スピスケの長島カッコいい
たとえボロボロの演技でもこんな風に言える人なら尊敬されただろうに

独特の美学を貫いた。6位に終わったソチ五輪後の15年4月に一度、現役引退。ただ、1年後の16年7月に現役復帰を表明した。
長年所属していた企業を退社し、フリー同然の立場で出直し、常に重圧を背負いながらだったこれまでとは違い、競技を楽しみながら戦ってきた。
「小さい頃から、スケートを嫌いになって辞める人を見てきた。自分がそうなるのは嫌だった」。
五輪選考会となるこの大会を最後のレースに定めたのも「若いときにたくさんの人たちをボコボコにして、引退に追い込んできた。最後はボコボコにされてやりたかった。これでいい」と、長島なりのケジメだった。