あ part3 .
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機動戦士ガンダムU.C.0079 ガラス瓶の中の小舟
第3話 Costa del Sol
サイド6の23バンチ/バマコ在住のアルセ・''クレイジー・リッチ''・ルキーストは大したガキである。
コロニー公社の幹部夫妻の子として生まれた彼は、幼くして事故で両親を失うも
親戚筋の連中に莫大な遺産やら、 開放型コロニーとしては広大な所有地をスらせることもなく
むしろ株式投資で2.5倍ほど膨らませ、遊ばせていた土地は
絶滅危惧種の保護を目的とした疑似ビオトープに整備、
残りの諸々で付近のオープンスペースを拡張、老朽化した遊具・インフラを更新するなど慈善の人生を謳歌していた。
ーーーーー
「モニュメント設置の件は?
何、現代芸術家が出身バンチから出たがらない?
尻を叩いても無理なら地元の美大生に当たってみるんだ」
「公演を依頼したラグボールの選手、はぁ、志願兵になって戦死? …先約を忘れているのか」
「…間違い電話だと!」
「・・ふぅ」
スマートウォッチのタッチスクリーンで声色を大人のそれから、シミュレーター上の本来の音域に調整し
ふと、車椅子の車輪と靴の爪先に目をやる。
自由にならない足腰、声も人工声帯を通さなければ音にならない。
「...ん?」
柱の陰から顔を出したのは、ハロのパペットだった。
「・・この不調法者、君は玄関で呼び鈴を鳴らしたことがないね」
それは呆れつつも程よく気の抜けた返答だった。
OPテーマ アル・ジャロウ - Murphy's Law
https://youtu.be/ApxjmDthMKQ
パペットの主、ラザルス・コーウェルが顔を出した。
「やー、アルちゃん、どうにも待ちきれない性分なのさ。
ゴキゲンいかが?」
「…いやもー、最悪さ」 「ため息ついてると、幸せが逃げていくよ
?」
「とっくに一生分の幸せが逃げたと思うけど、たまの訪問者は悪くない」
「そりゃ良かった!聞いたよ、新しいの」
「地下公園のこと? 耳聡いんだ」
「飲み屋じゃなかったんだー。
家の下でガチャガチャと、クツワムシみたいなんだもん」
「それは迷惑をかけた、防音フィルムを良質なものにしないと」
「いいよいいよ、耳が裂けるような音じゃないし
こっちは不法占拠も同然で住まわせてもらってんだからさ」
「悪いよ...」
「他で苦情が来たら対応してあげて、
ボクだって庭木は延び放題にしてんだから」
「庭木はそろそろ剪定しようか」
アルセは苦笑した。
「それはそれとして、さっきの公園さ。
クルマを押すから一緒に見に行っていいかな?」
「オッケー。日曜だし、僕も気晴らしがしたかったんだ」
ただしアルセはラザルスに、新しい車椅子
(何故かタイヤではなく、6足の多脚椅子だった)に乗せてくれるよう頼んだ。
わんぱく小僧にはワケのない介助だった。
ーーーーー
BGM Tehnik - Wild of the Future
https://youtu.be/sGKqt_-_uNU
「ようこそ、宇宙感覚ミューゼアムへ!」
「えーっ、ちょちょちょ? 何なのさー、これ!!」
そこはコロニー内部から地下、外殻側に造成され、前衛的な構造物や鏡面やトピアリーの数々が一見無造作に並び
すり鉢盆地の中に曲面と斜面が連続し、だまし絵のタイル敷きもあって、地面と平行に感じられる場が無かった。
加えて電源を入れれば軽微にミノフスキー・クラフトが作動し、仮想的な低Gを得られる。
「全面的にクッション養生してるからケガしないだろうけど、気をつけなよ」
念のために二人はヘルメットを被っていた。
「わっしょい! ハハハハハ!!」
「もー、元気だなぁ」
「パルクールってこんな感じかな?」
「1Gの場所なら本物だよ、あっ前方注意」
「うおぁッ!」
ラザルスの顔はザクレロ型ドームの牙(クッション材)に激突した。
「大丈夫かい!?」
「全然っ!」
「ラズは石頭だからなぁ...」
「そぅれ、もいっかいッ!」 ~ バマコ・公園ブロック ~
芝生をプリントした布の下から双眼鏡が覗く。
ブルース「あれかぁ、例の改造艦艇ってのは」
ヤッフェ「どう見ても貧乏所帯のハッテ(サイド2)が作ってた砲艦、
前後に推進機関があるなんてさ」
ブルース「ジオンに負けたもんで、
リーア(サイド6)まで武器を持ってスタコラサッサと逃げてきた奴らがいるのか」
ヤッフェ「何かあるね。
後ろ暗いから、盗られても警察に届け出られないってわけ」
ブルース「のどかなコロニーだと思ってたが、戦争と無縁ではいられないなぁ」
ヤッフェ「まぁお陰で、俺たちの食い扶持が出来るわけで」
「「へっへっへっ」」
~ 雨天野球場 ~
BGM Viks3n - Floating
https://youtu.be/uRsezLQeKMs
「こちらの改造砲艦サン・ドマングは
機動兵器時代の一旦を担うエポック・メーキング的な艦であります!」
「ほう、してその見処は?」
「両舷をご覧ください、本艦は左右に格納チャンバーを備え
コロンブス級以上のモビルポッド展開能力を持ちます!」
「コロンブス級以上! それは素晴らしい。
ヴィック・ウェリントンさえ裸足で逃げていく姿が目に見える」
「更に少数の未経験者でも動かせるんですって?!」
「しかし、モビルポッドなんですか? モビルスーツじゃなくて」
「そうだ、みんなワラワラとガンダムが出てくるようなのを望んでるんじゃないか?!」
「皆さん! 考えてもみてください。
長引く大戦争に、連邦も我々も経済が冷えきってるのは明らかです。
終戦したとして、はい軍事力強化とそう上手く進みますか?
