韓国のフッ化水素は、最も良い状態で純度99.9 %です。

半導体の特徴の1つは、基板、チップの最小化です。
ナノレベルでの製造が出来るか否かを決めるのがフッ化水素です。

フッ化水素の純度が高ければ高いほど高集積化が可能となります。

日本が製造するフッ化水素は、純度 99.9999999999 %です。

9 の数が 12 存在するレベルです。これを 12N と呼びます。
N は、英語の Nine = 9 ですね。
この9が一つ減るだけでも不良率は大きく上昇します。

フッ化水素は基板作成時(エッジング)に絶縁部分を作る為に使用します。

フッ化水素の純度が低いと絶縁部分が作られない箇所が発生し、製品化された際の動作確認で誤動作を誘発することになります。

分かりやすく言えば、PC の CPU がちゃんと動かない、ということです。

そして、フッ化水素は、ウラン濃縮に使われ、
毒ガスのサリン製造にも使われる材料です。