トランプが金正恩に親書を送った事実も知らずに仲裁者を自認する青瓦台


韓国大統領府は12日、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務省顧問から
「愚か」「ばか」などと侮辱され、「南朝鮮は(米国との交渉に)しゃしゃり出ず自重せよ」
と激しく非難されたことについて、公式のコメントは一切出さなかった。大統領府のある幹部は
「これについて言うべきことはない」としか語らなかった。

金桂寛氏は「南朝鮮当局は朝米首脳の間に特別な連絡ルートがあることをまだ知らないようだ」
「南朝鮮当局は興奮し、全身を震わせながら大緊急通知文として米国大統領からの誕生日メッセージ
を送ったと発表したが、われわれは米国大統領から親書として直接受け取っていた」と明らかにした。
金桂寛氏はさらに「南朝鮮の軽はずみな行動」「仲裁者の役割に対する未練」「元も取れないほど愚か」
などと非常に侮辱的な言葉で韓国政府を非難した。

韓国大統領府は当初、鄭室長の発言と関連して「トランプ大統領は韓国政府にメッセンジャーとしての
役割を任せた」と非常に興奮した雰囲気だった。ところが北朝鮮がこれを即座に否定し、侮辱までした
ため完全に立場を失った。米国が直接「金正恩氏の誕生日を祝う親書」を北朝鮮に送ったにもかかわらず、
その事実を知らないまま勝手に興奮していたからだ。ワシントンのある外交筋は「米国がトランプ大統領
からの親書を北朝鮮に直接送った事実を韓国にも知らせていれば、鄭室長の発言はなかっただろう」
「鄭室長が一連の事実を知りながら発言したのであれば、これはもっと大きな問題だ」と指摘した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200113-00080011-chosun-kr