驕り 第0話:後悔

ダダ:残念だったなぁ、ウルトラマン・・・お前はもう助からない・・・
ウルトラマン:・・・・くっ・・・・
ダダ:助けの来ない、この星でお前は処刑されるのだ・・・ふははははは・・・
ウルトラマン:何故・・何故こんなことに・・・・
ダダ:何故?おかしなことを言うな、ウルトラマン
ウルトラマン:どういう意味だ・・・
ダダ:お前が我らダダ一族を甘く見ていたこと、その油断が原因ではないか
ウルトラマン:私は油断など・・・・・

 そう、ダダの言うとおりだった・・・私は油断していたのだ。
 長らく地球を守護し、光の国ではウルトラ兄弟として憧れの存在と言われるまでになった。
 ゼットンに敗北こそしたが、常に勝ち続け、星を守り続けてきたのだ。
 その経験と安定した結果から私は油断してしまった。
 
 いや・・・相手を・・このダダを見くびっていたのかもしれない。

 あの時、油断さえしなければ・・・・




 時はさかのぼる・・・落ちた砂時計は舞い上がり、時計の針も逆に回る