この日は、樹花のキャンプ合宿が行われる当日である
第37話の朝食シーンでは、「キャンプ合宿は 来週」 という 天道の台詞 >>45 があるので、
その時点から、大体、一週間程が過ぎていると予想される >>283
※ エースで四番の 青田君一人の活躍で 勝ち進んだそうですよ
神隠しに遭ったのは、全部で 9名の野球部員達
その中で、 戻ってきて 試合で大活躍しているのは、エースで四番の 青田君のみ
つまり、呪いの鏡に願い事をしたのは、青田君 （分かり易いw）
「どうか、全打席ホームランに ノーヒットノーラン完封試合で優勝させて下さい！」 等と、
極めて個人的な願望を祈ったのではないだろうか？
他の部員達は その巻き添えになって 神隠しに遭遇、 ワームに拉致され、擬態されたと思われる >>283
※ そうか… （表情が曇る）
天道は、本物の野球部員の生徒達がどうなったのか、既に察しているようだ
擬態して 本人に成り代わったワームが、彼らを生かしておく筈がない…… >>284
※ しかし、何故 うちで 飯を食う？
今は 学校が職場なので、朝食を済ませた後、一緒に （または時間をずらして） 登校する気だと思われる
云わば、天道家で開かれる朝のホームルームの時間
一人暮らしの加賀美からすれば、最高の朝食と 最高の環境
「おばあちゃんが言っていた。 食事の時間には 天使が降りてくる。 そういう 神聖な時間だってな」 （第18話） >>284
（居間には たくさんの観葉植物が並べられており、その中心に 大きな紺色のテントが設営されている）
（テントの表面は 色取り取りのハートマークや小さなポンポンで飾られ、出入口の上に 一際 大きなハートと
『JYUKA'S ROOM』 の文字）
（テントで 一夜を明かしたのか、ゆったりしたピンクのパジャマを着た樹花が 中から ｺﾞｿｺﾞｿと這い出してくる）
樹花 「今日は いよいよ、バトミントン部のキャンプ合宿！」
（両手の指を組み合わせて、大きく 上に 背伸びする）
樹花 「ｱｰｯ （息を吐いて両腕を下ろす） 待ち切れなくて、ウチで キャンプしちゃったよ （笑顔）」
天道 「さあ、樹花も食べろ。 遅刻するぞ （急かす）」
樹花 「はーい」
（元気良く返事すると、自室で着替える為に、リビングの扉に向かって駆け出していく）
（カブト 第38話より） >>290
※ 居間には たくさんの観葉植物が並べられており
元々、天道家は 室内装飾に 観葉植物が多く使用されているが、この場面は 特に多い
森の中でキャンプしているイメージのセッティングだろうか >>290
（朝の聖華学園中等部グラウンド。 野球部が早朝練習を行っている）
（マウンドに立つピッチャーの青田。 振りかぶって、キャッチャー目掛けて 球を投げる）
（すると、ボールが空気の渦を巻きながら、物凄い速さで ミットに飛び込む！）
（あまりの威力に、受けたキャッチャーの身体が 後方に圧されて倒れ込んでしまう程の剛速球である）
（その光景を、グラウンドに下りる階段上から、加賀美、岬、蓮華の三人が 遠巻きに観察している）
（石段に座り込んで、練習を見ていた岬が 驚いて立ち上がる）
岬 「とても 人間技とは思えないわね…」
（喫驚しながら腕組みをする岬）
（険しい表情で 野球部を見詰めていた加賀美が、隣に立つ岬に訊ねる）
加賀美 「本部の判断は まだなんですか？」 >>293
岬 「（ﾁﾗﾘと 加賀美を見る） 一週間 見張ったんだけど、ボロを出さなかったそうよ」
加賀美 「じゃあ、アイツがワームか どうか、 ｳﾝ､（上体を捩じって準備運動） 俺が勝負して確かめてやる」
（そう言うや、ｽﾀｽﾀと階段を下りていく加賀美）
（驚いて止めようとする岬の横から、蓮華が加賀美の後を追いかけて 声を掛ける）
蓮華 「ねえ、大丈夫なんですか？」
（心配する蓮華に呼び止められて、加賀美が階段の途中で立ち止まる）
