1st(劇場版だけでなくテレビ版も)に比べると、Zの脚本の出来が違うのは事実だな
なにせ中堅〜ベテラン三名+若手(と言ってもスタジオぬえ創設メンバーの松崎氏だが)1名だった1stに対して、Zは当時の若手脚本家で固めた感じだったからね
フィーリング重視で整合性や必要性に乏しい場面があるのは間違いない
テレビ本放送時(1985年)はトミノアニメ全盛期だったんで、独特のフィーリングも受け入れやすかったから、欠点が無視されがちだったとも思う

だが、コロニーレーザー争奪戦になるのは、ある意味間違ってはいない(子供じみてると言えばそうかもしれないが
・どの勢力もコロニーレーザーの直撃に耐える拠点はない(orなくなった)
・ティターンズかアクシズがコロニーレーザーを取ればバスク同様の恫喝路線(向ける相手がスペースノイドか連邦かの差)
・エゥーゴにしても、どっちかの勢力を蹴落とすにはコロニーレーザーは必須(そのくらいには疲弊してた

あと、三つ巴の場合は勢力図の変遷はあって当たり前に思える
どの勢力にせよ、残り二つを同時に相手にしたら勝てる見込みはないので、同盟組んでどっかを蹴落とす戦略に出るのは間違ってないはず
それを利用して自身の勢力図の拡大を狙ったのがアクシズだし、裏で画策して勢力を伸ばしたのがシロッコ

劇場版Zに関して言うと色々端折ってる上に整合性に乏しい面もあるので(特に二作目)、可能ならテレビ版の視聴もすすめる
ただしジェリドやバスク、サラに関する部分はご指摘のままだし、脚本の出来が違うのはそのままなので、そこは期待しないでほしい