成績は1000メートルは35位、1500メートルは23位。個人の結果は振るわなかったが、日本選手団最年少として話題を振りまいた。

羽生:中学生が冬のヒロイン。いいね、中学生って。若い!
高木:え〜、でももう大学生になっちゃったんだよ。早くて、早くて。
羽生:そう、しかも大学生になった瞬間に年を取ったなと。疲れる…。
高木:休みの日は部屋にいたりする。遊びより休息。今年から大学で、東京で寮暮らしだし。(※1 北海道出身の高木は帯広南商高を卒業後、4月から日体大に進学した。)
羽生:自分も早大の通信教育だけど、課題もあるし、結構大変だよ。
高木:まじめやな。ほんとに。
羽生:でも、なんで大学選んだの?誘いもあったでしょ。
高木:実業団とか「地元に残って」とかの声はあったよ。スケートだけで終わりたくないと思って、将来を考えてかな。トレーナーの知識に興味があるし。
羽生:僕は指導者かな。いまは精神的なコントロールと、その時にどう肉体が動くのか、を勉強中。「終わり」って思った瞬間に体が動かないように指令を出すこととか、「ミスしちゃ駄目だ」と思った時点で駄目とか…。メンタルトレーニングやるでしょ?
高木:いや、やらない(即答)。根性一筋…かな。滑る前はできる、できないとかは考えない。