台湾は2009年から8年連続でWHO総会にオブザーバー参加が認められていました。
その8年間は国民党政権下でのことです。2010年にはH1N1新型インフルエンザのワクチン株
およびウイルス株を取得できるなど参加の実益もありました。

しかし、民進党に政権交代した途端、台湾に招待状は届かなくなりました。
ちなみに、国民党政権にはWHO招待状を送っておきながら、民進党政権になると対応を変えたWHO
事務局長は、今は香港行政長官として長期デモで苦境に立たされている陳馮富珍氏です。

米国、英国、ドイツなどの主要国は台湾のオブザーバー参加を支持しており、日本も一貫して
支持する立場です。事実上の大使館機能をもつ日本台湾交流協会が先日改めて参加支持
コメントをホームページに掲載しています。新型コロナウイルスの拡大で、中国および
世界の国々が台湾とどう向き合うのかが改めて問われています。