これじゃね

中国や韓国では、羽生の非公認ファンクラブまで結成されており、
団体で会場入りして応援しているという。そこに目を付けたのが中国の現地企業だ。

「いくつかの中国企業が高額なギャラを羽生のマネジメントサイドに提示し、
囲い込みに向けて動き始めました。すでに羽生は複数の国内企業とスポンサー契約も結んでいて、
『海外(中国)とはいえ、すでにスポンサー契約を交わしている同業他社のCMに出るのは難しい』
と回答していますが、諦めきれずに億単位の出演料を積み上げてきた中国企業もあります」(関係者)

もっとも、報酬の釣り上げ合戦で最初に争奪戦を始めたのは日本企業の方だ。
昨今でこそ落ち着いてきたものの、中国企業はこうした経緯も知っているだけに
「爆買いしても、元手は取り返せる」と思ったのだろう。

「新たな日本企業も羽生のスポンサーになろうとしており、
中国企業を相手にマネー戦争ともなれば、日本企業に勝ち目はありません」(同・関係者)

しかし、応援に駆け付けた中国ファンは会場でのマナーが悪いという。
本番前の公開練習でテンション上がり、ほかの観客が引くくらい興奮したり、
宿舎ホテルまで追い掛けたりということもあるそうだ。こういう態度も見てきただけに、
羽生は中国企業の協賛を断るのではないかとの見方もされている。

「新たにCM出演の交渉をするとしたら、出演料は1億円からのスタートとなるでしょう」(前出・記者)