0312名無しより愛をこめて
2021/05/06(木) 23:58:33.83ID:x3GbS0+60岬 「でも、 経済的な事情か何かで 廃部になり、それが 噂の元になったそうよ」
加賀美 「えっ、それだけ? (拍子抜け)」
岬 「卒業した合唱部の生徒は、今も 普通に暮らしているみたい」
加賀美 「…… (言葉に詰まる)。 じゃあ、俺達は、誰かが歌っていたのを、たまたま 聴いただけ?」
(納得がいかなそうな加賀美の反応に、岬が頷き返す)
蓮華 「呪いの鏡についても、 鏡が歪んでて、ちょっと 映りが変なだけでした」
加賀美 「ふーん、(強風で身体が冷えて、肩を出して着ていたジャージのジャケットを きちんと着直す)
種明かしすると、学校の噂なんて 他愛のないもんなんだな」
天道 「……… (険しい表情で 沈思黙考)」
(カブト 第38話より)