加賀美 「俺は嘗て、甲子園に出場した事があるんだぞ。 （真剣な表情で振り返る） 野球なら誰にも負けない」
（カブト 第38話より） >>294
※ 一週間 見張ったんだけど、ボロを出さなかったそうよ
野球部が聖華学園に戻った日から、ずっと ZECTの黒服エージェントが監視していたようである
ワーム側も見張られている事が判っているだろうから、他の生徒達には未だ手出ししていないと思われる >>294
※ 俺は 嘗て、甲子園に出場した事があるんだぞ
第4話の、弟の亮との会話シーンで、その事が語られている
加賀美は 小さい頃から 野球一筋
しかし、弟の亮が失踪した事により、野球を辞めて 実家を出奔、 ZECTに入った経歴を持つ
それ故に、野球に関しては 自信と誇りを持っている様子が窺える
亮 「小さい頃からさ、 兄ちゃん、ずっと 俺のヒーローだったんだ。
兄ちゃんが 甲子園のマウンドに立った時さぁ、俺と親父が どれだけ喜んだか」 （第4話）
亮 「俺を消したりしないよね。 兄ちゃんは 挫折した俺の、たった一つの自慢なんだから」 （第4話）
呪いの鏡を介して、満たされない願望を抱えた人間と 契約を結ぶ
ワームが願い事を叶えてやる代わりに、契約者の姿と命を奪う…
どことなく、翌年放送の 『仮面ライダー電王』 の イマジンと契約者の関係に似ている
同じ白倉作品という事もあり、その原型とも呼べるものではないだろうか
ワームは、擬態した人間の嗜好から影響を受けて、妙なこだわりを持っていたりする
さしずめ、今回は、7年前に 合唱部員に擬態したワームが持っていた こだわりなのかもしれない
それに、人間側の黒幕が便乗した、と >>294
（加賀美がラグビーのユニフォームを着たまま、金属バットを持って バッターボックスに入る）
（一度、素振りをしてから、バットを持った左手を 投手に向かって掲げる）
加賀美 「勝負だ！」
（その声を合図に、三塁側ベンチ方向から 一斉に選手達が飛び出して、守備に就く）
（野球帽のツバを掴んで被り直すピッチャーの青田。 ニンマリと余裕の笑みを浮かべている）
（階段の踊り場まで下りて来た岬と蓮華も、心配そうに 石段の陰から顔を覗かせる）
（校舎方向から飛んできたガタックゼクターも、階段の途中辺りで ホバリングして、
主を応援するかのように クワガタの角を カチカチと噛み鳴らす）
（青田が振りかぶり、第一投。 加賀美はバットを振るが、空振り）
（速球の威力で、受けたキャッチャーが後ろに倒れ、審判は ストライクの判定） >>298
加賀美 「……やるな。 もっと、思いっきり来い」
（加賀美が バットの先で ホームベースをｺﾂﾝと叩き、再び構える）
（ピッチャー、第二投。 更に球速が上がり、加賀美は本気のスイングをするが、タイミングが合わずに空振り）
（身体が半回転して 背中を向けた後、 正面に向き直って 投手を睨む）
加賀美 「俺は 次の一球に 全てを賭ける」
（ツーストライクで追い込まれた加賀美は、気合を入れ直して、三度、バットを構える。）
青田 「……… （薄笑い）」
（加賀美の実力を見下し、嘲弄の笑みを浮かべる青田。 大きく振りかぶって 第三投目） >>299
加賀美 「ホワタァッ！ （フルスイング）」
（だが、全力で振り回した加賀美のバットは 虚しく 空を切り、 勢い余って 倒れ、尻餅をつく）
（三振、バッターアウト。 この勝負、加賀美の負けである）
岬 「……はぁ。（失望の溜息）」
（緊迫した勝負の行方を 固唾を呑んで見守っていた岬が 大きく息を吐く）
（ガタックゼクターも 主の敗北にガッカリしたか、この場から飛び去っていく…）
（カブト 第38話より） >>300
ちょっと訂正、すいません
誤） ガタックゼクターも 主の敗北にガッカリしたか、
正） ガタックゼクターも 主の敗北にガッカリしたのか、 
