安美姫(アン・ミヒ)の「恨の精神」

■「恨」とは

「朝鮮民族の被害者としての歴史と、民族の苦難に対する嘆き及び自己憐憫による陶酔感を、
時空を超えて民族間で共有する事によって醸成される、粘着質の情緒」の事です。
この「恨」を共有する朝鮮人にとって、自分の痛みと他人の痛みは同一であり、
また現在の自分の痛みと過去の先人達の痛みは同一なのです。

ただしこの「恨」はあくまで「被害者としての歴史」を前提として成り立つものであるため、
朝鮮人の加害者としての歴史は完全に無かった事になっています。また、
彼らは自分達の加害者面に触れられると大抵激昂しますが、これがいわゆる「火病」状態です(笑)。

「恨」は時間とともに蓄積していくものであり、隙あれば解消される事が期待されますが、その解消の方法とはつまり「復讐」です。
また、「恨」は朝鮮民族の被害者面だけを蓄積するため、 彼らの民族的記憶に「恩」が残る事はありません