私の著書を読んでいただければお分かりかと思いますが
連邦軍は、縮小されます!
絞り尽くされた国防予算! モビルスーツの3日天下! 海岸掃除!
全てのバンチが艦砲とモビルポッドで自衛をする日が来るでしょう!
著書の方は窓口で販売しております、是非お手に取ってご覧いただきたい」
「そういうものか...」
「あっしは保険でMSにも賭けますぜ」
「ここはモビルシップとかさぁ」
「MAだ! MAが全てを解決する!」
ブラックマーケット(オープン・ルーフの雨天野球場)は混沌を極めていた。 「おい、なんだアレは?」
「ば、化け物ォ!!」
巨大な煙管、 下駄を履いた足、玉を連ねた腕。
ブラックマーケットはゴエモンインパクトの出現で騒然となった。
「化け物だってよ!」(ブルース)
「輸送船に分解して載せられるの、これしか無かったんだって!」(ヤッフェ)
24バンチ/クールラントの密輸品にはケンプファーのような完全特務規格は無かった。
「「ともかく、その船いただき!!」」
「マリモラ、カーヤを連れて何処か隠れてなさい! 」
「は、はい! 行こうね、カーヤ」
「うん!」
マリモラ・オセチアーナは家主の言いつけに従ってカーヤ・シュケーナと避難し始めた。
「あの子たちと一緒にいた方が良かったんじゃないですか?」(夫人)
「いざとなったら疎開児童にまで構っておれんだろ」
「そんな...」
夫人は亭主には逆らえない気質だった。
~ 宇宙感覚ミューゼアム ~
「警報だ!…何の?!」(アルセ)
「このズシン、ズシンて音は......モビルスーツ!」(ラザルス)
「何処へ!」
「上層が崩れたら終わりだよ! 空が落ちてくるなら、先に上がった方がいい」
「敢えて渦中に突っ込むのか...」
「その多脚椅子、大丈夫?」
「なぁに、こういうこともあろうかと」
アルセの多脚椅子は壁に接触すると、脚部ユニットが前方にセリ出し、壁に這い
椅子の本体はエレベーターのように壁に沿って昇る形を取った。
「すごーい!」
「これはラウンドシートといって、特許を出願中さ」
ラザルスは隣の梯子で先行し、多脚椅子と出られるようにハッチを開いていった。 二人は複雑に広がる迷路の中を往く…
「おっ、この道は!」ラザルスの土地勘が冴えた。
「知ってるのか?」
「行こう、いいものがあるんだ」
彼とアルセは共に横路へと入った。
「へへっ、どうよ」
「ラズ......君も大したものを、地下に隠してたんだな」
それはジャンクの作業用ポッドに同じく脚部とマニピュレーターを持たせた
言うなれば「格闘型ボール」とでも呼ぶべきものだった。
「行こう! アルちゃんは後ろのハッチから乗って!」
「了解!」
~ バマコ・公園ブロック ~
「「け、けったいな!」」
それが互いに対する第一印象。
登ってきた陸戦型ボールと、それを踏み蹴つまづきかけたゴエモンインパクトは、出会ってしまった。
後者の前者に対する挨拶は、煙管の一撃だった。
「外した?!」
「打ってきた!!」
陸戦型ボールはレーザー墨出し機を手に取った。
「やる気か?!」
「こっちだって武器はある!」
レーザー墨出し機の裏マニュアルが空を裂き、こめかみを焼き切る!
