賞候補にあがると新聞記者が群がってきて、発表当日はどこそこにいろ、もしくは所在を逐一知らせろと向こうの都合を勝手に押し付けて
賞を逃すと、残念でしたの言葉もなく去ってゆくことに、筒井康隆が憤慨していたのが何年前のことやら
母校の甲子園出場が決まって、取材が来たら
「俺が在籍してたころは野球部なんてなかった」
「校内の野球大会でホームラン打ったら野球部に勧誘された」
「校長から寄付を頼まれて100万円寄付してやった」
と、各社ごとに異なる適当なことを吹いて帰した
後日、抗議がきたら、「新聞記者なのに裏をとらないほうが悪い」