ゴエモンインパクトは駆け出す!
「ナメやがって!」
その鼻先から熱を帯びたハンダが跳んでくる!
「汚っ!」
ゴエモンインパクトは多重関節のフルスイングも脅威だ。
「こういう時はっ?!」(アルセ)
「何だって利用するっっ!!」(ラザルス)
格闘型ボールの一本背負い!
「「わ、WaWaWa!ひゃあーっ!」」
「うわっ、逃げろーっ!!」
凄まじい音を立てて、穴から吹き出すミノフスキークラフトでワンクッション置いた後、巨大ロボットが大地のマットに沈む。
ゴエモンインパクトの動きが止まった。 「トドメを刺す?!」(アルセ)
「まって、マリモラぁー!そこにいるんだろ?」
「...ラジー? また作業機械を出してきたの!?」
「とりあえずアイツら呼んだの僕らじゃないから!」
「あ、ラ王!」
「悪ガキよ悪ガキ、カーヤはああなっちゃダメよ」
「まぁまぁ。乗りなよ、物騒だから」(ラザルス)
「さ、早く!」(アルセ)
「あたしにはラジーが物騒に見えるけど...」
そうは言いながらもマリモラとカーヤは乗り込んだ。
「うはー、キツキツ!」
コックピット内は少年少女の押し寿司のようになり、辛うじて前方のモニターを視認できていた。
BGM ローウェル・メイスン - 主よ、身許に近づかん
https://youtu.be/WmwzC9b6PoQ
「おい、あの変なモビルスーツ、起き上がるんじゃないか?!」(アルセ)
「わ!バーニア使ってるよ、お姉ちゃん!!」(カーヤ)
「不味い、逃げよう!」(ラザルス)
「何処によ?!」(マリモラ)
「船に乗っちゃえ!」
変なボールは改造砲艦に駆け込んだ! 「出港?! あのドーム、搬入港まで繋がってるの!?」(ヤッフェ)
「追うぞ、立て、立てんだゴエモン!!何故立たん!」(ブルース)
「またお前たちかーっ! コロニー内にMSを持ち込むロクデナシ共め!」(シュウィマー)
「あーっ! こないだのド、ドラケンEじゃないか!? ポリタンクまで!!」(ブルース)
「ぎゃーっ!!」(ヤッフェ)
「こうなったら逃げるぞ、コロニー警察も見てみぬふりをしてられんだろ!」(主催者)
「なんかチャンバーのハッチが、いや、閉じました」
「エラーが出てるじゃないか! チェックレディは何をしていた。
まぁいい、ゲートは開いているな? 逃げるぞ!」
艦橋では素人の大人たちがジタバタ。
「この艦、何ていうの?」(アルセ)
「よくぞ聞いた、我が砲艦はサン・ドマング! って、貴様らはなんだ!?」
「サン・ドマング、カッコいーっ!」(カーヤ)
「カッコいい? あぁもう、知らないわよ」(マリモラ)
「よーし、戦艦サン・ドマング、発進!」(ラザルス)
「勝手に指揮を取るなーっ!」
少年たちは冒険の切符を手にいれたようだった。
EDテーマ 熊谷幸子 - Sail Away
https://youtu.be/ycMHe9Q9YHM 第3話脱稿
一昨年のSSの焼き直しです
鰐尾天命反転地は宇宙感覚ミューゼアムに変更、細かいところ盛ってますがおおよそ変わりません。
モロンダバとしていたバラクーダ型砲艦の艦名はサン・ドマングに変更、子供たちが勝手に命名するシーンはカットです
ゴエモンインパクトはガンプラで再現可能とのことから採用しました↓
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/2208/28/news060.html
次回は無銘天翔のアルマトイ編を続けようと思います、では! 耄碌爺の厚顔無恥はマジで何しに来ているんだろうねw 乱立荒らしで建てたスレが乗っ取られたくらいで泣くなよ、涙ふけ 痴呆老人だけあって意味不明な事言うなw
態々寄生虫と自己申告ですかw 大体、出オチのスレが新しい使途を得て使われることも
仕方ないからフリースタイル気味で行こうというのも
新旧シャア板じゃよくあることだ
なおID無しの立てたスレは見たことがないw 白むすびとザーサイを合わせて食べて、オレンジジュースで流し込む
これがシンプルに美味い 池波正太郎はエアグルメリポーターだった…?(飛び火) 叱られるには資格が要るだろう?
その下を行くのが怒られる資格だ
お前にはそういうものがないし、IDもsage進行もない、カスだよ(笑) 滑ってもスルーされても糞レス連投を欠かさない耄碌爺キモーイ そうだね君は鏡を見た方がいいねw
寄生虫の分際で五月蠅いな流石耄碌爺 オウム返しが一番賢い言い回しだと思っている辺り、かわいそうな奴なんだな 唐突な自己紹介どうしたw
耄碌爺は自身の発言覚えてないのが愉快だな いや駄文は外から積極的にソース取り寄せるし普通にキ○ガイ無視もするが…
頭大丈夫? 町は朝から回ってるんだよ
あ、引きこもりはカーテン開けるところからだっけ?w 何の反論にもなってないワンパ発狂芸か
ブログでやるかツイッターでやるか自分でスレ立ててやれよ荒らしでも寄生虫でもないって言うならな どうも朝が始まってない奴からクソリプされてるらしい ブログでやれ→嫌
ツイッターでやれ→嫌
自分でスレ立ててやれ→嫌
でも放棄されてスレは私物化するよwww
なにこれw ブログ→めんどい
ツイッター→めんどい
スレ→既に立ってるし削除人は間に合ってない
これな 当たり前だろ
俺達負け犬種厨にとって荒らしこそ人生の唯一の愉悦 終わってるのかカテゴリーとかカーストじゃなくて、お前自身なんだよなぁ 負け組種アンチョ馬鹿橋と寄生虫の耄碌爺の汚いコラボ会場かよ 終わってるのは日本だろ
政治家の責任だ
俺のせいじゃない 民主党であれば今でも日本は最高の国だった
耄碌爺には理解できないだろうけど 転嫁芸大好きなダメヒトモドキが>>665-666ですw >>667
民主党が与党になった時売国に動いていたぞマヌケw
>>668
祖国に還れwww
>>669が無職なのは自業自得 独りで意味もなく連投している輩がいる、俺は怖い
あー怖い怖い 自分が独りでマルチ荒らししているから他の奴も同じブヒィィィッ!…流石耄碌爺馬鹿である まあこれからも荒らし続けるから覚悟しろ
お前は俺達のサンドバックなんだよ バレてないと思っている馬鹿橋であった
これがCEO()のお仕事かwwwww 馬鹿橋に騙されてるのかボッチ故に相手も独りと思い込んでるのか惨めな耄碌爺であった そうだね寄生虫耄碌爺とCEO()馬鹿橋は燥ぎ過ぎだよねw 駄文→wifiが変わっても一貫した鳥を使ってるので識別可能
ID無しガイジ→キレたら連投、鳥もワッチョイもIDもない
いやもう、頭が可哀想でもらい泣きしそうですわ ぶっちゃけ複数人いたところで連携が出来るような関係じゃないし、塵芥に他ならないですw >681
50代無職種アンチ橋おっさんは今日も朝から親のサンドバッグになりながら僕らに嫉妬かい?
ぶっざまー() >>684
自己分析お疲れ様ですwwwwwwwwwww 身分証明の手段を自分から捨ててゴミに成り下がるのは、只の社会不適合者(のウンっっっと下の方)なんだよなぁ 引きこもりは「身分証は?」なんて聞かれないものなぁ、ある意味うらやましいわ 削除依頼出して無いのに出したと言い張り自分で立てたこと無いのに立てたと言い張る嘘吐きwwwww
嫌々期の寄生虫の耄碌爺の見苦しい言い訳にもなってない寝言 「作った」と書いたことはあっても「立てた」とは書いたことないんだよなぁw
都合のいい解釈しかしないから、社会に出ても詐欺師のカモだね(笑) >692
それ親の前で言えなくて蹴られるがままな50代無職種アンチ橋おっさんだっせー
プークスクス 自己正当化と転嫁芸と迷推理しかやる事の無い汚物が>>691-692 あとSSに関係した削除依頼は、スレ内で依頼された赤軍スレ2について仲介しただけで
駄文としては使いようのある乱立は使い潰して、他の乱立は放置or削除依頼としている
何もしない、ただ喚きたいID無しガイジには無縁の話だったかしら ハイハイ俺は悪くないですねwww
マジで自己正当化と責任転嫁と迷推理しかしないなこのボケ老人 決まった言葉しか使えない人生は不自由だと思う
お悔やみ申し上げます 番号を取るのはシャア板に限らない文化だけどな
野蛮人には難しかったかな? うーん、自分で勝手に勘違いしたのをホラ吹き呼ばわりかぁ
普通にボラれそうだし、家に籠もってROMってるのが正しいよ、そうしなさい 飲み屋でチーズリゾット食べた後に小腹が減ったので仕方なくトマトリゾットを食べる
コレせめて逆ならなぁ…w ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています